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[ 二次/おお振り ]

『アフタヌーン』四月号

 なんだか最近長文ばかりだが。
 すごく久々にゲーセンに立ち寄ったらベースボールヒーローズについつい目がいってしまい、チーム名「西浦高校」監督名「百枝まりあ」で登録しようかと思いましたが、もうそんなん既に誰かつくっているだろうと思い、またプロ野球選手なんか殆ど知らないので、やめました。ゆうかさ、あれでいろんな野球漫画のキャラとか出してくれたらいいのにね(あれ?そんなゲームが昔あったような。ドカベンだっけか。

 ちょっと間をおいたので、冷静になりました(実はアフタ読んだ時にメモは書いていたんだけど、それなんて「君たち今すぐおお振りを読むんだ」とかさわおを意識したはじまりになっていて、あまりの興奮っぷりに自分でビックリした。

 あまりに当たり前のこと過ぎてあんまり書いたことがありませんでしたが、クロエは修ちゃん大好きですよ!「ありがとう修ちゃん」!よかったね!
 実は叶がイイなと最初に思ったのは、織田と話していて三橋のタマのことを「浮くわけねえだろあんな遅いタマ」と言っていたとこでした。叶の中で三橋ってなんなんだろうって気になった。
 叶が雪の中で三橋と対峙して、決して近づこうとさえしないのが印象的です。その距離ももう必要なくって、今度会うときにはきっと、よかったなあって三橋の肩を抱いて笑い合えるのだろうなと思うと、叶も報われたのかなあと思います。

抱きしめて涙を拭いてやりたい、けどしない

 「いただきます」のかわりに「うまそう!」はすっごくいいなあ。わたしが小学校のせんせいだったら給食の時間にやりたいぞ(笑、そんで「うまそうとは何ですか言葉遣いが汚いですせめておいしそうにしてください!」とか保護者からまとはずれな苦情が来んのだ。照れつつ乗せられちゃう花井がかわいいし「(普段から)やってるよ」とかいけしゃあしゃあと言っちゃう泉(泉だよね?)もいいなあ。つか、泉とか阿部とかいつもクールなキャラがこういういたずらすんのってかわいくて仕方ない。

 おお振りサイトさんの感想めぐりをしてみて、結構花井の三橋評にショックを受けている方がいらして少し驚いた。花井は頼れる主将で、三橋母への印象もグンバツだけれど、でも初登場時なんてあんなん(笑)だったし、花井母には「イネー」「シラネー」だし、結構そんな大人と子どものはざまな不安定なキャラだと思うのですよ。桐青(ビックリしてよ、ついにとうせいを辞書登録よ)戦のあととか、和さんの大人っぷりのせいもあるとは思うんだけど、対応の幼さ(だって殆ど喋れてないし)に一瞬しらけたもの…しらけたあとに、ああ花井キャプかわええ!って思ったけど。いやなんか、しらけたっていうか、花井のいうようにあれだけの偉業をなしとげちゃって、だったらもっと和さんたちへの対応も感動的にしめくくって欲しいとか思ってしまって。でも考えて見ればこの子ら高一なんだよね、花井もあれで高一なんよね、とか思うとあのつたない対応もむしろ納得だし現実味あるし、愛しくなるじゃないさ。
 叶といい阿部といい、なんかもうこの漫画ではわたし、一年生たちの青臭い子どもっぽい振る舞いやセリフにメロメロみたいです(笑、年だね!

 あと、泉。今回オトコマエすぎ(笑、いや今回というか「捕ってやるぜ三橋!」とか少し前からかっこよかったですねそういえば。泉が9組ってことになんだかすごく納得した。
 というのも、あのクラス分けで結構作者のセンスというか趣味というかを垣間見れるような気がするんですよ。だって、野球部、同クラに野球部いない子が一人もいないでしょう。ちょっと出来すぎだとも思うけど、でもやっぱりこれホッとするよね。西広くんとかだけぽつんと離れてたりしたら淋しいじゃないか。あと、三橋。三橋こそ一人だったらヤバイんだけど、だいたい各クラス野球部は二人くらいずつにばらけている中で、三橋の九組には野球部が三人もいるてのもなんだかほっとする。田島と同クラで仲良しになれたってのも安心しちゃう。それに、もう一人が泉ってのもいい。阿部や栄口、花井である必要はないんだよね。そこまで面倒みてくんなくてもいんだ。水谷や巣山ではちょっと田島三橋とカラーが違いすぎてかわいそうだし、西広でもお父さんキャラになっちゃいそうだし、やっぱ泉で丁度いいんだよね。ちびたん二人にまじっていっしょに騒いだり調子乗ったり出来て、でも気いつかったり歯止めかけたりもするには泉の身長とキャラが最適だよね。そんなふうに考えてくと、このクラス分けは出来すぎだけどやっぱ読んでてうれしい設定だよなと思うのですよ。

 なんでそれが作者のセンスにまでつながるかというと、だって、だから西浦が桐青に勝てたような気がすんですよ。桐青戦て西浦が勝っても桐青が勝ってもストーリ的に無理はなかったと思うし、どっちでも展開は面白く出来たしキャラの成長も書けたと思うんだけど、でも西浦が勝ったのってやっぱうれしいじゃない、読者的に。この展開の仕方って、あのクラス分けのセンスに近いかなと思って。ちょっと出来すぎかもしれないけど、でもやっぱうれしいってぎりぎりのラインだ(あ、でもあれか、三橋の成長のためには公式戦の一勝が必要だったかな、そう考えると桐青に勝つことは実は結構判りやすい展開だった…のかも?三橋が主人公だからね。アフタのバレンタイン企画で阿部に負けたけどね!(笑。
 うん、よくわかんないけど、まあいいか(笑、ところで阿部の顔がヒョウタンツギに見えてきた。

ヒョウタンツギ阿部


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コメント

ぼく個人は全然そういう(ホモっ)気はないんですが『ブロークバック・マウンテン』(集英社)面白かったです。
スタインベックにつながるこういうアメリカ臭って好きなんですよねえ。

>おやぎさん
わわわ、もうご覧になったんですね!いいなあ!
わたしは某シネコンに来るまで待ってます(笑
評判いいみたいですし、とても楽しみです。

 「アフタヌーン4月号」の記事なのに、「おおふり」だけ…。「アフタヌーン」は他の漫画も面白いでしょ~。

>やくもさん
ええ、わたしも後からそう思いました…(笑
でも最近アフタヌーンコミックスを買っていなかったし、連載の途中からになってしまう作品ばかりなので、読んでるものが少ないんですよ。

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