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2006年03月01日

イタリアに行ってきましたその2。

 ということで、忘れないうちにイタリアにいちきましたのその他の雑感。

 イタリア人について。ローマで道を間違えた時に、雨が降ってきていたのでホテルの軒をかりて道を確認しようとしたら、ベルボーイににっこり笑われて、ベルボーイの居るようなホテルの前でこんなことしてマナー悪いかなーと思いつつ急いで地図を見ていたら、元気に話しかけてくれて、「トレビの泉?超簡単だから!まっすぐ行って、下って、左!簡単でしょ?」と、超親切かつ明るく、何度も教えてくれた。「わかんなくなったらまたおいで!」なんて送り出してくれて、彼は超イタリア人だった。ありがとう。
 あとヴェネツィアからフィレンツェに行ったときのバスの運転手さんがナポリ人で、コンダクターさんがナポリ人だから運転が荒っぽいんですよ~なんて話していた。フィレンツェは観光バス規制が厳しくって、ほんとはドゥオモの周辺とかバスで入っちゃいけないらしいんだけど、ドゥオモをぐるりとまわってくれるし(笑、あれはサービスだったのか!?)彼とは話をしてみたかったなあ。関係ないけどバスといえば、バスの中でハング・アップ聴いてマドンナやっぱりスゴイと思った。イントロとかマイケル・ホルムのクスコみたいだなとちょっと思ったけど。トリノのフィギュアエキシビションでも使ってたよね。カッコいいなあマドンナ。
 あと、ギャルソンってなんでみんないちゃいちゃしてんだろーと思った、のはわたしだけでなくって、民間人のSさんも「なんで皆ボディタッチはげしいの?しかも男性ばっかり」とか言ってたくらい。みんな無言で当たり前のよーに同僚に触っていくの。あれはなんなんですかね!?ヨーロッパってどこもこうなんですか!?

いちゃいちゃ
いやマジでこんな感じ。誇張なし。

ぶっ
超目の保養でしたけれど!(笑

 イタリア語について。結局挨拶程度しか覚えられず、ていうかなまじ英語がなんとか通じちゃうものだから、気を抜くとすぐにサンキューとか言っちゃうの。あれはくやしい(笑。でも頑張ってアリーベデルチも何回か言ってみたよ!やはり興味がある言葉はすぐに覚えるもので、わたしはおいしいとか手にとってもいい?とか覚えられなくてSさんに何度も教えてもらうし、SさんはSさんでさよならってなんだっけ?とか何度もわたしに聴くし(笑。わたしは毎回嬉々としてアリーベデルチ!とか答えてましたが(笑。

 ジョジョについて。前から知ってたけど荒木飛呂彦はイタリアルネサンスが大好きなんだね、とフィレンツェで心から納得出来た気がした。ジョジョ(特に五部)におけるエッセンスとしてのルネサンスの感触がやっと頭ではなく心でわかった感じがした。あと、フィレンツェで見かけたウインドウのマネキンのジョジョ立ちに仰天した。

ジョジョ立ち
立ってるよ!

 でもジョジョっぽさということで言えば、ローマの方がもっとジョジョ五部!って感じだった。他の街ではあんまり思わなかったんだけど、ローマではじめてああこの街ならブチャラティとか居るかもしんない、と思った。あの歴史性と都会性とが混在している感じ、雑然としてるのにまとまってて力強い、そんな雰囲気はモロに五部って感じだった。ナポリはどうなんだろうなあ。
 あと、どの街でもかなり落書きが多かったんだけど、しばしば見かけた○にAのマークがすごーく気になった。あれなに?

アバマーク
どう見てもアバマークです。
(なんて書いててヤバイものだったらどうしよう…

 ワインについて。ワインは赤ばかり飲んでました。白は試飲とかプロセッコとかちょっと飲んだくらい。赤はハウスワインはおいしいのもイマイチなのもありました。キャンティクラシコなどキャンティ系はふつーに美味しかったですが、2003年は当たり年なんだそうですが、試飲させてもらったらまだちょっとエグい感じでした。寝かせるとよくなると言われて買ってきてしまいましたが(笑。あと、トスカーナのもう一つの有名銘柄だそうなモンタルチーノも二度ほど飲みましたが、高かった方なんてグラスで15ユーロですよ。2000円ちょっとか。へたなフルボトルよか高い。でもすごい重かったけど美味しかった~。試飲でスーパートスカーナのロガイオーロとかも飲ませてもらった。ヴィーノサンテは不思議~なかおりで、Sさんと「何かに似て…はッ、紹興酒!?」って言ってたんだけど、ビスコッティをすすめられてつけてみたらすんごいおいしかった!やっぱり甘いものに合うんだね。ビスコッティにつけると蒸留酒っぽいかおりになるのが面白かった。あと、スーパーで買うてきたアレ

グレコデトゥーフォ

 というわけで、グレコデトゥーフォ!(アバッキオのプロフィールで挙げられていた「好きなワイン」なんです。正確にはグレコ・ディ・トゥーフォーかも)フィレンツェでスーパーに寄った時に、今後買う時間がなかったらやだなと思ってワイン売り場へ寄ってみた。でもこうも簡単に見付かるとは正直思ってなかったけど(笑。見てみて結構ビックリした。安いし(7ユーロくらい、千円ちょっとか)!ラベルも何だか意外!そっか別にあの人(アバッキオ)はワインに超こだわってるとかではなくって、言うなれば「オレは久保田萬寿純米大吟醸しか飲まねえ」じゃなくって、その辺で「ワンカップじゃなくて上善買っとくか」とか、そういうニュアンスでこのワインを選んでんのねきっと、と思った(あら?何だか余計にわかんなくなったかも、笑。考えてみればハタチだものねえ。なんかアバッキオイメージがかわったよ。アバッキオ漫画描く前でよかったと思う。でもまだ飲んでないけど(笑。

(以下萌え話。
(アバッキオについて。わたしはまっとうな(?)アバッキオファンの方々とは温度差があるんだろうなって気がしてたんだけど、それは自分がもともとはブチャラティとジョルノのファンで、アバッキオ萌えはそれに付随して&周囲に触発されてきちゃったように思うから、そのせいなのかなと思っていたのね。で、まあそういう事情もあるんだとは思うんだけど、問題なのはたぶんその結果のほうで、結果わたしのアバッキオ萌えっていい悪いは別にしてキャラ萌えに近いんだなと思うのよ(だからこそ今回このワインにこだわっていた気がするのね)それもまた愛の一つの形、と思いたいけれど…(笑。

 とりあえず思い出したことまで。

2006年03月02日

『BE BOY GOLD』4月号

 ひさびさに色々読めそうだったので買うてみた。

 犬スタイル…テルミキラブラブ、では確かにあんましなかったね…でもなんか本仁戻にしてはメロメロな恋バナだよね…背中かゆくなるよ(だがそれがいいッ!。柏弟に負けそうとか言ってるミキティが可笑しくっていい。ひとりでテルにラブラブ大盛り上がりになっちゃって柏弟を勝手にライバル視するミキティ路線の継続を希望。つまりまだしばらくテルもミキティも片恋で楽しませてくれ!そうだよな~、冷静に考えたらテルミキラブラブよりも、テルのミキラブとミキのテルラブが別々にすすんだ方が、お話としては断然面白いよねえ。うんうん。

 大和名瀬は大人だらけの新シリーズということで、かなりワクワク…ちょ、そのギコチナサはなんですか!大人オンリーというワクがそんなに重荷ですか!(笑。回想シーンだけがイキイキとしている。うーん、お話がスムーズに動きだせば面白くなると思うけど、少なくとも今回は展開もキャラの動かし方も、大和さんなんか困ってるな~という印象だった。今んとこ後輩が一番好き。カコイイ。部長がちょっと面白い。表紙きれいだな~超ゴールドっぽいな~…大和さんやっぱゴールド意識しすぎなのでは…。

 そして、やまねあやのファインダーが…面白いよ!最近すごくいいよ!香港編って秋仁と麻見のそれぞれの気持ちの自覚に必要だったんだね!(多分。まだ麻見出てきてないし)そしてフェイロンにいじめられてる秋仁も面白いよ!きせるで叩かれてるあたりなんて、即物的なただの隷属関係と、ある種類のコミュニケーションをとれる関係性が生成されつつある状況とのバランスがとれているような気がして、いい感じだと思う。でもフェイロンと秋仁が仲良くなってしまってほしいってのはやっぱりムリかな。フェイロンは秋仁を他者としてみようとしてないし、そうするようになる契機もなさげだし。契機…あれだ、ベタに(身体的精神的に)へこんでるフェイロンを秋仁がついつい(身体的精神的に)なぐさめちゃったりして、フェイロンも意地をはりつつほだされちゃって…ツンデレフェイロン(勿論対秋仁だよ)…いいじゃあないかッ!(笑。

 あとは短評。
 君がいなけりゃはやっぱり息切れかなあ。初回の印象がすごくよかっただけに淋しいなあ。
 CJさんは良くも悪くもあいかわらずテンプレだ。
 アンド、○○はどうしちゃったのだ。
 千歳ぴよこは短期間で随分絵が変わった気がする。や、絵というかデッサン。でもまだ角度とか構図とか…まだアレだけど、前よりよくなってる気がする。しかし…何を参考にしたんだろう、あの構図…というのが気になってしまう…。
 剣解はなんか絵が古臭く感じる。内容も説明が足りなくって、作者のファン以外にはキツイのではあれは。
 みなみ遥は仕事っぷりの描写が子どもの描いたお話みたいだった。
 東野裕はそろそろ勘弁してください…。

2006年03月03日

『アフタヌーン』四月号

 なんだか最近長文ばかりだが。
 すごく久々にゲーセンに立ち寄ったらベースボールヒーローズについつい目がいってしまい、チーム名「西浦高校」監督名「百枝まりあ」で登録しようかと思いましたが、もうそんなん既に誰かつくっているだろうと思い、またプロ野球選手なんか殆ど知らないので、やめました。ゆうかさ、あれでいろんな野球漫画のキャラとか出してくれたらいいのにね(あれ?そんなゲームが昔あったような。ドカベンだっけか。

 ちょっと間をおいたので、冷静になりました(実はアフタ読んだ時にメモは書いていたんだけど、それなんて「君たち今すぐおお振りを読むんだ」とかさわおを意識したはじまりになっていて、あまりの興奮っぷりに自分でビックリした。

 あまりに当たり前のこと過ぎてあんまり書いたことがありませんでしたが、クロエは修ちゃん大好きですよ!「ありがとう修ちゃん」!よかったね!
 実は叶がイイなと最初に思ったのは、織田と話していて三橋のタマのことを「浮くわけねえだろあんな遅いタマ」と言っていたとこでした。叶の中で三橋ってなんなんだろうって気になった。
 叶が雪の中で三橋と対峙して、決して近づこうとさえしないのが印象的です。その距離ももう必要なくって、今度会うときにはきっと、よかったなあって三橋の肩を抱いて笑い合えるのだろうなと思うと、叶も報われたのかなあと思います。

抱きしめて涙を拭いてやりたい、けどしない

 「いただきます」のかわりに「うまそう!」はすっごくいいなあ。わたしが小学校のせんせいだったら給食の時間にやりたいぞ(笑、そんで「うまそうとは何ですか言葉遣いが汚いですせめておいしそうにしてください!」とか保護者からまとはずれな苦情が来んのだ。照れつつ乗せられちゃう花井がかわいいし「(普段から)やってるよ」とかいけしゃあしゃあと言っちゃう泉(泉だよね?)もいいなあ。つか、泉とか阿部とかいつもクールなキャラがこういういたずらすんのってかわいくて仕方ない。

 おお振りサイトさんの感想めぐりをしてみて、結構花井の三橋評にショックを受けている方がいらして少し驚いた。花井は頼れる主将で、三橋母への印象もグンバツだけれど、でも初登場時なんてあんなん(笑)だったし、花井母には「イネー」「シラネー」だし、結構そんな大人と子どものはざまな不安定なキャラだと思うのですよ。桐青(ビックリしてよ、ついにとうせいを辞書登録よ)戦のあととか、和さんの大人っぷりのせいもあるとは思うんだけど、対応の幼さ(だって殆ど喋れてないし)に一瞬しらけたもの…しらけたあとに、ああ花井キャプかわええ!って思ったけど。いやなんか、しらけたっていうか、花井のいうようにあれだけの偉業をなしとげちゃって、だったらもっと和さんたちへの対応も感動的にしめくくって欲しいとか思ってしまって。でも考えて見ればこの子ら高一なんだよね、花井もあれで高一なんよね、とか思うとあのつたない対応もむしろ納得だし現実味あるし、愛しくなるじゃないさ。
 叶といい阿部といい、なんかもうこの漫画ではわたし、一年生たちの青臭い子どもっぽい振る舞いやセリフにメロメロみたいです(笑、年だね!

 あと、泉。今回オトコマエすぎ(笑、いや今回というか「捕ってやるぜ三橋!」とか少し前からかっこよかったですねそういえば。泉が9組ってことになんだかすごく納得した。
 というのも、あのクラス分けで結構作者のセンスというか趣味というかを垣間見れるような気がするんですよ。だって、野球部、同クラに野球部いない子が一人もいないでしょう。ちょっと出来すぎだとも思うけど、でもやっぱりこれホッとするよね。西広くんとかだけぽつんと離れてたりしたら淋しいじゃないか。あと、三橋。三橋こそ一人だったらヤバイんだけど、だいたい各クラス野球部は二人くらいずつにばらけている中で、三橋の九組には野球部が三人もいるてのもなんだかほっとする。田島と同クラで仲良しになれたってのも安心しちゃう。それに、もう一人が泉ってのもいい。阿部や栄口、花井である必要はないんだよね。そこまで面倒みてくんなくてもいんだ。水谷や巣山ではちょっと田島三橋とカラーが違いすぎてかわいそうだし、西広でもお父さんキャラになっちゃいそうだし、やっぱ泉で丁度いいんだよね。ちびたん二人にまじっていっしょに騒いだり調子乗ったり出来て、でも気いつかったり歯止めかけたりもするには泉の身長とキャラが最適だよね。そんなふうに考えてくと、このクラス分けは出来すぎだけどやっぱ読んでてうれしい設定だよなと思うのですよ。

 なんでそれが作者のセンスにまでつながるかというと、だって、だから西浦が桐青に勝てたような気がすんですよ。桐青戦て西浦が勝っても桐青が勝ってもストーリ的に無理はなかったと思うし、どっちでも展開は面白く出来たしキャラの成長も書けたと思うんだけど、でも西浦が勝ったのってやっぱうれしいじゃない、読者的に。この展開の仕方って、あのクラス分けのセンスに近いかなと思って。ちょっと出来すぎかもしれないけど、でもやっぱうれしいってぎりぎりのラインだ(あ、でもあれか、三橋の成長のためには公式戦の一勝が必要だったかな、そう考えると桐青に勝つことは実は結構判りやすい展開だった…のかも?三橋が主人公だからね。アフタのバレンタイン企画で阿部に負けたけどね!(笑。
 うん、よくわかんないけど、まあいいか(笑、ところで阿部の顔がヒョウタンツギに見えてきた。

ヒョウタンツギ阿部


2006年03月05日

フジミ/手塚治虫風

スターップ!

 前に後藤星さん産休のウワサを聴いたときに、フジミの挿絵は後藤さんじゃなければ誰がいいかな~、あの人の絵でフジミ見てみたいな~、なんて考えていたのですが、じゃあ自分で描いてしまおうということで以前に描いたものです。シリーズです(続きます。
 しかし、しょっぱなから似ないですな…(笑。手塚の描線って大好きで、なんとか手に入れたい線なので、折にふれ練習中です。田中圭一が本気でうらやましい。

対比

 似ないですが、しかし↑この殿下が実は結構気に入ってます(笑。黒そうで。


2006年03月06日

神楽坂はん子『夢の果てまでも』

 神楽坂はん子は一応コミックスが出れば買ってるんですが、見落としていたようだ…しかし、短編だと薄いなあ。
 表題作とかぬるい、薄い。運転手が敬語になるの、別にいいけど動機がはんぶんくらいっきゃわかんない。ていうか運転手が坊ちゃんにホれた理由もよくわからない…。
 かぶりものシリーズは悪くないけどこれも薄い。しかも、かぶりものの人と上司の区別がなぜかつきづらい。メガネが泣きながらタクシーを横取りした冒頭とかよくある話だけど結構よかったから、もっと活かせばよいのにと思った。
 しかしなんで薄いんだろう。薄いのは主にキャラがよくわかんないせいだという気がするので、キャラを掘り下げて描いてないせいかなあとも思うけど…。短編だから手がまわらない?でも以前はいい短編もいっぱいあった気がするんだけれど…。

2006年03月07日

しおべり由生『とろけるハニー』

 デッサンがところどころ変とかなんとか、いろいろと気になるところはあるけれど、なにしろ手足に色気がないのが…。うーん、漫画絵としてはデッサンよりも大事なことだよなあ…と個人的には思う。西田東なんかも色気とは無縁に見えるけれど、個人的にはあれは大丈夫。たぶん下手でも描き癖があるからで、描き癖の良い側面なのかもしれない(いや、あの絵が壊滅的にダメだという人がたくさんいるであろうことは、判ってます、一応。
 内容もああこういう描写したいんだろなというのは伝わってくるが、いかんせん筆力(絵も物語も)が足りない。テンプレ設定・展開だからかろうじて読者も共有できているというかんじ。

2006年03月08日

三井寿

 三井がロマンチックな物語(恋愛的にという意味ではない)を喚起するのはわからんでもなくて、ゴリも結構そうなんだけど、ゴリと三井でロマンチックな物語になるのはもうよくわからないけど面白いなあ。

 と、語シスコのゴリ三井を読み返しながら思った。
 語シスコのコミックは一読目はそうでもないんだけど、二回目三回目からものすごい驚いたり感動したりするので短編でもいいからまた描いて欲しいのですがあなたはどこにいらっしゃるのでしょうか。モーニングのコラムも終わってしまったようだし。

ミッチー

2006年03月09日

冨樫義博『HUNTER×HUNTER』23

 ガンツの起源がドイツに!とか言われると、ちょっと萎えませんか?ガンツは不思議なままであってほしかったよ。

 この表紙を見た瞬間、ヤバイ富樫ヤバイと頭の中で声が聴こえてきたのだけれど、ごめん、すっごく面白かった!(ああよかった! まーこの程度のひどい表紙は、過去にもあったしなあ(笑。
 白眉はやはり軍儀のエピソードかなあ。あの軍儀チャンプなんてあまりにベタな冨樫節ききまくりキャラなんだけど、やっぱいいよなあうまいよなあ。キルアとタコの話もナックルの話もそんなとこあるよね。ベタな冨樫節展開なんだけど、やっぱいいなあって思う。うん、決してベタなキャラとか、ベタな展開とかはわたしは思わないんだ。やっぱ大局的に見れば、冨樫だからこそなキャラであり展開なわけで、他の人には書けないんじゃないかな。
 ちょっとそろそろNGL編まとめて再読してみようかなあと思った。

2006年03月10日

逢坂みや『正義上等』

 こないだ買ってきた原稿用紙、ケチって一番安いのを選んだんだけど、よく見たら「無地」だった…!バカバカ!いいもん、デジタル原稿用につかうから…(涙。以前に束買いしたアップルの原稿用紙も出土したし…(これまたバカ。

 元ヤン弁護士というベタだがBLにはあんまりない設定に惹かれたんだけど…なにがなんだか。
 表題作はまだしもとして、やや古い同時収録群は意味不明だったりノリについていけなかったり言葉遣いが変だったり絵がアレだったりとしんどい。特にいじめられっこの話など、信じられないほど展開が全くつかめなくって、サッパリだった…あれは結局、どういうことなのですか。

2006年03月11日

紅蓮ナオミ『おしおき学園』

 表紙もオビもアオリもどうかしている(褒め言葉。
 アホ漫画を期待していたのでアホな内容(褒め言葉)でよかった。
 表題作はタイトルまんまな話だが、クラスのみんなのために無茶苦茶なことを要求してくる体育教師と張り合う不良生徒、というクラシカルなキャラクターはそれ自体が笑えてよかった。同時収録作品の「裏ウェイター」という設定はアホで無茶苦茶すぎてちょっと目をみはった。坊さんものはいまひとつ。攻守がそっちですかというのが意外なくらい。
 しかし全般的にそうした光るところはあるものの、なんか一味足りない感も。あと、絵もすごくダメではないけどうまくはない。全般的にもうちょっとレベルアップすると、すごくいいアホ作家(褒め言葉)になってくれるんではないだろうか。

 しかし桜井しゅしゅしゅの宝裸シリーズもピアスだったし、ピアスってはっちゃけたアホ漫画(褒め言葉)の出現可能性が一番高い場所な気がする。楽園30000フィートもマガマガだね。それに語シスコとか鳥人ヒロミとかも一番面白い漫画はピアスで出してるよーな気がしないでもない。ピアスというかマガマガの編集は色々ウワサをきくけど、作品ならべてみると内容的にはむしろ好き勝手させてくれるとこなのかなあという印象もある。

2006年03月12日

山田芳裕『へうげもの』1

 うーん、んん?
 面白かった…よね?

 なんというか、ちょっと中途半端というか、どっちつかずで、それは別にいいんだけど、そのどっちつかずさがイマイチ活きていない印象。武士としての人生と数寄者としての人生の振幅は、あるいはそれこそが古田織部っぽいのかもしんないけど、でも漫画でそれを展開するにはもうちょっと振幅周期をゆるくしてもいいんではないだろうか。コミックスでまとめて読むからかもしれないが、毎回のように武士として生きよう!とか決心しなおしてる印象があって、ちょっとくどい印象があるというか、もっと数寄者エピソードが読みたいと思ってしまう。

 その意味では第一話のバランスなんて見事だった。数寄者としてフラフラしながらそれが信長にもうまい感じで伝わっていく様子とかうまい構成だし、そこに介在してこない秀吉なんかもふくめて各キャラクターの魅力もつたわってくる。
 一話以降も、宋易の茶室の描写なんかはほぼ期待どおりの山田芳裕だし(笑、面白かったんだけど、後半になるにつれて政治的な話が増えてなんだかなあと思った。や、それはそれとして面白いんだけど、やっぱりそういうのは期待していなかったからかなあ。ちょっと欲求不満だった感じ。でもなんというか、これはそういう話(基本線は歴史がメイン)なんだろうなあ。

2006年03月13日

にゃんこもえ。

 FFって7を最後までと8を途中までだけやって、結局FFの物語まわしってなんかやっぱ肌あわんかもーシステム自体に魅力あるわけじゃないしなーと思い敬遠していたのだけれど、12は松野泰己なのか!すごい前評判だな!(前評判て言わないそれ!)301でそれならば!と思い、309でなんだか燃えた。CFも今日はじめて見たけどなんかオウガっぽいな!燃える!

 まあそれはそれとして、最近何にもしていません。何もかも退化してます。このままサルになってしまうのではないだろうか。
 せめてと思ってにゃんこちゃん漫画を一生懸命描いているのですが、まだにゃんこちゃんが出てきません…最愛のボスはカコワルイし、ひたすら欲求不満…。でもあと数ページで…!!!
 まあそんなわけで、今日はゆずり秘蔵の萌え画像を紹介します。
 かわい子ちゃん(写っているのは背中だけだけど多分かなりの美人)がにゃんこに囲まれてる画像です!激モエ!














にゃんこまみれ

 *著作権はアレです。問題がありましたらすぐに削除しますので、ご一報くださいませ。

 わたしのピクチャフォルダには、この手の萌え画像が大量に保存されてます。疲れたときなんかに開いてモエモエしてます。
 にゃんこって飼った事がないので、むしろその分妄想が膨らみがちな気がします。

2006年03月14日

三月上半期に読んだものから。

 読もうかなと思ってるのは飛蝗の農場とロンググッバイ。
 なんか面白い本ないですかね。出来れば外国文学で。

 初読作家だったので、最初はえ?それ笑うところ?と入っていけなかったんだけど、プロローグのおわりにきれいにオチがついてああそういう作家なのね、と判って妙に好意的に読んでしまった。なんか好きなんですよ。
 ネタバレになってしまいますが、これの前に有栖川『海のある奈良に死す』を読んだせいもありまたビデオですか!と思いましたが、ていうかビデオが出てきた時点で犯人も動機もすぐに判ってしまったので、実はねって感じで推理展開されてもあんまし感慨はなかったんですが、それはわたしだけかもしれません。これ以上書くと完全なネタバレなので白抜きでも書きませんが。

 冤罪ものが連続で。
 書店のおすすめで大当たりしたことは残念ながらあまりなかったのだけれど(小当たりはそこそこ、密室の鍵もそうだ)これ某所で少し前にプッシュしてたよね。別件で手に取る機会があって読んだんだけど、かなり面白かった。文体がちょっととっつきづらい(わたしにとっては)のと、テーマのせいもあってどうしても説明が随所に織り交ぜられるのがちょっとしんどかったけど、読み進めるうちにそれは気にならなくなった。ラストがちょっと淋しいというか物足りない気がしないでもないんだけど、でも悪くないというか妥当というか上手いというか…足りないことはないかつい確認してしまっただけで…。あと、アレ?と思った件に関しては解説で納得、一応。
 ただ、すごく面白いんだけど、ものすごくストレスフルで、特に最後の100P弱なんかは息を飲む展開ってこういうことだッ!って感じなので、体調がよくって時間がある時に読むとよいかと(笑。いくつもミスリーディングしかけられて、伏線がくるくるからめとられて、ハラハラドキドキ、最後にそう来たか!と衝撃を受ける、もうミステリ・サスペンスの見本のような秀作なんですが、テーマがテーマなだけにほんとストレスたまった。
 というわけで、兎に角ほんとに疲れた。それでも読んで絶対損はしないと思う。

 ところでこの作が冤罪ものだったのは偶然だと思うんだけど、乱歩賞というとどうしてもテロリストのパラソルを連想するので、乱歩賞って追われつつ捜査するってイメージになってしまった、かも(笑。

2006年03月15日

鹿住槇『君に抱かれて花になる』

 何の気なしに古本屋で手に取ったら、あまりにもツボだったので思わず購入。
 タイトルが恥ずかしいなあ。
 しかしどこがわたしのツボなんだろう?恋愛のトラウマによるいじっぱり受け?は、書かれようによってはかなりニガテだ。何を言われてもつくしまくり攻め?これも、書かれようによる。もう最初からあまりにあからさまにハッピーエンドだって予想できること?うん、これは好き。
 よくわかんないね。しかし鹿住槇は『ヤバい気持ち』も好きなんだけど、そう考えるともしかしてわたしはつくしまくる話が結構好きなんだろうか?そしてつくすのは攻めでも受けでもいいんだろうか?わかんないけど、つくしっぷりがいい感じに読者の共感をあおるように書けてれば、好きかもと思う。卑屈になり過ぎず、過剰になり過ぎず、おしつけにならずに、ね。
 ちょっと他のBL小説も読んでみようかなあ。

2006年03月16日

まんがのかきかた。

 飲んでも酔わない時もあるのだ。おいしいワインが飲みたいなあ。

 漫画といえば、最近の作業手順を備忘のためにメモ。
 プロット。まず山場や全体の雰囲気を大体決めて、決めゼリフやテンポにたよった会話を思いつくままにメモっていく(これは二次創作だからこそな手順かも。間をつなげるようにセリフやト書き(動作や表情の他、構図、どんな絵で描くかのメモもふくむ)を入れていって、しょぼい戯曲台本のようなものをつくる(ところで論文も思いついたところをメモして、間をつなげていくことがある。このプロットが出来た段階で満足してしまうことも多い。

 下書き。プロットをつくった段階でほぼ絵やコマ送りは必然的に決まっているはずだ、という信念のもと、ネームはきらない(面倒なだけとも言う。この段階では枠線もフリーハンド。結構楽しい。プロットのセリフは随時変更する。逐次的にテキストファイルにフィードバックして、写植をつくる。

 下書きをもとに、枠線と吹き出しをペン入れ。これが一番嫌いな作業。以前は「スクリーントーンと雲右衛門が大嫌い」と公言していたゆずりですが、最近ではトーンよりも枠線引きが嫌い、吹き出しを書き込むのはもっっと大嫌いになりはてました。だーって神経つかうし面倒なんだもの。この段階でPC使いたいんだけどなあ。ペン入れはアナログで入れたいし、枠線と吹き出しはその前に入れたいんだよね。せめてロットリングがあればまた違うのだろうか。そんなこともないかな。

 ずれちゃった下書きを手直したりしつつ、ペン入れ。好きなページの好きなコマからどんどん入れて、かわかし、ゴムかけ、手直し。順番には入れられない。ペン入れは大好き。一年ちょっと前に墨汁を変えたら、すごい線がかわって(当社比)楽しくなった。

 仕上げ。アナログ原稿はトーン・写植をはる。写植も面倒だー。トーンはニガテなのは仕方ないんだから、出来る範囲で頑張ろう!と思うようになったら、最近はそんなに嫌でもなくなった。

 こんなとこか。しかし同人用サイズ原稿は楽だなあ。すぐに何ページも埋まってしまう。

2006年03月17日

ネットのあれこれ。

 突然出現するキャラAAって、昔はせいぜいポルナレフくらいだったのに、プチトマト以来花京院もちらほら見かけるようになりました。わはは。

 なんとなくめんどくさいので使ってなかったけど、RSSチェッカーはめちゃめちゃ便利ですね。これでブログ系のサイトさんを回るの楽になりました。早く導入すればよかったなあ。今メインブラウザがきつねなのでSageセージ?と読むのかな、を入れました。きつねはアドインツールを入れられるのも、ちょっと面倒ですが便利ではあります。もうちょっと便利なアンカー作成のアドインがあればいいなというくらい。時折、わざわざIEtabでひらいてオートアンカーライトをつかっていたり、します(笑。IEもタブブラウザになるそうだけど、どうなんでしょうねえ。

 最近またMovabletypeの挙動があやしくてちょっと心配です。マヨイガでのファイル作成動作があやしい感じで、同じCGIをつかっているタクミくんサイトでは問題はないので、重すぎるんでしょうかね。一日一エントリーくらいなのになあ。今後大丈夫かな…。過去ログの切り分け・分離が簡単に出来たらいいのになあ。
 MTと言えば、エントリーを書く際に「下書き」という機能があって、これで登録するとブログに表示せずにエントリーを保存できるのです。しかし、これがどういう仕組みなのかが未だによくわかりません。通常のエントリーは、登録するとアーカイブフォルダの所定の場所にそのエントリーの内容を保存するファイルがつくられるわけなんですが、下書きで保存すると、そのファイルがつくられないのです。だからといって、どこかにtempなどのファイルやフォルダがつくられるわけでも、ないようです。ftpソフトでいろいろひっくりかえして調べてみたのですが、未だに一体どこに保存されているのか判りません…MTの七不思議です。

2006年03月18日

フジミ/よしながふみ風

 あの作家でフジミ第二弾です。
 …、ちょ…、自画自賛かもしれませんが、これはかなりハマってるんではないでしょうか…(笑。

パチパチ

 …笑っていただければさいわいです(笑。
 モロバレかと思いますが、守村さんは魔性のゲイ様、殿下はオーナー+芥川さん÷2、を参考にしました。

つっこみ

2006年03月20日

櫻井しゅしゅしゅ『部長と竹田くん』

 覚悟をキメると書くとなんか薬っぽいので気に入った!

 なんか表紙が角田さんみたい。
 買うの忘れていたというかこれまで書店で見かけなかったような。
 表題のシリーズについては、いまいちパンチがきいていないのはシリーズとしての構成がいまいちカッチリなされていないせいか。シリーズ化する予定ではなかったみたいだし、しょうがないけど。ところどころぶっとんでて、そこそこは面白かったけど、いまひとつ。しっかしオヤジ受けってドリームだよなあ。よしながふみの「ピアニスト」とか非ドリームオヤジ受けで、あれはあれでいいんだけど、あれだけでは成り立たないのがBL世界なのか。よいわるいは別にして(わたしこの言葉よく使うね。
 豆腐屋ももうちょっと長い話だったら面白くなりそうだった。
 ボクサーだっけ?と聖職者?の話はちょっと暗くてなあ…って、由里と由良の番外なんですか!こんな人たち出てたっけ…ああそう言えば居たっけ…。しゅしゅしゅさんはやはりギャグでなければ、という評価はご本人の望みとは違うのかなあ。

2006年03月23日

ひぐちアサ『おおきく振りかぶって』6

 新刊棚で青空の絵を捜してたら全然見付かんなくて、まさか平積みしてないの!?とか思ったら、こんな表紙でビックリ。ちゃんと二列に亘って平積みされてたよ!

 面白いというか、なんかもーこんなワクワクできる漫画はほんと貴重だ。試合結果を知っているのに、まだまだハラハラドキドキしてしまう!
 しかし今回内容的にちょっと難しくて、展開が追いづらいとこがあった。具体的には五回の泉のあたりからしばらく。二回読んだら判ったけど。なんとなく流して読んじゃってもそれでも面白いとは思うんだけど、戦術とか、どこに誰が居てどういう選手なのかとか把握してないと楽しみきれないような気も。読み込んでみればそんなに難しくはないのだけど、その辺りアニメ化とかさらなるメジャー化のネックかもなあ。
 あと、サードランナーのこと忘れてたよ!(笑。桐青選手と一緒に、ななななんだよ三橋!って思ってた(笑。こっち見るなのAAみたいだ(笑。
 Σ(゚д゚ )。o(サードランナー!)
   ( ゚д゚ )。o(サードランナー!)
 絵的には、西広くんがかわいくなってきてるなあというのと、泉の描き方がやっぱちょっと女性的かなあという気がした。
 カバー裏もカワイイ。西広くんいい子!千代ちゃんいい子!栄口くん家いい親子!そして、阿部の家になんだかカワイイ生き物が居た!

 しかし桐青の子達を見るとちょっと切ない…いいキャラばっかり。笑えて仕方ない準太とか、ちびっこたちがメロメロな和さんとか、今後が気になる利央とか、いろいろ居るけど、個人的には背番号1なのでおそらく三年生だが準太がいるから試合に出られないらしいメガネがしばらく前から気になってるんですが!名前すらわからないあの美形キャラ、このままもう出てこないなんて惜しいですな。ARCのシオも気になってます!ひぐちさんは美形メガネ描くのすごくうまいと思う!花井とか秋丸とか。あ、いや、シガポはどうかな…。
 桐青といえば、賛美歌ってJASRACに入ってないんだね。クレジット入れてたし、著作権放棄してはいないってことなのかな。

2006年03月25日

『見た人はすぐやらねばならないバトン』

 最近忙しくなってきてて、更新滞りがちですみません。
 アレについて書きたいのですが…ああとりあえずもう、和さんのバカ!!!!!
 続きは明日にします…。

 Sage巡回してたら、なまけもののひとりごとのたつみさんの書かれている『見た人はすぐやらねばならないバトン』を見てしまいました(笑。下記します。

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2006年03月26日

『アフタヌーン』五月号

スゴイ…!

 おしゃべりな和さんなんか嫌いだ!!!
 …と思いましたが、呂佳さんとの別れ際を見て、あの経験は彼のトラウマになってるんだな、それもそうだよなと思って溜飲を下げつつ。というか、むしろ年相応な和さんへの拒否反応かも。花井に向き合ってた時とかみんなの退場を促すときとか準太への言葉とか、大人だったもんなあ。うーん、和さんに夢を見すぎてた!(でもそれってわたしだけじゃないと思う!
 ってか、西浦のどこを攻めるつもりなんですか???「呂佳さんと同じとこ」って?未知数の守備をふりまわす?研究されてない春と違う投手つかうとか?いや、どう点をとっていくかってことは、三橋をどう攻めるかってこと?うーん、野球の戦略なんてわかんないよー!(涙

 田島!…三橋をいじめるんじゃありませんっ!(笑、わたしはたぶん田島にも夢を見すぎてたよ!(笑
 しかしなんだか、田島がどうこうと言うより、三橋はガキ大将タイプに弱いんだなーと(笑。叶もそうだけど、なんか妙にガキ大将タイプに気に入られちゃって、三橋も懐いちゃうという。三橋の場合、構ってくれる人=いい人!ってのもあんのかな。

 モモカン!モモカンのポニーテールはかわいいなあ。ていうか、これは作者がそういう絵なのかなーと思ってたけどそうではなくて、…やはりあのバストはスゴイっていう設定なんですね…(笑。和さんも浜田も気にしている中で、にしうらーぜがこれまで全然無反応だったのは、単にそういう描写がなかったってわけではないのね。浜田の言うように気を使っているのかそれともそれどころじゃないだけなのかわかんないけど、にしうらーぜにとっては、モモカンはモモカンなんだろうなあ。胸よりスゴイところいっぱいあるってか、それどこじゃないほど野球に集中させてくれる人なんだとか、カントクとして尊敬畏怖されてるというか、なんか一言では言えない感じ。最初の合宿のころとかは、モモカン何者なんだ?とか言ってわけだから、部活をやってくなかで築けた関係性のせいではあるんだろう。
 田島がモモカンに握られてる時に三橋がびくびくしてるのはまあいいとして、水谷まで涙目になってんのがいかにも水谷である(笑。

 次の試合、は崎玉かなあ。248の「夏は部員が揃わず」って、「春」の誤植だよね?崎玉のピッチャーもかわいいなあ。
 そして、田島はまた天才肌だなあ!というか、桐青戦で既にちゃんとビデオ見て予習してたのもビックリだったんですが(笑、田島は野球のこととなるとオールマイティなんだね。田島は阿部みたいな緻密な配球はしなさそうとか思ってたけど、案外する、というかやろうと思えば出来てしまうのかも……カッッッコイイ!!!(笑。そして、田島の一番ファーストってのも面白そう。早く見てみたいなあ。花井の四番も活躍が楽しみ。スタメン入らなくてもくさらないでやるべきことしっかりやってる西広もいいなあ(でも今出ろって言われても困るのかなあ、秋とかから入りはじめるのかな。

 しかしなんかあれです、なんだか夏が恋しくなる漫画です。呂佳さんたちが店出るとこの熱気と湿気がもわっと迎える夜の空気とか、晴れた球場のカンカンでムンムンする雰囲気とか(あっでもわたし真夏の球場なんて行ったことないんだった、笑、春秋だけだ)、もうすぐ夏休みな教室のしかも昼休みで浮き足立っちゃってる感じとか、すごく伝わってくる。それは勿論、日本人なら多くの人が経験してることを描いてるからでもあるんだけど、やっぱりこんなにまでグっと伝わってくるのは偉い、この画力はなんだろう、スゴイなあ。もう漫画全体からすっごく夏が伝わってきて、すっごく気持ちよさそう。早く夏にならないかなーなんて思っちゃう。おお振りは夏のままあと何巻続くのかなー、ワクワクだなあ。
 あっしかしそうか、夏はどっかで負けて、センバツに出るとかいうのもアリなのかなあ。と今センバツやってるから思ってみた。むこうの山で準決勝がARC対武蔵野、で、どっちかと西浦…?出来すぎかなあ。武蔵野、加具山さん最後の夏だし残って欲しいけど、いきなり甲子園はこれも出来すぎかなあ。

 ついでに他の漫画、は、まだ読んでない、よー…。
 植芝理一は一応読んだが…うーん。あざとすぎ。
 ディスコミが面白かったのに夢遣いが(わたし的には)ダメダメだったのって、もしかして作者が男性だからかなー。今回の卜部とか夢遣いの塔子とか、奇矯な女の子描かれてもなんか夢一杯萌え一杯って感じで萎える。ディスコミはそういう役割を松笛くんという男の子が担ってたからよかったのかもと思った。

2006年03月27日

大和名瀬『デキる男の育て方』

 なんか大和名瀬の潜在能力を垣間見た気がした。
 もともとわたし大和名瀬って結構好きなんですが、『さあ恋』をジャケ買いしてからのつきあいなので、作者の活動歴に比してファン歴はそんなに長くはないっていうか、連載や新刊を追ったのが最近のことなのですよ。
 んで、印象としてはキャリアの長い人で、絵もお話も一定水準以上で常に描いてきた人、その中でもさあ恋はかなりヒットよね、とゆー感じだろうと思ってたんだけど、ここしばらくの活動ぶりを見てて、ちょっと最近認識を改めつつある。だって、この人まだまだ伸びそうだ。精密動作性だけでなくって、成長性もAだったのね、と(笑。

 特に最近、キャラづくりがすごいなと思う。
 キャラ絵(特に顔)はなんというか非常にテンプレであんまりパターンも多くないんだけど、なのにキャラ自体はすんごいきちんと書き分けがなされてて(特に攻めはそう)、性格づけや環境やその描き方まで千差万別で、だから顔がテンプレでもあんまり気になんない、気がする。
 今回も、仕事は出来るのにプライベートではダメ人間・ワガママ・不器用な本郷、子供っぽい一途さで失敗もするけどすれてない田舎者っぷりや嫌みでない天然ぷりに読者が共感できそうな和葉、世話焼きだけど一歩引いてる大人な山咲と、それぞれに個性がありキャラがきちんとたってて、そしてこれまでの大和名瀬キャラとあんまりかぶってない感じ。スゴイ! しかも、↑のように抽象的な言葉にしちゃうとそんなに個性あるキャラか???と思っちゃうような設定でも、野菜に名前をつけて育ててる和葉とか、言葉や配慮の足りなさから和葉とすれ違ってしまう本郷など、ちょっとない発想だったりするし、それに細かいエピソードを丁寧に描写しているので、説得力もあるし魅力的だ。
 あとね、いつもそうなんだけど、ラブシーンもきちんとそのキャラならではの展開、描き方をしてるなあって思うので、ほんとすごい尊敬というか。ええと、具体例は書かないけどさ(笑。

 ただほんと絵自体はテンプレなので、表紙だけではうまく魅力が伝わんないというか、いつもの大和名瀬、に見えてしまうんではないかと人ごとながら心配になる。
 あとちょっと微妙かなと思ったのは、山咲がかわいすぎるのと、山咲が本郷に言う「本気なんですね」の決めゼリフが何度(ってでも見返したら二回くらいか、もっと多いかと思った)も出てきてる気がして、それはばしっと一回の方がいいんでないかとか。
 とりあえず、まだ続きも描かれるそうなので、とっても期待してます。そいえば続編描いてもすごくダメにはならないとこも、スゴイと思う、大和名瀬。

2006年03月28日

時代が望んでも、流されて描いたりしないぜ!

 純情でバカで天然で素朴な主人公をムカつかれないように描くのは難しいよね。大和名瀬の『デキる男・・・』の和葉は反省することでそれをクリアしてるのかなあと思う。他にどんな回避の方法があるかなあ。ハンターのゴンは微妙だよね。特権的すぎるし、時々出す黒さがあざとすぎて逆効果、でもそんなにムカつかない…というかあんまり印象に残らないからかな…。

 サイトが二つもあるし同人誌も描いているし、ジョジョはコンスタントに二次創作っているのですが、おお振りやフジミはやはり作品を読んだときにグワーと盛り上がって絵や文章を書くというハマり方な気がします。
 一方、タクミくんへのハマり方はちょっと特殊みたい。ずーっと大盛り上がりしてるってわけではないんだけど、別に再読したとかでもないのに最近ものすごい書きたくてたまらない。文字だからかなあ、他では文字書かないし。わかんないけどとにかく、ここんとこすごいいっぱい更新したし、まだまだ書いてる。アップしてない文字がメモや下書き、プロットを合わせて10万字近く、ただのテキストファイルが200kb近くになっているのは、もう超おかしい。

 おおふりや表ジョジョはなるべく原作を意識して絵を描いてるので、原作を脇に置いて描いてたりするのですが、そうすると父に盗作はいかん!と怒られます。まあ確かに二次創作は法律のグレーゾーンつーかゲンミツにはアウトだけどね。

 追記、追記。タイトル、わたしがこんなこと書くとアホみたいだな!(笑
 フールオンザプラネットで「流されて、歌ったりしないぜ」ってさわおが言うんですよ。さわおだからこそ、カッコイイんだ。

2006年03月29日

ホームラン・拳『仲神家の一族』

 作者ファンは別としてもだ、この表紙でどういう購買層にアピールしようと思ったんだろうか…。この人コミックス売れてるのかなあ…。絵もお話も(まだ伸びしろはあるものの)かなりハイレベルだと思うんだけど、わりといつも表紙絵が微妙な気がするんだが…。
 とりあえず今回は『僕は君の鳥になりたい』より面白いというか、好みだった。コメディな分、アラが気にならないからかな。絵はちょっとキャラが多くて区別つきづらかったりもした。
 ただ併載の探偵ものとか怪盗とかも見てて、なんとなく、あんまり話作りの器用な人ではないかもとも思った。ノリがつっぱしりすぎというか…。

 書くまでもないと思うけど、勿論<路地>は出てこないよ!

2006年03月30日

アーカイブについて。

 マヨイガはちょこちょこ調整してるんですが、先日過去ログの第一回一斉整理を行ったらものすごくサーバに負担を掛けてしまって、ドキドキしました。まあ付加掛けてるのがMovabletypeだからxreaで使ってる人も多いCGIだし、いきなりアカウントが凍結されるようなことはないと思う、けど…。

 ということで、ログはまだまだ復旧途中ですが、カテゴリアーカイブの表示形式を替えてみました。表示はちょっと見づらいかもなのですが、ログとしてはこの方が見やすいかなと。おお振りとフジミのアーカイブを独立サイトっぽく表示するための改装だったのですが、他のカテゴリもこの方がおそらく便利、かもしれない。よろしければご利用ください。バナー↓からリンクしてます。おお振りバナーもつくっちゃった(笑。


WE KEPT OUR PROMISE TO YOU
WE KEPT OUR PROMISE TO YOU

楽興の時 [Moments Musicaux]
楽興の時 [Moments Musicaux]


 ついで。↓これ、三橋(左)と田島(右)にしか見えないんですが(笑、色的には逆(左が田島で右が三橋)のほうがしっくり来ますね。

タジ猫ミハ猫

*ネット上で拾った画像です
 問題がありましたらすぐに削除しますので、ご一報ください

2006年03月31日

「マヨイガの成分解析結果」

 いろいろなとこではやってる成分解析★カドルコア世代☆さん)ですが、ニャー速。さんで紹介してるこのスレとか、見てて面白いですよね。やってみたいけどダウンロードするのがめんどいなと思っていたのですが、ふらりと落としてみたらなんだかスゴイ。

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マヨイガの成分解析結果 :

マヨイガの40%は成功の鍵で出来ています。
マヨイガの36%は祝福で出来ています。
マヨイガの15%はビタミンで出来ています。
マヨイガの8%は知恵で出来ています。
マヨイガの1%は理論で出来ています。

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 …マヨイガすげー!(笑
 1%であれ、理論まであるんだ!(笑

 と、なんか幸せになったので書き置く。

 なにか解析されたいものがありましたら、↓コメントにお書きください。

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