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2009年12月03日

OOPARTS TOUR@Shibuya O-EAST

 久しぶりじゃないか!
 よく考えたら九月以来だからあんまし久しぶりじゃないや!

01.ダンスウィズゴッド
02.ビスケットハンマー
03.ウォーキンオンザスパイラル
04.ユアオーダー
05.フォクシーズ
06.レモンドロップス
07.メロディ
08.キムディール
09.グッドモーニンググッドニュース
10.ニューアニマル
11.カリールディ
12.ラッシュ
13.ライクアラブソング
14.ジョニーストロボ
15.ビヨンドザムーン
16.ライフサイズライフ
17.プライマービート
18.この世の果てまで
19.ノーサレンダー

EN
01.雨上がりに見た幻
02.ラストダイナソー

EN2
01.ポイズンロックンロール

 オーパーツツアー、きっちりダンスウィズゴッドからでよかった!カコイイ曲だよね!
 ビスハン、結構びっくりしたけどでもしっくり。
 ウォキノンはいつ聴いてもカコイイ。
 ユアオーダーからの流れは燃えたなあ~どれも好きだ。レモンドロップスとかちょう期待通り!
 キムディールはライブの定番で。
 グッドモーニンググッドニュースはいいよね!アルバムでも位置もよくってすごい好きなんだけど、ライブで聴いてもすごいカッコいい。
 ニューアニマルは、曲は大好き。歌詞がちょっといまいちなんだ…でも曲はすごいカコイイ!あのイントロはすごい。
 カリールディは久々だなあ。奇特な(笑。
 ラッシュも久々かなあ。
 ライクアラブソングもわりと定番だよね。実はアルバムではあまり好きな曲ではなかったんだけど、ライブで聴いてるとすごく心地いいと思える。
 ジョニーストロボ!大好きだ!なんてかっこかわゆい曲だ…ピロウズがこういう曲を作っていなければ、あたしはここまではハマらなかっただろうなあ。
 ビヨンドザムーンは、やはり歌詞がどうも…安直にドラマチックというか、あんまし好きではなくて、ライブで聴いてもやっぱりニガテだった。
 ライフサイズライフ!きっちりカコイイ。
 そして、やっぱりライフサイズライフの後には、プライマービートを期待してしまった(笑
 果て、ノーサレンダーという締めはなんかビックリした。どっちも最近定番ではあるけれど、締めとは…いろいろ思うところもあるが後述。
 雨上がりがアンコール曲というのも、同じ目的からなんだろうな。
 あっラストはダイナソーか、…いやその未来?…いややっぱダイナソー??とすごく混乱した…。
 ポイズンで締めというのは、結構予想通りだったし燃えた!やっぱりいい曲だなあ。

 …というわけで、ハイブリも、リトバスも、ストカメも、ファニバニも、やらなかった。やらないだろうなあとも思った。
 そうするとアンコールでやる曲ないから、雨上がりはアンコールだろうなあ、とも思っていた。
 新しい定番曲、新しいアンセムを模索しているんだろうなあと思う。過渡期かなあ。しばらくは、ちょっと変則というか変拍子ぽい印象のライブになるかもなあと思うのだ。

 雨上がりは力も人気もたぶんあるけれど、雨上がりやスケアクロウ(スケアクロウやらなかったなあ)はスローテンポでハイブリリトバスみたいな感じではないし。ストカメもスローテンポだけれど、ライブバージョンは激しいし、雨上がりライブバージョンとかはちょっとないだろうなあという感じだし。
 ポイズンは、あたしは大好きだけれど、ちょっと短いし、ハイブリというよりはランハイとかに近いかなあ。
 ノーサレンダーはいいけれど、ライブの締めにはちょっと違うかなあという気がする。
 まあ、これからが楽しみなわけですが。

 そんなわけで、今回もマリィさんとご一緒しましたv
 やっぱりO-EASTはタテに狭くて、ステージ近くっていい。武道館の後だったので、殊更にさわおが近くってワクワクした。バスターズもほとんどかぶってたみたいで、さわおがそりゃそうだよな、かぶってなきゃあんなに集まらないもんな、とかゆってたけど、大きなとこでやった後で、内輪で反省会、みたいなノリに感じたなあ(笑

 さわおの七分袖ライフサイズライフは特注だったのかー、と。
 考え考えしゃべってるさわおがすごくいっぱいいっぱいで、その場の思いつきで、真摯で、とても好ましかった。校長先生の話が長くて失神者が出たが(笑
 しかし今回は何しろ、君たちみたいなみすぼらしい犬がしっぽふってなついてくるのが大好きだ、が名言だった(笑
 野良犬でもいいのかな、かぎまわってる野良犬はいなくならないけど、野良犬と旅に出て「言葉とか通じないなら噛み付いて、吠えまくって、戯れ合って」いこうと思えるようになったのかな。通じないままでもいっしょに旅をすんのかな。そして、イヌゴヤチャンネルの負け犬も入れてくれるのかな(笑。さわおに犬とか言われると、深読みしてしまうよ。それはさておき、みすぼらしい犬はいいね。たぶんみんなそう思ってる…さわおだけじゃなくってバスターズもドMなんじゃないかな、と(笑、そりゃそうだよな。

2009年12月05日

ごとうしのぶ『誰かが彼に恋してる』

 ここのところ忙しかったし、あわただしく読みたくなかったのでちょっと出遅れてしまいましたが、やっと読みました。
 面白かった~けどぜんぜん進んでないね!ていうか文化祭二日前の、一日しか進んでない?文化祭本番まであと何巻かかるんだ…。九月になって既に三冊も出てるのに…。
 でも全然進んでいないけれど、あいかわらずなタクミくんの雰囲気があって、やっぱり好きだなあと思いました。

 とりあえず、しょっぱなから。
 赤池章三の形のいい背中…!!
 後ろ姿だけでなく、からかいの引き際も美しい風紀委員長…!!!
 託生のお弁当預かって帰る章三がいい。託生といっしょのクラスなの章三だけってことなんだけどね。ていうか矢倉とギイと八津はみんないっしょのクラスなのか。

 託生はギイに甘すぎる、と周りには見えるのかー。
 自分が面倒ごとにあっても人の心配をしたり、人のせいだなんて考えなかったり、そういうとこがいいのか、ギイは…と、非常に今更思った!だってギイ視点て希少なんだもの!

 しかしなんかギイは巻をおうごとにヘタレてくるというか、凡人じみてくるというか(笑。託生のことにかんしてはほんとに平凡なひとだなあ。でも最近ちょっと口調が軽くなりすぎてるような気が。
 とりあえず唐揚げみっつは無理ではないかと。そして、ギイのホットドッグ早食いは見たくない…小説だが…(笑。でも優勝はどうだろうというギイにおかしな謙遜しなくていいよ、とか冷たくへんなつっこみいれる託生がかわいい(笑。
 あ、あと、今回ギイがあんまりエロいので卒倒しそうになった。…他のBLと比べれば、ぜんぜんたいしたことは書かれてないのに…タクミくんだと、もうとんでもなく恥ずかしい…。

 やはり八津は最強の総受けなんだなあというか、やっぱり託生は八津にたいしてだけは攻めっぽいなあ、と。矢倉くんにライバル宣言てまた大胆な(笑。
 それはともかく、タク八津はいいというか、この二人が仲良しだとなんかいい。基本一人が好きな八津が、託生にはときどきこうして話をしにくるというのがいい。でも突然お昼にさそわれてけげんそうなのもいい。がんばる託生もいい。矢倉がそれに嫉妬してんのもいい(笑。矢倉にはやけに冷静な託生もいい(笑。

 利久は、登場の一言で絶対利久だな、とわかるのがごとうしのぶのスゴイとこだなあと思った(笑。こんだけキャラがうじゃうじゃいるし、けっして文章が巧い作家さんではないとも思うのだけれど、でもうまいんだなあ。
 雅彦さんの託生すきぶりがかわいいというか、託生がもっとモテたらいいのに(笑。そんでギイがやきもきしてたらいい。
 高林は一瞬しか出てないのに印象深い、おいしいキャラだなあ。
 三洲が出てこなくて残念だった。

 謎の誰かさんはギイたちのクラスメイトのドリームな噂の彼なのか、ギイにキスしたのも彼なのか、彼はギイがすきなのか。うーん、ギイとみせかけて託生ファンだったらいいなあと思うんだけど、やっぱり無理かな。というか鷹司はどこいったんだろう?

2009年12月06日

神楽坂はん子『喪服のディナーパーティ』

 ややネタバレです。

 孤島に学術調査にやってきた双子の姉弟(兄妹?。島の所有者の金持ちの家に滞在し、金持ちの秘書とか従兄弟とかと交流しつつ、実はこの島で亡くなった兄の死因をさぐるという目的がありまして。

 孤島、ミステリ色と、ワクワクな設定なんですが、なんか今ひとつだったな…。
 タイトルがいいのに、これがあまり活きてないというか、本編では正装でとしか書かれてなかったし、白黒の画面では喪服だかなんだかよくわからないし…。それに喪服というか兄の喪に服してるという感じがあんまりしなかった。兄にとらわれたまま、というのはちょっとまた違うと思うし。
 あとBLとしても、兄の面影をかぶせられてる弟が、あんまり個性があるほうではないし印象がうすい。攻め×兄も、攻め×弟も、なんでくっついたのかあんまり説明されていないし。
 タネが某有名ミステリとかぶってしまったとのことだけど、なんだろう??わからなかった…。

2009年12月07日

内田カヲル『そして続きがあるのなら』

 高校の後輩先輩で、漫画家を諦めてフリーター×麻雀漫画雑誌編集者。
 攻めの才能に自分は漫画の道を諦めて編集者になった受けは、攻めが自分の才能に気づかずフリーターやってるのを知って漫画を書かせようとするのです。

 …最近の内田カヲルには、なんだかラブが足りない気がするのです…。攻めはともかく、受けの攻めラブが物足りないのです。
 や、攻めのためにいろいろしたり、高校のときからほれてたのかなあとか思ってる描写は確かにあったのですが、なんか物足りない…。
 内田カヲルのオヤジ受け萌えは終了したようですが、才能とか若さとか美貌とか持ったへたれわんこ攻めと、しょうがねえな受け入れてやんよという感じの受け、というのはずっと続いているなあという気がします。なんかそういう受けが、あたしにはあんまし合わないみたいです…。

2009年12月08日

大和名瀬『無口な恋の伝え方』2

 レストラン支配人×他店シェフの完結編。
 不器用でマメでしつこい攻めの気持ちがようやくつうじ、不器用でいじっぱりでおぼこな受けががんばって素直になろうとしている…ので、なんかもう始終むずがゆい感じ。
 受けが攻めに気持ち悪いとか変態とかののしって、後でわかってなくってごめんなさい、とかいう展開が多く、とにかくむずがゆい。
 面白いか面白くないかで言えば、好みの問題だなあ、という感じ。つまんなくはなかった。でも正直あたしにはちょっとむずがゆすぎた…。

 受けが女装させられるシーンがあるのだけれど、大和名瀬はこんなかわゆい少女漫画的な絵柄なのに、受けは女装しても女の子には見えなかったのですごいなあと思った。
 あと攻め父が堅物そうなのにリベラルで、ご都合主義的だけどいいキャラだった(笑。結婚式したそうだった(笑。

 このCPは、作者のブログの豆男と美ーナスのお話もすごくかわゆ面白いのでオススメなのです。はちんことともに、大和名瀬の持ちキャラになったなあ、という感じ(笑。不思議なキャラばかりだ。

2009年12月13日

チンチラとか。

 アゥイエー、なんだか間が開いてしまいました。先週は風邪をひいたり、忘年会とか、そんな感じでちょっと大変でした。
 今年もあと半月ちょっとって、なんかほんと時間経つのがはやすぎるなあと思いつつ。
 原稿やらなきゃ!

 そんなわけで、寒くなってきたのでフェイクファーのラグを買ったのですが、これがまあいい感じにふわっふわで気持ちよいのです。フェイクチンチラなのです。でもあんまし床でごろごろする習性はないので、時々手で撫でてニヤニヤしてる。
 髪はここ十年くらいで一番短くなってますが、かなり気に入ってます。なんか評判はいまいちですが…(笑。短いのは似合わないとずっと思ってたのですが、矯正して切ったら思ってたより思い通りの感じになったので、あたしの場合、やはり問題は髪質なんだなあと思いました。
 あと風邪でのどが痛かったので、加湿器も買いました。植木鉢みたいなの。ハイブリッドなんだけど、加湿器はどの形式でも手入れがめんどい。仕方ないけど。
 そういえば、アマゾンがローソン受け取りを始めたので、これは購入が加速しそう、とか思ってたんだけど案外使ってないんだよね。まだ一回使っただけ。いつでも買えると思うと焦らなくなるのかも。しかし…最近あんましBL読んでないなあ。何か面白い本ないかなあ。

2009年12月14日

遠野春日『美貌の誘惑』

 これ忘れてた。少し前に読んだのを、今日書店で見て思い出した。

 ヨーロッパ人にしか見えないアラブ末弟×諜報機関の暗号解読官。

 攻めの手元にいってしまった某機密をとりもどすため、事務官なのにスパイとして送り込まれてしまった受け。なんでも攻めはゲイなので、攻め好みっぽい受けに白羽の矢がたったとかなのですが、そんなうまくいくわけないじゃないかと思いつつ攻めの出席するパーティにもぐりんこんだら、すぐさま邸に招待されて滞在していきなさいとかいわれてあれよあれよ。

 裏表紙梗概から、美青年好きアラブを賢い美スパイが華麗にだますとか、少なくとも丁々発止の化かし合いとかを期待したのだが…ダメっこスパイだった!
 受けは美人でたおやかなだけで、攻めにも上層部にも流されてるだけという印象で、もっとかっこよかったらいいのになあ、とため息だった。攻めのこと好きなのかどうかもあんましよくわからんようなほどの受け身受けだし…。
 遊び人攻めはなんでこの受け身な受けにそこまで惚れ込んだのか…。
 せっかくスパイ受け設定なのに、スーパー攻めと美しいだけの受けというあまり面白みのないキャラで、凡庸な感じになってしまってもったいないなあという感じだった。

 ライトグラフⅡの絵は新装版にあたって描き直し?らしいのだけれど、なんか最近の小笠原宇紀の絵とは違うような…?

2009年12月15日

読みさし。

 結構アマゾン評価高い本もあるのだが…あたしの根気が足らなかったのかなあ、という気もしなくもないがまあそんなわけで。

 丘群さえ『詩(ソネット)に濡れるくちびる』
 没落した華族の受けを救ってくれたのは、以前想いを拒んでしまった書生攻めで、なんか家を助ける代わりにえっちなことされて艶本よまされるんです。
 話の筋が見え見えだし、いまいち淡々としてて面白くなかった。受けが意地を張ったりなんだりするのだが、反応が平凡というか、華族受けが活かせてない感じがした。三分の一くらい読んで、あとはとばし読みしてしまった。

 小川いら『胸にしまっておけよ』
 彼女にフラれた後輩をなぐさめてたらそんなことになり、後輩=攻めは責任とる気まんまんで。
 二人ともきちんと彼女がいて、特に先輩受けはいい関係を築いていたというのが、なんとも…。なんで男同士でくっつくことができたのか、納得いかない感じ。ほとんどとばし読みしてしまった。

 水島忍『アルテミスの生贄』
 秘密サロンに出ると行って行方不明になった兄について調べたくて、勤務先のバーのオーナーの父がやってるらしい秘密サロンに近づく受け。
 秘密サロンがふつうすぎた。受けが平凡すぎた。攻めがなぜ受けを好きなのかわからん。さんざん忠告されて、兄のこと探るには他にも手がありそうなのにサロンに行こうとする受けがちょっとお馬鹿に見える。ので、途中で飽きてしまった。

 夜光花『愛を乞う』
 家の借金のかたに買われて、同い年の金持ち息子の性欲処理係にされた受け。高校卒業までという期限に望みをたくしてなんとか過ごしていたのだが、全寮制の高校に入ってから攻めがなんだか…。
 面白くなくはないのだが、わかりやすすぎる筋というか、高校卒業後の別離とか含めて予想どおりの流れすぎた。そして、この作家の持ち味があんまり活かされてないというか、普通のお話だった。まあ、性欲処理係という設定はよく考えると結構異様なんだけどね。高校卒業の辺りでしんどくなってきて、あとはざっと読んでしまった。
 ところでこのタイトルつけたのはたぶん『不浄の回廊』を名付けた人だよね?キャラ文庫のこの担当さんはセンスいいと思う。

 結城一美『この胸の秘めごと』
 ネタバレします。
 これちょっとかなり、いまいちだったなあ。オビの「誰も見たことのない、100%善意の恋愛詐欺!」というアオリ文句は面白そうだったのに。
 ノンケ上司への恋をゲイバーで出会った遊び人ぽいタチに相談して、その通りにしたらなんかうまくいったのだが、タチちょっと上司に似てる気が。
 なんかやな予感するよね。タチが上司か、あるいはタチと上司が双子か、どっちもやだなあと思ったけど後者で、受けが入れ替わりに気づかずエッチまでしてるというなんだそれな展開。それだけでもオイオイなのだが、更にその後タチが実はいろいろ考えてくれてたことを知ってタチとくっつくとか、なんだそれ。3Pならまだしも…。何が何だか、地雷大杉、萌えな過ぎ。

2009年12月16日

車田正美『聖闘士星矢』8~10

 八巻から十巻がポセイドン編。
 結構短かったんだね。

 ポセイドン編は氷河がダメダメなのでアレです(笑。瞬よりダメっこだよね。しかし久々に読んだらアイザックとの関係はかなり萌えるな。こんなにきっちり友情ものだったのか。
 青銅がゴールドクロスまとうとこがいいです。星矢がサジタリウス、氷河がアクエリアス、紫龍がライブラで、そういえば瞬が居なかった…。一輝もだけど。ていうか瞬は突然居なくなってた感じ。瞬がゴールドクロス着ないのははたして次回のなんかのフラグだったのかそうでもないのか。
 そして、カノンがアホでダメでヘタレで…(笑。シードラゴンのスケイルかわいい。
 セイレンがなんかしっかりしたいい奴だった。あと終わり方がなんかよかった。こんな感じだったのだっけ。…そりゃあジュリアン×ソレントだわなあ…あれ、逆なのか?ていうか百合カップルだよね。そこがいいんだけど。

2009年12月19日

鈴木理華『タブロウ・ゲート』5

 スターは予想してたよりずっっと悪い奴だったよ!(笑。かわいい顔なのにね。
 イレイズと前代マスターは全然違う人だったのか。なんかそのあたりよくわかんないまま読んでいる感じ。
 怪盗Jの話はやっぱりいいなあ。角川版はもっとサツキにモエモエだったなあ。でもパピュの話はかわいくていいなあ。
 せっかく出てきた学校の友人があんまりまだ活躍してなくて残念。これから活躍するのかなあ。

 人魚もタブロウなのかなあ。残っているのは、フール、エンプレス、エンペラー、ラバーズ、ホイールオブフォーチュン、パワー、ハングドマン、テンペランス、タワー、ワールドかな?なんだろう~、水に関係ありそうなのはテンペランスかな。
 しかし、この作者的にワールドはすごいキャラだろうな…ディオのスタンドだし、と思ったけれど、しかしスターはあんな感じだったな(笑。承太郎と正反対のキャラだよね。
 ていうか、今回もジョジョネタが多かった(笑。ジブリネタもいくつかあったかな。

 角川版を新装版で出すそうで、それは確かにあれを埋もれさせておくのは惜しいとは思うけれど、でも内容ほとんどプリンセス版と一緒なのに…と思った。細かいニュアンスは違うけど、筋は一緒なのに。でも外伝も入るそうなので楽しみですv

2009年12月22日

砂床あい『銀盤のシャノワール』

 フィギュアは男子のほうが興味出てきました。ので、なんだかタイムリーなような感じがしまして読みました。

 引退した男子トップ選手が、亡き元コーチ兼恋人の隠し子のコーチをたのまれて、最初は断るつもりだったのになんか滑りは鮮烈だし家の事情は複雑そうだしで結局ひきうけ、元恋人の面影やかわいらしさに心揺れて云々云々。

 なんというか、受けが健気可哀相すぎで…。
 母はごたいそうな家の出身で、元フィギュアスケーターとの未婚の子という出自から、家をとりしきってる母の姉にいびられまくりで、攻めが救おうとしても手負いの子猫のようにうまく懐けない。そんでいろいろあって全幅の信頼よせるようになったらば、攻めは元恋人の面影を受けに重ねたり、それに罪悪感感じたり、はたまた受けのためにとかいって他のコーチに預けたりで、自分勝手な攻めにふりまわされまくり。それでも攻めがすきなので、攻めが自分の父を好きだと知って反発したり悲しんだりしつつがんばる、という…かわいそう(涙。
 というわけで、攻めは目の前に居たらなぐりたいタイプだった。もうちょっと罰があってもいいんではというくらい。美形コーチが黒ずくめのロングコートでリンクの脇に立ってるという画はいいと思うが(笑。
 元恋人のことはいまいちよくわからなかったし感情移入あまりできない感じ。

 お話はなんかあんまりスムースでないというか、攻めが元恋人の記憶よりも受け自身に入れ込むようになったあたりとか流れがよくわからなかった。途中で数年が一気にたってるせいもあるんだろう。それもあって、受けが攻めに反発→なついた後→葛藤の段階がなんか早かったというか、それぞれ独立している章のような印象だった。

 受けは、男子には珍しい柔軟なバレエ的なスケーターって、きのこいいですね。

2009年12月23日

CJ Michalski『オトコ拾いました。』

 CJさんを読むのは久しぶりのような気がする。表紙がショタっ子じゃなかったので興味をひかれたのだが、中身はやはりショタっ子中心だった…(笑。そしてすごく相変わらずな感じだった。

 表題作は大人受けではあったが、元チンピラのダメっこわんこ×攻め系男子バーオーナー。俺はなんでこんなヘタレと…な感じ。
 オーナーの片思いしていたノンケ×美少年ゲイが吹雪の中に閉じ込められてそんなこんなな話は、展開の無茶っぷりと普通な展開がCJさんらしい気がした。
 バーで働いてる美少年ではない青年が、お客でやって来た高校時代の憧れの先輩と再会、という話は一番面白かった。短編一本なので、もっと読みたかった…。
 硬派ぶりたい応援団長×団長に憧れてお弁当つくってくるかわいこちゃんの話は…ギャグだけど、なんかもうちょっと勢いがほしかった気もした。

2009年12月24日

楠木潤『極上ジレンマ』

 普段よりさらに独断と偏見にみちたことを書いている気がするので、ご不快に思われましたらすみませんです。

 派手エリートリーマン×ぜんぜん趣味じゃないのにアパートのとなりに越してきた攻めとなぜかつきあってる地味スキーのかわいこ高校生受け。

 …というだけで、なんも説明がないのです。
 攻めはかわゆい受けに一目惚れということでまだいいけど(にしても今までの趣味とはぜんぜん違う、しかも男の子に一目惚れってよくわからんけど)、受けはなんでそんな趣味じゃない相手とつきあうようになったのか、攻めのどこが好きなのか、ほんとに好きなのか、なんかよくわからん。よくわからんままにイケメンに愛されるかわいこ受けという王道ぽい話が展開するから、すごくうすっぺらく感じてしまう。
 地味スキー設定というのも、趣味とは異なる攻めとつきあうことにも理由はあるのに、あっさり書かれてあんまし活きてないし、突飛な設定をとってつけたような印象でもったいない。

 そして、独断と偏見にみちたことを書くけれど、最近のリブレって、ベテランさんは別として、こういう漫画が多い気がする。デッサンの心配な絵とか、設定が活かしきれない展開とか、なんとなくかわいくなんとなく恋愛してる薄い話とか、そんなイメージになってしまった。だから最近のリブレの新人さんのコミクスてあまり買う気になれない…。

2009年12月25日

須藤安寿『永遠に咲く花のように』

 国王の恋人だった美形貴族将軍は、王を裏切り処刑されてしまい、以来王は彼を思いきれずに意気消沈の日々。数年後、あやしげな錬金術師に彼の遺髪から人形を作らせたのですが、これがまあ彼にそっくりで。

 とりあえずは、アンドロイドばんざいー。
 彼への想いと人形への気持ちとでゆれうごく王とか、王が彼のことを想い続けていて自分は身代わりでしかないし、そもそも人形の自分の気持ちって、とか悩む人形とか、ベタ王道でとてもよかったです。

 ただ、基本それぞれのキャラがぐるぐる悩んだり考えたりというのが中心で、あんまり動きのない話という感じで、なんだか小説というよりもポエムっぽいなあと思うこともあった。文体がポエティックというわけではないんだけどね。
 ていうか、王と人形との交流って、ほとんど数回のエッチのみ、というのは言い過ぎだけれど、でももうちょっと色々交流してくれないとなんだか恋愛物語として物足りない感じもする。
 ただでさえ王の元彼への想いの描写がかなり濃度が濃いのに、人形に惚れる経緯も基本エッチな場面を通してしかわからないし、人形は人形で王がなぜすきなのかエッチな場面からしかわからない。まあエロ必須という縛りがあると仮定すると、逆にエッチな場面を通して心の動きをよく書いているなあ、ということも言えるのか(笑。

 絵がちょっといまいちだった。

2009年12月26日

九重シャム『地獄めぐり 上』

 面白そうだったけれど、上とあったので、下が出るまで待とうかなと思ってたんだけれど、他に読むものがないので、買ってしまった。

 役所づとめで、地獄担当になってしまった受け。週三回の地獄の業務に通っていると、閻魔王にくどかれて云々。

 受けは一体どこのどういう役所につとめているんだ…(笑。そして、地獄では一体どういう仕事をしているのか。描写を見ている限り、地獄に活きたままの人間職員が必要そうには見えないのに。
 というあたりが、設定は面白いけれどFTとしてはもうすこし作り込みがほしいかなあと思ったところだった。
 絵というか漫画絵や構図とかがいまいちこなれていないので、もう少し巧くなってくれたらいいなあ。

2009年12月28日

映画『イングロリアス・バスターズ』

 昨日は蜂郎さんマリィさんと、冬まつり決起集会かたがた映画を見にいちきましたv
 画像はサントラで代打。

 なんというか、結果(?)としては、面白かったのです。
 あまり事前情報をしいれずに見たのですが、もっとコメディ色の強い作品だと思っていたので、なんか勘違いしてたかなあと思っていたら、お二人も同じようにおっしゃっていたので、プロモーションの方向性がちがっていたのだろうと思った。でもタイトルやなんかからしても、もっと軽妙な印象だよなあ。タランティーノだから大量にそんなこんながあるし(笑、緊張しどおしですごくつかれた。
 あと作戦の顛末も結構びっくりした。作戦失敗か、作戦成功でもうちょっと人が生き残るかと思った。
 タイトルにしてはバスターズの印象が薄いような気がしたのだが、やはりレイン中尉が一番魅力的ではあった気がする。他はわざとらしいほどに典型的な登場人物だなあという気がした。でもそこがいいんだけど。

 …ていうか今ウィキペ見てたらこれ元ネタ映画があったのか。なるほどね!…ていうか元はイタリア映画だったのか!

宮部みゆき『ステップファザー・ステップ』

 随分前に読んだし家にも一冊あるのですが…荒川弘の表紙が限定版だというんだもの!また買ってしまった!双子かわゆい~!かわゆくって、宮部みゆきの作品中ではたぶん一番好きなお話ですv

2009年12月29日

日高ショーコ『花は咲くか』1

 内容の前に、裏表紙の梗概がちょっとほかに類を見ないくらいひどい。
 駅でぶつかった相手に水をかけられてしまい、仕事でつかう資料をだめにしちゃって、相手がその資料をもってるとかというので家までついていって…って、なんで赤の他人が仕事の資料なんて持ってるんだ?と思ってたら、主人公は広告代理店勤務で、資料にしようと思ってた雑誌をたまたま相手も持っていた、というだけの話だった。
 相手は大学生で、下宿の管理人もしてるのだけれど、なぜか主人公にはやたらときつい。そんな管理人は気に入らないものの、下宿の建物自体は気に入ったといって、ちょくちょく下宿を覗きに行くリーマン…って、視点人物で主人公なのに、なんかよくわからん人だな、と思ってたら、確かに下宿は気に入ってはいるけれど、下宿の住人になつかれたり呼ばれたりって流れで訪ねるだけなんじゃないか。
 というわけで、梗概読んでもよくわかんなくってぜんぜん心惹かれなかったので、これは日高ショーコじゃなかったらたぶん買わなかっただろうなあ。

 内容は、なんかのんびりニアBL…ルチルらしいとも言える。
 管理人大学生は、太めのぐっと睨むような眉が珍しくていいなと思ってたら、ぼんやりしてると寛末というかふつうのキャラになってしまうのが勿体ない。でも人慣れしてないかわいいキャラだ。
 しかしかわいそうキャラではなく、むしろ従兄弟だっけ、の下宿住人のほうがかわいそう受けの素質ばりばりだなあ(笑
 主人公は昔はバリバリ仕事してて有能ぶりを発揮してたのに、ちょっと疲れてルーチンワークこなしてるおっさんにさしかかった年齢…というのはなんかいい(笑。でもキャラ的にはふつうの人で、あまり面白みはないかなあ。なぜ管理人さんに急にどきっとしたのかもいまいちよくわからない。
 それにしても、これ群像ものになるのか…!とびっくり(笑。この作家で群像ものってあんまり想像したことなかったし。
 面白いけれど、でも展開ゆっくりだし、ルチルだし、次はいつ出るのか、一体何巻まで続くのか…という気も。

高遠琉加『成澤准教授の最後の恋』

 うーん…なんというか、普通のお話だった。
 攻めは仏文科の准教授で、適当に恋愛を楽しんできたイケメンゲイ。友人編集者がつとめてる出版社で、メガネのさえない新人に出会い、当初は印象も薄かったのだけれど、雨に濡れて様子がおかしかったのに手を貸してからなんか気になって気になって、結局自分の担当に指名してそんなことになったのですが、彼には高校の頃から想い続けている人がいるらしく、云々。

 王道というよりはあまりにセオリーどおりで、恋を知らない准教授がはじめての恋愛でぜんぜんセルフコントロールきかなくってヘタレで、とかそういうわかりやすい流れだった。あんまりベタでつまらないキャラになってしまっていて、なんかもう少しは特色ほしかった。編集者から准教授への気持ちもやっぱりベタで、ちょっと描写たりない気もするし。いっそ思い人が准教授だったら、ベタとおりこして何かになったかもなあ、と思った。

 表紙を見て、高永ひなこの絵はかわいいしきれいだけれど、攻めが受けっぽいなあと思っていたら、中の絵を見たら中の絵のほうが好みだった。個人的にカラーより白黒のほうが好みな作家さんなのかも。

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 高遠琉加はどうしても身構えて読んでしまうと言うか、過剰に期待して読んでしまうみたいだ。高遠琉加なのだから、ベタからちょっとずらして面白いもの書いてくれるはず…とかの勝手な期待をしてしまうんだよなあ。やっぱこれって勝手なんだよな。

 でも今回、ちょっといろいろ考えててあたしが高遠琉加に期待してるものは何なのか、わかった気がした。
 高遠琉加で面白かった作品といえば、やはりまず『好きで好きで好きで』(来月復刊だそうでうれしいですv)、『愛と混乱のレストラン』、あと古いところでは『告白』『この胸をどうしよう』とか好きなのです。
 で、『観賞用愛人』『ホテル・ラヴィアンローズ』あたりはなんか平坦で萌えないしお話もいまいちだなあと思ってしまってた。
 あと、『王子様には秘密がある』は前半がベタすぎて、後半は面白かった。
 と、ならべてみると、つまりあたしは高遠琉加のかわいそうな人が報われる話がすきなんじゃあないのか?、と。あたしはお話の面白さや一風変わった設定とかではなくて、かわいそう受けとかかわいそう攻めを期待していたんだな実は、と、納得できた気がするのです。なので今後高遠琉加の作品を読むときには、ちゃんと傾向判断して、勝手に肩透かしされた気にならずにすむんじゃないかなあ、と思いました(笑

 でも、ちょっと例外なのが『天国が落ちてくる』ですね。やっぱりなんか異色な作品だなあ。

2009年12月31日

二日目。

 昨日は冬祭りにいちきました。マリィさん蜂郎さんとサークル参加です。
 サークルのほうではまたすっとんきょうな新刊をだしましたが、蜂郎さんに言われて気づいたのだけれど今年は三冊も出してたのです。逆に去年は一冊も出してなかったり。新刊はカラーの色味が予想と違った…けど頑張った。
 スペースにお越しくださった方、ありがとうございましたv

 買い物はなんかサークルチェックしきれてなくって、いろいろ買い忘れた。
 大和名瀬はやっぱりついついはちんこ&野菜トートまで購入してしまったが使う場所がないぃ。ちんつぶ新刊は取手話が面白かった。同盟にも入ったし。しかし今後どうなるんだろう…そろそろ終わるのかな?
 明治カナ子はキモチの行方本にちょっとびっくりしたけどうれしかった。総さんは自分勝手だよな!でもけーじくんが総さんをちゃんと好きだと言ってて安心した。
 山中ヒコは初オリジュネだったのかな、へんな列が出来てて進みもゆっくりなのにはちょっと閉口したが、王子と小鳥の本がすっごくすっごくよかった…。この人やっぱり巧いというか好きだなあ。このシリーズもっと読みたい。
 門地かおりのとこも変な列で、途中から改善されたけど、あたしは列運が悪いな。新刊が生徒会長に忠告だったのだけれどいつの話なのかよくわからんかった…。
 本橋馨子の新刊が第三の帝国でうれしい。デジタル入稿にしたら線がきれいになったと書かれていたけど確かによみやすくなってた。お話もネットとか出てきてやたらに現代的なのはちょっとなあと最初に思ったんだけど、でもやっぱり面白かった。第三帝国また商業誌で読みたい…。

 今回はうまく撤収して、夕方から渋谷で打ち上げしましたv心地よい疲労にお酒が入り、蜂郎さんとあたしは更にすごく眠くってグダグダでしたが、萌えトークはとっても楽しかったのです。

 さて、大晦日ですね。夜になったら、今年のBLコミクス小説ベストをアップするつもりですv

★2009・BL小説ベスト10

 特に後半、読んだ点数が少なかったので、ちょっと自信がない部分もありますが、あたし個人の中での順位だし、まあ上位はそう大きく動かないかなあと思います。『寄せては返す…』は本当に面白かったし、『初恋姫』は本当にかわゆくて大好きだし。ただ、順位に関してはどうなんだろう、結構迷いましてちょっと自信ないけど、まあ上位はどれも面白かったということです。
 シリーズものは迷いましたが、分割するとランキングがうまってしまうので、まとめました。『唇に…』は個別タイトルもついているし、発行時期もばらけていたので、まあいいかと。
 次点はいとう由貴『哀しみは雪のように』西江彩夏『ナルシストの憂鬱』かな。
 あと月末に出た木原音瀬の上下分冊読んでないけど、入れなくて大丈夫かな、とちょっと心配…面白いのかなー。

 しかし、こんなふうに獺祭ぽいことやってると、BLって面白い本ばっかだなーって気がしてきます(笑。
 漫画のほうは、後でアップします。

★2009・BLコミックベスト10

 しかし漫画のほうは、正直今年は不作だったような気がします。グっとくる(あたしの中での)大作が少なかったなあ。『茅島氏…』は原作ものだし…。読んだ冊数が少なかったかなあ。なんにせよ、来年はいい漫画が出るといいなあ。
 次点は、山中ヒコ『丸角屋の嫁とり』、南国ばなな『キャンバスにくちづけを』

 というわけで、今年もマヨイガに遊びに来てくださってありがとうございました!今年はちょっと、忙しい時期や本を読めない時期には更新できない日が続いてしまったのが残念でございました。来年はもうちょっとマメに更新したいなあと思っています。

 ついしん。なんかあ~ちゃんかわいくなってない!?