« 2006年07月 | メイン | 2006年09月 »

2006年08月01日

駒苫の主将がメガネ。

 中々梅雨があけませんねー。
 最近は資格取得のために、通信教育講座を受けています。課題の中には、テキスト読んでも放送聴いてもわかんない、ぐぐらないと解けない問題とかあってワロス。まあ、メディア活用の講座だからかな…でも可笑しいな。
 でもそんなことより、なんで漫画の保険医っていつも不在なのかなあって思うんですが。職務怠慢なんじゃ!?
 ていうか医者と言えば、バイト先の近くに結構大きな病院があるのですが、そこの一階にコンビニが出来たのでよく利用してます。希に白衣の人が買い物してたりするので、それは衛生上どうよと思いつつもつい萌えてしまいます。医龍のせいで、すっかり白衣萌えも表に出てきてしまいました(今までも心の中で萌えてたんですけどね。
 いや、そうじゃなくて。フジミの刊行ペースは作者の本業(市議会)と副業(絵本作家)と他シリーズの刊行ペース(なんか葬儀屋とかまで始まった…)を見ているともはや尋常ではないように思えてくるのだが、ていうか今月ロマンセ出るんだ、…まだロマンセ書いてたのか!びっくり。フジミ濃度が薄まるはずだわーそれは!

 ちがーう!
 「試合中だぞ!お前キャプテンだろ!!」な花井は「責任感が強い」のではなく、「キャプテンなんだから責任感が強くなくちゃイケナイ」と思ってるからカワイイのだなあと思った。子どもなんだ!
 花井カワイイ!(一番書きたかったことはコレです!

2006年08月02日

神楽坂はん子『駅から5分』

 夏のお祭り、生まれて初めて全日参加しないとかもしれない。
 あああ。

 ボロアパートの大家さんと住人どものお話で、別に住人ども×大家さん総受けとかそういうエグいお話ではない。

 なんかユルユルだったけれど面白かった。
 もうボーイズラブというか、ただのユルユルギャグ漫画。大家さんの恋愛も、ほとんど進展しないまま終わってるし。中国人留学生とか、売れないお笑いコンビの片割れとか、エリートリーマンとか、住人たちがフツーにいろいろ面白い。なんというか、ギャグと言っても、きっぱりウケ狙い(受け狙い?)ではなくって、もっと混沌としてるかんじで、これは好き嫌い分かれるんではなかろうか。わたしは大好きだ。シャレードだし、館野とお子『高山君の修業時代』みたいな枠なんだろうな。

 はん子さんは『帰れないんだよ』の贋作作家ものが一番好きですが、あれの書き下ろしのユルさとかツボだったし…。こういうユル方面ももっと描いてほしいなあ。

 ただ、この表紙の絵がえらく心配である。こないだの書き下ろしみたいな絵で、あんまり好きではない。

2006年08月03日

高遠琉加『好きで好きで好きで』

これはもう何処から反応すればよいのか。
市川染五郎「最近ボーイズラブがはやっている」

 ええと、結構前に読んだのです。いろいろなところでタイトルを見た気がしたのと、全く見込みのなさげな片想いものという紹介も気になってたのだけど、しかしビブロスのノベルスなので入手できなくて困ったなと思っていたら、過日さいたまのブックオフにて発見。わーいわーい。

 …読めてよかったよ!わー!

 一般企業に勤めるノンケで誠実そうな大人系攻め(暫定)と、フラワーショップでバイトを始めたらそこのお嬢さんの恋人が高校時代にフられたあの子=攻め(暫定)でしたァ!という、なんてハイパー気の毒な受け(暫定)。
 攻め(暫定)とお嬢さんはほのぼのラブラブで、超いたたまれない受け(暫定)。
 で、このタイトル。

 さすがBL!
 少女漫画がどこかに置き忘れてきた、切ない恋愛物語を平然と書いてのけるッ!
 そこにシビれる!あこがれるゥ!
(え?

 受け視点で描かれる前半は、せつなー!でダメダメでイイ感じです。もしかしてこのままアンハッピーエンドなのかとドキドキしましたよ。
 後半は攻め視点で、受け視点で描かれてきた部分をかなり再描写しているので、最初はあーそれはとばして、この後の話を早く書いてよーと思ったのですが、この攻め視点での語り直しがうまく活きていて、意外になかなかよかった。その後となる部分も、攻めがきちんと成長というか成長&変化していてよい感じ。以前も書いたけど、BL片思いものってやはりそれをどう乗り越えるかが別れ目なので、せつない片思いはよく書けてても、それをひっくり返して両思いにするときに、片思いは勘違いだったの☆とかされると一気に安くなってしまう(まあ安くならない場合もあるだろうけど)のだけれど、このお話の場合はほんとに片思いの所からきちんと変化していくので、しかもそれが納得できるような変化の仕方なので、とてもよかったと思う。
 でも後日談がもうちょこっとでもあるとよかったなあ…。受け視点での幸せが描かれてないから、その点でちょっと不満が残るのだろう(だってさんざん切なーだった受けがやっと幸せに、というのが、直接は書かれていないのだもの。

2006年08月05日

gdgdだ。

 こないだもち吉の菓子を食べていたのですが、販売者を見ていると、もち吉は本店直方にあるんですね。ふんふん、直方の、字、……字餅米…?もちだんご村…?餅乃神社前………???
 本当なんだね!

「高校野球チームを作ろう」が、あったらいいねえ…。

 昨日から「食神」を見てた。予想していたよりちゃんとストーリーがあるので驚いた。

 あと、今日は花火だった。

江戸川

 あと、ドイツのプーチンファンサイト。
 Vladimir Putin

 すごくgdgdだ…!
 ラーメン食べたい!

2006年08月06日

鳥人ヒロミ『彩おとこ』2

 一月以上前に読んだのだが、書くのを忘れていた…。面白くなかったとか、そういうわけではないです。本当に。まあ少尉不足でムってはいますが…(笑、でも兄弟メインでも結構面白かったというか、彩おとこは萌えも十全にあるのだが、話もちゃんと面白いので、まあ諦めがつくというか。

 しかし、ここまで濃く兄弟の絆を描出されてしまうと、少尉の立場がないというか、少尉が今後どうやって蘇芳にとって一番大切な人間になりうるのだろうかと興味津々。蘇芳の少尉に関する言葉の軽さ、少尉に関するモノローグの軽さ(この両者は同じレベルでは言及できないかもしれないし、一旦は分節して考えるべきだが)を、どう乗り越えるのか。そのため(少尉が蘇芳にとって大事な存在になるため)には、少尉だけではなく蘇芳も変わらなければならないだろうし。わーワクワク。

 丁子と黒鬼の方はとりあえずいい(笑。黒鬼はめちゃイケメンなんだがまだキャラがよくわかんないし、どうも丁子がわたしには微妙。

 くちなしの一族にかんしては、これ一般誌ではちょっとキワドイ設定なんじゃないかなあと…大塚英志あたりが故意犯的に使うとかいうのはありそうかも。つまりサブカル。でもディアプラ編は特になんも考えてないんだろうな。紅丸さんが豪気で男気があってよい。

2006年08月07日

桐山光侍『忍空-SECOND STAGE-干支忍編』1

 そこそこ面白かったのだけど、よくわからない。前の話も読もうかな。
 橙次と藍朓はまだ出てこないのだけど、人物紹介とか見ていてこんな顔だったっけかとすごくおののいた。
 あ、ウルジャンではもう出てきてるのかな。読んでみようかな。

2006年08月08日

鹿住槇『二度とこの手を離さない』

 これも書くの忘れてた。
 大企業から小さい健康食品会社に移ってきたエリートぽい攻め×その高校時代の同級生受け。
 と書いてみて判るように、性格付けがいまいちパっと出てこないんですな。
 高校時代にそんな関係になったが受けがビビって逃げて、十年(だっけ?)ぶりの再会というのと、攻めが男と二人暮らししてて薬指に指輪してるのと、一方受けがノンケっぽいというかほぼノンケ、という辺りが見所か。
 なんだけど、そういう筋で追わせるお話ながら、最後の方とかあっけなくて、ちょっと拍子抜けしたかなあ。
 タイトルがスピッツけもの道っぽい。嫌いじゃないけどあんまりお話に合わない気もする。

 ライトグラフⅡという絵描きは知らないけれど、小笠原宇紀にソックリだなー小笠原宇紀のほうがちょっとうまいかなーと思ってたら、同じ人だった(サークル名なの…?。というか、アマゾンには小笠原宇紀って書いてあってもうなんだかよくわからない。何かあるのかな。おまじないとか?(笑

2006年08月09日

読みたいもの。

 浦学なんて…!!!!!!!!

 読まほしきもの。
 純情榛名のハルミハ。榛名は恋愛ごとになれば三橋相手でも絶対オクテだと思う。阿部は邪魔に来ないでよろしい(だってなんかかわいそうになってくるから。
 両想いアキカグ。武蔵野のチームメイト時々メオトな二人。榛名が失恋しない前提で。…ん?…いっそ(略。
 大地ミハ。もう無茶苦茶である。大地はすっすんません三橋くん!、でも、なんだよー三橋ガハハハハ!、でもいいです。

 とことん邪道である。

 阿部父+三橋。エグいことを望んでいるわけではなく、純粋に邂逅してみてほしい。一体この二人でどんな会話がなされるのか。阿部父は大人になった阿部なのか。もしかしたら阿部よりも上手に、そして田島とは違った方法で、三橋とコミュニケーションできるお方なのではなかろうか(単なる希望である。
 モモカン+花井。早く謝ってしまえ!


2006年08月10日

『ダ・ヴィンチ』9月号

 昨日の日記はなんだったのでしょうか。
 呆れて二の句も継げません。

 ヤオイ特集だったので購入。
 読んだことないヤオイ小説がいっぱい紹介されてるから、読んでみようと思って。

 まだきちんと記事よんでないのだけど、しかしBL芥川賞とかって取り上げられてるのが今市子、西田東、藤たまきって…なんというかモロに文学趣味的(あんまり良くない意味でね)だなと思ったけど、妥当でもある、かな。よいヤオイを選ぶという枠の中で、これが一般誌という状況も加味して、最大公約数を選んでるなという印象。
 なのだが、なんで『楽園まで』?なんで『恋をしましょう』?理解できない。今なら『大人の問題』でいいじゃん。西田なら『彼の肖像』でいいじゃん。最新作を出してるのかなとも思ったけど、藤たまきは『ジムナスティック』だし…よくわからない。

 テレプシコーラは微妙な均衡と嵐をかかえた篠原家がしんどいね。六花ちゃんがんばれ。
 次回で第一部が終わるらしいけれど、第二部っていつからはじまるのかなあ。

2006年08月11日

一日目。

 なんだかものごっつい疲れたわー。
 コミケ初日いちきました。

 今日はわたし的には青年漫画デイ。というかおお振りデイ。
 以前も思ったがとにかくものすごいCPが多くしかもみだれまくりで圧倒されてしまう。リゾーム的広がり。ジャンル:桐青はまだしもジャンル:戸田北ってスゴイ。ハマイズが大きかった。大地本とか崎玉本はあんまりなかった。ハルミハも殆どなかった気がするんだが見落としたかなあ。
 あと、アベミハとミハベがものごっつい離れてるのはアベミハと他ミハ受けは共存できるけど、アベミハとミハベはありえないからなのだろうなあと改めて思った。パートナー交替よりもリバの方が禁忌というのもヤオイの不思議なところのような気が(誰か論文化する?
 男性の非ヤオイサークルさんもいた!頑張って!
 そんで、タジミハ(来年タジミハオンリーがあるんですって!)とかハルカグ(ハルカグサークルは新刊軒並みはけてた…残念だがまあいーや思ったよりお金つかっちゃったし)とか少しずつ購入。

 明日どうしようかなあと悩み中。行くべきか。行かざるべきか。
 あさっては礼子ちゃんと一緒に順子ちゃんです。

2006年08月12日

タジミハイズの臨海学校。

 今日はやっぱやめましたー。
 雷雨ったし、よかったかな。

 あーそれはさておき。

 おお振りっていいなあー( ´∀`)


りんかいがっこう。


 なんか泉が違うひとだね(笑。妙にデカくみえるし(設定ではみはしとは三センチ違うだけだ。
 でもいいの!泉オトコマエだから!

 えーと、ごめんなさい。
 イズミハだっていいよ!
 なんか三橋のナイトだよ!
 「捕ってやるぜ三橋!」「昨日の試合ならこれくらい当たり前」!
 泉ってクールぽいし浜田には辛辣なのに、三橋にマイナス感情持ってないか、あるいは持ってても全然出さないので、阿部とか花井とも違う感じ(泉視点てあんまりないから)だし、実は結構カコイイんだよね。しかもなんかあまり表に出ないキャラだし、そんな控えめなところに気づいてしまうとハマってしまう感じです。

 …何書いてんだ一体!

2006年08月13日

三日目。

 いちきました。暑かった…!
 入場前に並んだのは15分くらいだったけど、日光にやられそうだったので頭にタオルをかぶってぼーっとしていたら、はたと気づくとバスター君Tシャツにネルフのロゴ入りタオルといういでたちになっていた。偶然なんだけど(ネルフのタオル、ちょうどいいサイズなので結構よく使うんですよ)なんかガイナックス大好き人間みたいで…。FLCL見たことないんだけど。

 本は結構買った。と思う。
 純情とか熱愛とか渇愛とか…初めて本を買ったのだけど、随分たくさん出してらしたのですな…まとめていっぱい読めてうれしい。
 さあ恋…ペット!スゴイ!この人のギャグはスゴイ。今一番好きな商業作家かもしれない。
 第三帝国の新刊がなかった…通販のこと伺った方ご本人だったのかなあ…自分コスだったのが恥ずかしくてなんとなく聴けなかった…残念。
 タクミ…さっちゃんと中前くんですか。しかもさっちゃん本人出てこないし。
 それから、アンティーク…!!!!!ねたバレ気味すみません!!(書かずにいられない。反転します。
 小野が諦めちゃった=成長…しちゃったんだろうなあ、あれは。
 小野が辛いのは、小野が千影にヒドイのは、橘が「いい人」だからなんだよなあ。
 一方の橘は、でこちゃんを受け入れたら成長できるだろうし…そう考えると、小野と橘の歩く道が交わることはもうないんだろうなあと…。
 やー、橘と小野がデキちゃったらちぃがもんのすごいかわいそうだし、わたしは小野を嫌いになってしまいそうだし、なので、いいんですけど。
 でもやっぱり、橘に受け入れてもらえない小野はかわいそうだと思ってしまう。
 かわいそうというのともちょっと違うか。
 何というか、同人アンティークはBLとして読んでいたので、ゲイが惚れ続けたノンケに受け入れてもらえない、というのにわたしはビックリしてるのかもしれない。

 よしながふみの現実的なお話って、あざとかったり微妙だったりてことも多い気が(個人的には)するんだけど、アンティークは面白く描いてくれたような気がする。
(や、まだ終わってないのだし、今後わかんないですけどね。

 というわけで、今回のコスはやじさんでした。
 真夜中ではありませんよ。
 学園道中記ですよ。矢島順子ですよ。
 といってもごくフツーの制服ですが、なんか制服久々で楽しかった。マリィさん@キタさんで合わせましたが、きっと誰にもネタ判ってもらえなかった…!!(涙。

 あと、クラウザーさんをお見かけした(ついクラウザー様とか言いそうになったけど、あくまでクラウザーさんだ、笑。マリィさんとスゴイ!と大興奮していたらこちらに気づいてくださって、ファンの人(?、笑)が「流石クラウザーさんだ!女子高生(?不明)にも大人気だ!」とか合いの手を入れていて、非常に臨場感(?)があり可笑しかった。写真撮影にも快く応じてくれたり、ジャギ様たちは居ないんですか?と聴いたら、プライベートでは別行動なんだと仰っていたり、なんか色々リアルで楽しかった。

 さて、次の冬は三日間だそーです。
 冬こそサークル参加できるといいなあ。

2006年08月14日

葛井美鳥『月天堂顛末記』

 警備員×便利屋。
 ごめんなさい。
 失恋マニア以外は…あまり面白かったことがない…!
 望のようなちっちゃくって元気な受けは、作者の一番の持ち味なのだろーがしかしニガテだ…しかもツンデレ…。ツンデレが嫌いというよりは、合わせ技一本という感じですごくニガテだ…(失恋マニア敦也はいいと思うんだ…。
 一方の妙に顔の可愛い攻めは嫌いではないが…。
 望の弟はもっともっとブラコンだったらよかったのにと思う。
 内容に関しては、特にどうもこうもない。便利屋がせっかく下町の和風なお家なのに、応接室にはソファがあったり、望もただはっぴきてるだけというのがなんだかもったいない。もっと和風を活かせばいいのに(でもこの作者はそういう芸風ではないような気もする…。

 ところで警備会社はシリーズ化だそーだ。エエェ…。

2006年08月15日

京山あつき『さよならBaby』

 ショタというかなんというかBLでもないというか…
 リーマン×リーマンの彼氏、に、+中学生のいとこ、とりあえず。
 中学生のいとこを預かるハメになっちゃったリーマン、二人のどきどき微妙な心の動き、を京山あつきらしいライトでコミカルかつ電波なエクリチュールでさあどうぞ、という感じ。
 第一話くらいは、すげーワガママな中学生と全然優しくないリーマンの掛け合いがなかなか絶妙で、中学生が布団敷きながらべそかいて、既に睡眠中のリーマンに「てつだってよ…ねえ!」とかのしかかってたあたりは、おバカでかわいいかも…と思ったけれど、けれど。

 後半にいくにしたがって、リーマンの彼氏が不憫で不憫でいい奴で…(笑。リーマンの扱いもヒドイし中学生はワガママだけどちょっとカワイイし、それを傍観しなきゃいけない彼氏がただただカワイソウ。なのに中学生にほだされてる…いいひと!(笑

 仮面ティーチャーの短編は相変わらずギリギリで面白かった。
 まだ自分の性癖に未自覚な師岡が小学校の教育実習に来て、キラッキラしている生徒達を見て
「なんだかわからんが…すっ…ごいいいところだ」
 とか言ってるところがすごい可笑しかったというか…ちょっと判る(笑(判っていいのか???(いや、それにわたしの場合は小学校ではない(あとわたしの場合はいろんな事情でそこまでピュアに喜ぶことは出来なかったのだけれど。

 …でも判る!判るぞ!!!(だってだから覚悟を決めたんだもの!!!

2006年08月17日

紅蓮ナオミ『温泉ターザン』

『温泉ターザン』を読む前に言っておくッ!
 おれは今やつのコミックスをほんのちょっぴりだが体験した。
 い…いや…体験したというよりは全く理解を超えていたのだが…
 あ…ありのまま今起こった事を話すぜ!

『超後ろ向き主人公が樹海で自殺を図ったと思ったら
 いつのまにかターザンと名乗るプロレスラーとエッチしていた』

 な…何を言っているのかわからねーと思うが
 おれも何を読んだのかわからなかった…
 頭がどうにかなりそうだった…
 放送禁止用語だとか年齢制限だとかそんなチャチなもんじゃあ断じてねえ
 もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…

 なんと言うか…
 (;゚д゚)怖かった!頭がおかしくなりそうだた! 

 表題作は、…温泉?温泉???なんで???
 他の作品も無茶苦茶すぎる。
 なんだよアンダーヘアサロンって。
 なんだよドラいもんって。
 しかし、このコミックスを手に取った時には、こんな題名で一体どういう購買層に何を訴えるつもりなのか…と思ったものだけれど、…この短編集、他にコミックスのタイトルに出来るのがない!!!(笑。「温泉ターザン」の他は、ここに書けないくらいひどすぎるのですよ。とにかくまあ、それぐらい驚天動地の短編集だったということで。
 あー。えーとしかし、あんまり面白い作品はなかったかな…。ドSの国語教師の話は結構好きだけど。
 話の面白さやギャグBLを求めて読むのではなく、とにかく今のピアス、今の紅蓮ナオミの状態を見ておくか、くらいのモチベーションで読むとよいかと。

 紅蓮 ナオミは花音に行っても全然平然とかわらぬテンションなので、ちょっとスゴイ。作者コメントにはじめてリーマンを書きました、とかあったけど、何か他に言うことあるんじゃあ…とか思ってしまった(笑。

2006年08月18日

天王寺ミオ『恋はあせらず』

 なんだかんだ言って既刊は全部買ってしまったのだが、そろそろやめよう…。

 というわけで、「君に会いに行く」のサブキャラ、副会長草間のシリーズなのだが、…受けがよく判らない…なんか前向きで健気に尽くすタイプ、なのかと思っていたら、両想いになると妙に元気っ子でわがままは言うわ勘違いでつっぱしるわ、なんとなく一貫性がない印象。視点人物がそうなので、イマイチ全体的によくわからん感が残った。
 草間の感情の変化も微妙にわかりづらく説明不足で、こちらも感情移入できなかった…。
 絵は相変わらず、デッサンがそこかしこでズレ気味だが、画面処理は丁寧なのでよいと思う。

2006年08月20日

だから暑いのか。

 オシム監督を見ていると誰かを思い出すなーと思っていたのですが、たぶんそれは安西先生です。

 駒苫対早実の引き分けにワクワクしましたが、十五回に入って、敵も味方もなく誰も彼もがニコニコと、すごく誇らしそうな顔になってたのが印象的でした。カワイイなあ。カワイイなあ駒苫のメガネ
 しかしどうも、紺碧の空の大合唱を聴くとムってしまいます(笑。別に駒苫を応援しているわけではないのに。やはりわたしかなり染まってんのね…と、このごろつくづく思います。
 しかし、紺碧の空みたいに、得点時に歌う応援歌ってやっぱり特別な歌になっちゃうよね。もーすごいカタルシスがある。や、だから紺碧の空は逆にムってしまうんですが(笑、でも好きな曲でもあります。

 ところで、今日古書店で見かけた。

URYYYY!

 わー!
 やっぱ燃えるな!
 詳しいことはジョジョ日記に書きましたが、なんかディオがめちゃめちゃ重要な存在ぽいので、ますます燃える!
 ところでこのポスター、映画は2007年公開、って書いてあるんですけど…いつの間に延期になったのやら。

2006年08月21日

道後温泉


に、来ています。

2006年08月22日

土佐


というか、高知に来ています。写真は横綱犬。

2006年08月23日

地の底


に、来ました。

ナルト


忍者ではないですとも。

2006年08月24日

帰りました。


今日はこんぴらさんにいちきました。
今は東京です。
詳しくはまた後日にでも。

追伸、レスくださったみなさん、産休でした!

2006年08月25日

『アフタヌーン』十月号

 え?
 四国旅行記?
 明日ですよ、明日!!!
 だって今日は25日!
 ただし、ちょっと絵はお休みで。

 しかし、なんか偉そうにタンカ(というほどでもないが)きっといてなんですが、…今回かなりヤオイじゃありませんでしたかね?

 三橋は田島と一緒にいるといつかデカい怪我をするんじゃあなかろうか…(笑。でもこの二人が仲良くしてるのは、仔猫がじゃれあってるよーでほんとかわゆい!109ページの最終コマが輝いて見えます!「ゲンミツにしょんぼりすんなよ!」そしてそれを信頼し切っている三橋も、ちょっと成長してきたなあ。自分は一人じゃなくって仲間がいるってことを受け入れて、田島には全幅の信頼をおいてるって、四月の三橋からは考えられないかもですな。
 そして有言実行な田島様、それを三橋に「なっ」で、「ス ゴ…ッ」だなんて…かわゆい…!
 田島は三橋大好きだね!
 田島は西浦のヒーローなんだけど、ピッチャーだからか三橋がへこみやすいのをフォローしたいからなのか、西浦の中でも殊に三橋のヒーローだなあというか、三橋のヒーローたろうとしてるようにさえ見える。まあ確かにガキ大将タイプなんで、三橋を構いたなのもそういう方向なのかもだけど。
 でも、ちょっとやおい!

 ところで、一塁走者の栄口に「リードでかくな!」って、二塁の田島が言うのは…フツーのことなの?(笑。しかしそのリードが活きて、栄口は走って泉はアウトにして田島はマジにホームに帰ってんだよね。田島様のヒーローっぷりがいかんなく発揮されて、モモカンの花井へのプレッシャーが活きてるなあ。ただ、田島のケガが崎玉キャプにバレちゃったのは…何かの伏線?コワイなあ…。
 それはさておき、三橋やモモカンの様子からガビーンってなってる花井が、次回以降活躍してくれるんだろう!超期待!本塁打を見せてくれ!!
 しかし最後の方がなんだか、三橋の言葉がきっかけになってるせいで、三橋をとりあう田島と花井…?なのか?(笑
 ちょっとやおい!

 しかし一方、西浦みんなが四番先輩をおいて田島に期待してる状況(花井にプレッシャーかけてるモモカンは故意だろうが)がこうして出てきてみると、こないだの田島の「満足してんなよ」のセリフは、田島だけは花井を「三回戦の四番」としてちゃんと扱ってるってことなんだなー!…なのかな?なんかこういうの、ほんと面白い!花井の活躍は確定としてそれも勿論楽しみですが、田島の動きも楽しみです!

 水谷の「泉!サードランナー!」でニッコリ、がカワユス…水谷ってかわいいんだよねえ。結構軟派ぽい印象がある気がするんだけど、おにぎりにダイビングする水谷とか、四番先輩に怒られてる水谷とか、結構少年少年してて好きです。
 しかし、これもやおい…?なんか斬新なCPですな…ミズイズ?言いづらいぞ!(笑。いやいや、イズミズか?アミユミみたいだな。

 応援席にも注目ですね。
 阿部母は黒~い息子が大好きなんだろうなあ(笑。水谷が打って喜んでる母かわいい!(笑。
 あと、高校野球じゃ「あと一人」コールも自粛する…なるほど、高校の「ダッシュ慶應」が「○○倒せ」じゃないのはやっぱそういうことなんですね。
 そして、ロカさんが来た!

2006年08月26日

四国に行って来ました。

 私信:Kえもんさんへ。
 やはりちょっと無理そうです…新学期目前なもので…(涙。すみません。是非またお誘いください!

 というわけで、先日はSさんといっしょに四国に行ってきました。

 初日は午後に松山から入り、まずは市内観光と思ったのですが、当日は月曜日で松山城をはじめ施設は軒並み休館…なんて計画性のない子たち!仕方なく車で道後温泉に向かおうとしたところで、ドライブ旅行なのにどちらもCDを持ってきていないことに気づいて松山駅前のブックオフへ(笑。
 道後温泉では常磐荘という昔懐かしい雰囲気の旅館に。道後温泉本館も行きました。いい雰囲気でしたあ。お風呂に入ってビールを飲んだりなんだり。

 次の日はカルスト台地を通り抜けて一路高知に。カルストは思っていたより…規模が小さかったかも。もっと広範囲なのかと思ってた。高原らしく土砂降りの雨が降り出して、濃霧は出るわで苦労しました。Sさんが(ゆずりは免許を持っていない。
 高知では桂浜闘犬センターで闘犬を見ました。土佐犬の子どもが超カワイかった!!!だっこしちゃイケナイというので、ナデナデーさせてもらいました。海はキレイだったけど夜に行ってみたかったなあ。その日は曇りぎみでどうせ月も出そうにないのであきらめましたが。その後市街に戻って、高知城を見学して、ちゃんと内部が残ってる城に感動したりしました(笑。
 夜は鯨やウツボとか郷土料理とか食べて、その後Sさんは電話の用事があったので待っていたら、どこからか聞こえてくるミスチル「虜」にちょwwwww何でこんな古い曲ww、と思ってフラフラと散歩して見つけた帯屋橋通りの弾き語り少年をナンパしてました(笑、いやナンパはしてないけどね、ちょっと酔ってたね。「プリズム」弾いてくれてありがとう!

 翌日は龍河洞という鍾乳洞へ向かう途中、尾長鳥センターで尾長鳥を見学。箱に入れられて飼育されている尾長鳥には大変ショックをうけた…。龍河洞はちょっと寒かったけどすごく面白かった。その後鳴門へ。瀬戸大橋だ。ただ、満潮まではまだ間があったので、あんまりはっきりした渦は見られなかった…。鳴門から高松へ渡って、夜は近くのお鮨屋さんへ。鰻がウマーだった…。その後ホテルへ帰る途中の商店街でなんだか懐かしいふんいきのケーキ屋さんで、ケーキを買ってしまった。はは。

 翌日は朝からうどん屋さんへ寄って、栗林公園を見学。その後金毘羅さんに行って石段を登る。疲れた。暑かった。その後近くでまたうどんを食べた(笑。
 帰りは高松空港から羽田へ。いちおう全県まわったので、中々あちこちへ回って、大変疲れました。Sさんが(ゆずりは免許略。

2006年08月27日

麻薬子『子猫王子』

 私信:やくもさんへ。
 まだネ落ち中でしょうか。お色気花井は少し待ってくださいね。…え?そんな注文入れてないですって?

 なんかなあ。全作からあまり変わってないかなあ。悪い意味で。

 設定も展開もセリフまわしもコマ絵の送り方も、スムーズでない、こなれてない。繊細さが足りない上に説明不足。キャラの設定や性格づけもあいまいで、あんまり一貫性がない感じ。お話に関しては、とにかく全体にもうちょっと作りこんでほしい。

 あと絵が結構…ダメかも。デッサンがダメなのはともかく、表情とかもあんまりうまくないというか魅力的でないし、ネコがかわいくない…。眠り猫と黒猫とかなんてゼンゼン区別がつかない上に、作画する上で服装や表情の違いにあんまり気を配ってないので、特徴のないただ喋ってるだけの場面だとモブ状態になっちゃってる。

 あと、ネコ話が大和名瀬の『ペット』とかぶっているのは、偶然なのだろうか。
 うーん。とりあえず、今後は新刊では買わないかも。

2006年08月28日

えすとえむ『ショーが跳ねたら逢いましょう』

 なんというか…。
 オサレ漫画ぽいですね。
 と買う前から思ってたけど、読後もそんなん。あんまりよくない意味でね。

 ダンサーとアクター、画家とギャラリーオーナー、祗園さんで笛吹いた幼馴染、など、オサレBLのテンプレ(個人的主観により)てんこもりなんだが、それだけだなあという感じ。
 話が全然面白くない上に、えっちもなし、細やかな感情の機微もなし、関係性の緻密な描写もなし、大きな展開もなしで、ある意味ヤオイ。ヤマ・オチ・イミのない空気漫画。これはつらい。
 絵は確かにある程度は上手いのだが、行間から空気や光や匂いが感じられる、もーこの絵だけでマンゾク!と思えるほどの上手さはない。つまり、話の薄さを補えるほど上手いわけではないのね。それに、絵は上手くても漫画はあんまり上手くないと思った。漫画の技法、つまりコマのつかいかた、場面の切り方、切り替え方は絵の上手さとは別の問題である(むしろ個人的にはそゆのが上手い漫画家の方が漫画が上手い漫画家なんだと思ってる。

 たとえば表題作で出てくるカルメンを踊るテオにしても、ホセとカルメンを一人二役で踊る(これって元ネタあるっけ?思い出せない…)というのは充分魅力的な設定だし、上半身裸、長い裾をひきずる衣装なんか面白いし、絵的にはかなりオッケイですごくいいと思う。んだけど、じゃあ具体的にどんな踊りなのかってのが全然伝わってこないし、テオの表情もや感情も全然わからない。止め絵はうまいけど、動きや感情が介在してない。その絵で何を伝えたいのか、意味させたいのかがわからないので、漫画絵としてはイマイチだなあと思う。

---

 につけても、こういうちょっとオサレBL枠は昔からある気がするんだが、、エロ漫画やテンプレ漫画とは違うのだよ!という感じがどうにも鼻につくし、大抵面白くないんだよなあ。なんだけど、どうにも批判しづらい気もするんだ。
 しかし、どうせマヨイガはいつも思うがままに書き散らしているのだし、やっぱ批判しておきたい気もする。だってこういう漫画を抑えた表現の佳作漫画とか(や、なんかそーいう評価されそーだなーと思って。偏見だったらごめんなさい)言ってしまっては、アレやアレに失礼だろう…と思うんだ。しっかり面白いBL漫画は、そしていろんな意味で意義深い漫画は、まだまだいくらでもあるもの。

 しかしちゃんと面白い漫画って、特にエンタメでちゃんと面白い漫画って、結局あんまりおおやけには評価されないんだよね。〈ブンガク〉(≠文学)業界ではまだしも(起源とかにいろんな問題があるからね)、漫画においてもエンタメって二の次にされちゃうんだなあって、すごく淋しい。結局そういう評価になっちゃうのって、〈ブンガク〉的な評価軸持ち込んで、オリエンタリズム発揮しちゃってる状態にしか見えない。〈ブンガク〉業界をふくむ〈外部〉がそーいうくっだらない評価(あえて言う)をしちゃうことには、ああレベル低いなあって思うだけだけど、漫画業界〈内部〉でもそういうオリエンタリズムが跋扈してるように思う。それって所詮〈ブンガク〉に徴用されてるだけなのに。意図的にせよ、そうではないにせよ、ある種のコロニアルな権力が存在しちゃってて、しかも全然それに気づけないのは情けない。

 こないだのダヴィンチなんかも、だからもうちょっとしっかり批判しておきたかったんだけど、あれは漫画はあんまりメインでなかったのでやめましたが。新現実とかで出てた他のやおい論もいずれちゃんと論じなきゃなんないだろうなあ…。ちょっとめんどいけど。まあとりあえず、またそのうちどこかで考えましょう。

 そんなわけで(?)Bassoオノナツメに未だ手を出せないチキンなわけですが。そのうち読むと思う。

2006年08月29日

『BE×BOY GOLD』10月号

 とおりすがりのジュースバーにて。
 お母さん「ミックスジュースください」
 こども「バナナがいいのにー!バナナだけがいいのにー!バナナだけがいいのにー!(大絶叫)」
 バナナジュースくらい飲ませてあげなよと思った、昼下がり。

 なんだか今月はもりもりと全部読んでしまった。

 ネイキッドトゥルース…!!!わーわーわー!!!フェイさま!!!なんか香港編ですごくフェイロンが好きになってきたよ!
 しかし今回特に後半でネームが息切れ気味で、よくわからないところがあった。ページ数もちょっと少なかったし。
 うーん、自分だって傷つくんです、と言ってるフェイロンは、麻見に裏切られていまだに傷ついてて、だからこそ麻見に復讐するために秋仁を攫ってきてなぶってて、でも次第に麻見が執着してた秋仁=麻見のこころのなぐさめだったのであろう秋仁、に、自分もなぐさめを見出しつつある?と思っちゃっていいの?(この解釈ってわたしの願望?。そんで、今回タオを庇おうとしてあぶない目にあってる秋仁に更に心が動いちゃってんの?わーおいしい展開!(笑
 あと、秋仁が銃撃にショックをうけてフラフラしてる場面とかって、以前フェイロンに撃たれそうになって麻見の背中に隠れた場面にかさなってんのかな。あの時の麻見は冷たかったから、今回のフェイロンが「大丈夫ですか…?」とか言ってしまってるのにとても萌えてしまった。秋仁はフェイロンより麻見のほうがまだ人間味があるって思ってるけど、そしてフェイや麻見も言葉の上だけではその心までは図れないけれど、でもフェイロンが秋仁を心配したのは、たとえ意図がなんであろうと逆に意図がなかろうと、無意味なんかではないと思いたい。
 あと、よく考えると秋仁にですます口調のフェイ様…に、萌えるッ!(笑、年上なのに敬語な攻めっていいよね!!!(笑
 あー、もーこのままフェイロン秋仁で!おねがいします!(笑、まあはかない望みでしょうが…
 タオが秋仁と仲良くなり始めてるのもカワイイなあ。
 しかし、香港ツアーは…どうだろう。あ、でもこんどの冬に行きたいなあ、香港は。

 大和名瀬は大丈夫なんだろうか。
 なんか目が小さい…のはいいけど、急激に小さくなったのでバランスとかデッサンがくずれてしまってるような。やはりゴールドという媒体を意識しすぎなのでは。なんだろう、これは作家のチャレンジ精神の弊害なのか、編集サイドの要望なのか…。

 犬…アレ、なんでこんな展開になったんだっけ(笑。
 ミキティはちょっとキモくて(いや身長デカいし…)そしてとてもかわいい。テルはちっちゃくてあからさまに受け受けしいのに、ミキティの攻めとしてはしっくりきてて、いいなあ。次回のサブタイトルは、誰が誰を誰から、なんだろう?ミキティが、でいいのかな?(笑。

 新田祐克は未だにきちんと読んだことないのだが、この表紙はなかなか流石だなあという気が。本編も読んでみたのだが弓さんというキャラがかわゆかった。が、話がよくわからない。
 鹿乃さんのホストものも今までちゃんと読んでないんだけど、読んでみようかな。やはり絵が上手いと思った。
 こだかさんもあまり読んでなかったんだけど、結構面白そうだった。
 東野さんはそうきましたか、という感じ。
 CJさんは…なんかなあ。やはりこの作品はイマイチな気が。
 内田かおるはことごとく受け攻めがアレで、別にいいけど…。
 よみきり、「エリュシオンの音」はちょっと物足りないけど面白かった。絵がもうちょっと洗練されるといいなあ。「嘘つきな男」はへんな同級生?がなあ…微妙な上に濃くて、主人公達の印象が薄い。「くちびるにバニラ」はいまひとつ構成があまいというか、甘味があんまり活きてない。

 ショートがすごかった、気がするのは「ジェラールとジャック」が入ってたせいかな。ドラマCDって、誰が声あてるんだろう。よしながさん最近この時代もの書いてないだろうし、なんかいまいちノリきれてない気もしたけど、最後の「バカな男」とか言ってるジャックやその表情がよかった。

2006年08月30日

高尾滋『ゴールデン・デイズ』3

 カラメルは明日にでも!

 我ながら情けないが、俄然面白くなってきたよーな錯覚を覚えるのは、光也が仁を押し倒したからだろうと思う。
 だってやっぱり錯覚だと思うんだもの…。

 前も思ったけど、やはり展開がいきあたりばったり過ぎる。コマのきりかえとか話題の転換も急で不親切。
 なんだか「帝都南天隊」の頃の、あんましヒットしなかった頃の高尾さんぽい感じ。「ディアマイン」や「てるてる」は、やっぱり結構読者を意識してたんじゃあないかなあ。

 「GD」の走りっぷりは、明らかにあんまりし読者を意識してない、気がする。
 高尾さんも好きに描けるようになって出世したなーと感慨にふけるべきか、これ今の花ゆめで連載しててはたして人気あるのか、今の若い子が喜んでるのだろうか、と心配するべきか。

 だがしかし、いきあたりばったりに見えてなお、いとこの登場は面白かった。光也が仁よりも慶に気を許しちゃうのもあたりまえだなあと思うし、仁が嫉妬するのも面白い。

 総じて先は楽しみです?

2006年08月31日

崎谷はるひ『カラメル屈折率』

 新学期準備で忙しいです。

 口絵がオチじゃんか…。
 いや、オチは見え見えなんだけどさ、それでもわからないフリをしていたかったよ。
 このシリーズって読者も宇佐見のよーにかまととぶりっこして読むのがシアワセなんだろうなあ。バレバレなオチを予期しつつ、しらないふり。

 ということで、ハチミツの続編、出ましたね。出たんですね。
 わーいわーい。
 相変わらず矢野は朴念仁で君子は豹変し(誤用でも本来の意味でも)宇佐見はぽやぽやしてました。

 けれど、なんだ「王子」って(笑。宇佐見そんなキャラだっけ。
 そしてなにしろ、爆発しちゃう宇佐見があまりに非論理的なので、ちょっとくらくらして目が滑った。「ちっとも、わかってくんない」とかいきなり言われても矢野も困るよなあ。ってわかってて言っちゃうのが若さか。おバカってか本人の言うとおり全部平仮名で「すげえばか」ってか。まあ若さにはありがちな非論理性なのかも。
 それに、ゆりちゃんゆりちゃんて、ウサって(笑、何時の間にそんな親しくなったんですか。
 ゆりちゃんは呼び名が変わってキャラも変わったみたいで、更に名前のままにユリ展開だし、城山先輩は急に変な男といちゃいちゃしはじめる(あの彼氏はなんなんですか。朴念仁×ゆるい子ちゃん目当てに読んでる読者には無用の長物CPにおもえるんですが。あまりにあからさまな引き、シリーズ化のためのCP増やしフラグにちょっとゲンナリした)わでまたくらくらして、そんな積み重ねで結構どうしようかと思ったんだけど、矢野と仲直りするいかにもーなハピーエンドにマンゾクしてしまった。

 そんなわけで、悪くはないけど、いろいろな辺りはスルーして読みたい、前作以上にかまととして読みたい作品でした。

 かまととして読みたい日本語(いや、声に出しちゃマズイ。あんなセリフ。

 このシリーズってつくづく設定勝ちというか、キャラものなんだなあ。
 や、設定小説でもいんですけどね。矢野も宇佐見もキャラだけで充分面白いし好き。
 だからもし続くのなら、読みたいです。とりあえず城山バージョンは出るそうだけど、それはいいや。

 ねこ田さんの絵は…ううむ、とりあえずそのゆりちゃんはどうなんだ…?

 あと、フライヤーみてたら、十月創刊の新雑誌にはタクミくんとフジミの新作が載るらしい!
 …ホントに??
 ショートとかだったら泣くかも。でもそうなんだろうなあ。どちらもいつぞやの小冊子みたいなクオリティのお話は勘弁してほしいなあ。

with Ajax Amazon