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2006年06月02日

黒娜さかき『恋の口火』

 医龍の一巻を読んだら、結構面白そうだった。どこかでまとめて読みたいなあ。


 シンナーとかナントカ依存症とか、そういった設定がたんなるニュアンスぽくて、いかにも小道具として使ってます、って感じられて痛々しい。ただちょっとフツーと違うんだぜ、と演出したいだけに感じるような使い方もあったし、一作品だけならまだしもそういう特殊事情を使っている作品が多いせいか、なんか全体的にイタいと思った。やまがたさとみとも傾向は違うけど、近しいイタさがあるような。
 そのせいもあるのか、お話もいまいち練られてないような感じで、つまんなくはないけどあんま面白くもなかった。
 絵も半端に上手いような、しかしときどき基本がアレ?って感じなんだけど。前のコミックスより雑になったような気もするし。それが味でもあるというのは判った上で、なんだかなあと感じる部分が結構あった。
 ファーストコミックのときも危なげな印象はあったけど、まだいろいろ押えてたのかな、あっちのがまだ面白かったように思う。なんか全体に悪い意味で慣れてきちゃってる印象だった。

2006年06月03日

限界なんてこんなんじゃない。

 ていうかね、わたしやはり奥浩哉好きみたいです。手元にないんだけど、HENも変もも一度読みたいなあ。
 ゼロワンとガンツはかなり表だって大好き!なんですが、今までゼロワン以前の奥について言及したことなかったかも。なんでかなと思うに、それはやっぱなんか恥ずかしかったからだと思う。えっちな漫画とかよりもむしろ恥ずかしい…と思ってしまうのは、あの絵とか奇抜な設定に心のどっかで否定的な評価しちゃってたのかなあ、自分。
 と、くどくどしく書いてみたところで、結局、HENと変を好きなのも、好きって言えなかったのも、やおいとゆりだからかもと思う。でもやっぱり読みたいな。お金によゆうが出来たら大人買いしようっと。

 あと、三星戦の田島様は「無死満塁で一点」でした。二点だと思ってた。間違い間違い。
 なので崎玉戦予想、わたしのこれ絶対、と思ってる展開はとりあえず「花井の満塁HRもしくは3ランHR、そんでそれは二巡目以降ってか多分ギリギリのタイミング、そのおかげでコールドゲーム」というところにとどめておきます。

 でね、7seedが…!うわーうわーうわー。とにかくヤバい。面白すぎ。漫画読みの人は絶対、これ読むべきですよ!というか夏A編のラストはなんというかあまりに予想どおりだったんだけど、それがまた…!うわー。これからどうなるんだろうなあ。ブチキレ三人組が正気にかえるのかどうか(特にメインのあの子)、本性むき出しのあの子がこれからどうメンバーと接するのか(いきなりうとまれキャラ?でもみんなそれどころじゃないか?)、達観二人組がキャラ変わるのか変わんないのか(女子の方は今までと変わらない気がする。男子のほうは…かわるんじゃないの?試験の辺りから人間味出てきてたし)
 うーんしかし、7seedも王道展開だから、涼×安居はないんだろうな。ていうか、涼はいつか安居のために死にそうだなあ…(涙。少しは報われて欲しいなあ。

2006年06月05日

角田緑『春に嵐〈本屋さんでGO!2〉』


 ツンツンな書店員と犬っこ出版社二冊目だが、二冊も続けて欲しいシリーズではなかった、個人的には。どちらのキャラもありきたりで、ありきたりなことがいやなわけではないと思うのに、なぜか読んでいてイライラ、ムカムカする(ムカムカは言い過ぎかもしれないが。なんでなのかなあ。自分でもよくわからない。そもそも書店員と出版社という接点が限られるCPなんだから、どうせ続けるんなら舞台をちょっとずらして趣向をかえたらよかったのではないか。いっしょにくらしはじめてその生活っぷりを描いてみる、とか。
 書店員の過去もなんかこの話にそぐわないしビミョウ。書店員の双子の兄も蛇足だし面白みがない。

2006年06月06日

五月に読んだものから。

 なんかBLノベルとか色々読んだ。
 最近新書の劣化がどこのレーベルでも急激だね。ゲンナリする。漫画買った方がマシだったなあと思ってしまう。

 デビュー作だということでの甘い評価はしたくないし、たとえ甘く評価するにしても、このミス2位って価値があるとは思えなかった。

 後半から末尾は面白くなくはないけど、前半の冗長さに見合うだけの面白さはない。
 挿話の時間軸の使い方なんかは珍しくはないのだろうけど面白いし、それに気づいたときには(気づくのが結構遅かった)おおっとも思ったけど。
 末尾の意外性が喧伝されてたけど、展開も最終的な結末もぜんぜん予測できちゃう範囲内だった。結末までハラハラドキドキという意味だったら『13階段』とか、結末の記述の妙だったら『マーチ博士と四人の息子』とか、もっと面白い作品っていくらでもあると思う。
 あとトリックがなあ…。食傷すぎで地味。トリックそれ自体が食傷ものの上、描写にも目新しい見るべきものはなかった。それ以外でも、ロザリンドとか使い切れてないと思うし、飛蝗も活かせてると思えない。スティーブンはなんで飛蝗嫌いなの?飛蝗の農場ってわざわざタイトルにする意味がつかめない。

 でもまあ分厚かったし、しばらく楽しんだのでまあいいか。

2006年06月07日

タグふれんず。

 なんだか頭の中がぐるんぐるんと回転しながら仕事のことばかり考えていて、はじけとびそう。

 登録してみた。しかしまだよくわからない。
 登録しなくても使えるはずなので、お暇な方はゆずりに話しかけてやってみてください。

2006年06月10日

明治カナ子『熱伝導』

 なんだかんだやっぱりよかった。
 熟女好きの馬尾、の木戸先輩への気持ち、はもうちょっと丁寧に描写してほしかったかな。簡単に脳内保管出来る程度の足りなさではあるんだけど、やっぱりちょっと物足りない。
 あとぬいぐるみの使い方がなんかしっくりこない気もするんだけど、馬尾と木戸先輩の視点の入れ替わり方とかビミョウに構成が甘いのかもしれない。多分花音で何話か読んでもあんまり面白くなかったのかもそのせいかと。
 あれ?なんだか否定的なことばかり書いているね。神社の話とか、病院へお見舞いに行ったり、誤解されたりする話とか、全体を把握した上でだと個々のエピソードがなかなか面白かった。でも最終話の書き下ろしは個人的にはイマイチかも。あれ?また否定的な、でも全体としては面白かったんですよ。
 エロ少なめで、なんだか明治カナ子らしくないというか、展開のテンポがいつもとちょっと違うかもしれない。花音だからかなあ(笑。花音のそういうとこ(エロ無し話が載るとこ)好きですけど。あと、絵もいつもよりちょっと丁寧…だったかも、と思ったんだけど、コミックスカバーとか見てみると…どうなんだろう、手抜きなのかなあという気も…。そんなこともあって、全体的に、作者のモード、テンスがビミョウにわからない。乗って書いてないのかもという気もするんだよね。うーん、しかし更に支離滅裂になるけど、とりあえず作者のファンなら買いな一冊かとも思う。面白いことは面白いと思う。

 あと、寮なのにー女の子がいる?室長がいるのに同じ部屋とか言ってるのにーなんで個室???とハテナだらけだったけれど、そういうのもあるんだね。
 ハテナといえば、電光石火ボーイズってどうなったんだろう(ハテナで思いだすなよという感じだが。

2006年06月11日

『管理人の輪を増やそうバトン』

 なんとか頑張って作問してます。ふはー。
 なまけもののひとりごとたつみ暁さんからバトンをもらいました(いつもありがとう!また遊んでね!


『管理人の輪を増やそうバトン』


※バトンを受け取った方は下記にHNの記載をお願い致します。
新空ちはら→ウサギ→晁宮ゆき→檜山くじら→クロダ→オカモト→弥助→飛燕リンドヲ→要→パピコ→初歌→アーリー→陣内玲→芹沢優麻→暦→レモン→蒼島由月→神谷水穂→川崎猫右衛門→三条琴→たま→恭極杏子→小倉どら→結花→あけひょん→そいらて→ひのか →彩月まい→たつみ暁→葛城ゆずり


1.貴方のHNを教えてください。

 葛城ゆずり。ゆずの部分だけはかわらず10年め。


2.貴方のサイト名を教えてください

 マヨイガ。出典は勿論柳田國男『遠野物語』。


3.いつからサイトを運営し始めましたか?

 1997年くらい。最初はジオシティーズでした。独自ドメインでゆずり絵日記をはじめて今の形になったのは1999年10月4日くらい。その後ラブリーズ、ヴァーチャルナインと無料サーバを放浪して、今ではエクセリアさんと心中する覚悟(無料分があと10Mちょっとしか残ってない、涙。


4.管理人歴はどれくらいですか?

 上記に同じ。9年めですかね…。


5.サイトのジャンルや属性について割と詳しく説明してください。

 絵日記からてんやわんやウェブログとなりはてました。日記も書きつつ、メインは花井梓ボーイズラブ漫画とそれ以外の漫画と変態指揮者小説その他の感想と、田島様ピロウズと守村伊集院おおきく振りかぶってと富士見二丁目交響楽団メガネ


6.サイト訪問者様に是非行くべきだ!!と貴方がオススメ出来るサイト様を5つ書いて下さい。できれば簡単にジャンルの説明もお願い致します。

 では各カテゴリからということで。

the pillows official web site
ピロウズ公式サイト。
ゆずりのワンアンドオンリーロックンロール。

医龍 Team Medical Dragon 
ドラマ医龍公式サイト。
守村さん実は坂口憲二の朝田がけっこーイイと思ってます。漫画より線が太くて。

マキニカリス
マキニカリス、本仁戻公式サイト。
夜の骨牌…大虎にワクワクですが、マコくんによくもわるくもドキドキ…。

tick tack
tick tack(ぴんこさま)。
おおきく振りかぶってファンサイト。タジミハだ!

飽和溶液 Saturated Solution
飽和溶液 Saturated Solution(mavuさま)。
富士見二丁目交響楽団ファンサイト。カラーが綺麗だ!


7.貴方のお知り合いの管理人様に繋げるだけ繋いでください。ジャンルは問いません。

 ええと、(よろしければ)やくもさん、(見ていらっしゃれば)おやぎことくりえもんさん、(見ていらっしゃれば)ふじみきさん、(存在していれば)ふたお、(忙しくなければ)茉莉さんおねがいします。
 あと「恋は桃色」の月汐クロエに(笑、一人遊び…。


2006年06月13日

葛井美鳥『溺愛エゴイズム』


 今回のビックリ。
 あれ?敦也「ちゃん」付けやめたんですか…!うわーなんか違和感!山崎さんが偉そうに見える(笑。
 そしてあの、山崎さんは山崎さんのままって、もしかしてまだ名前ないんですか…!
 そして指輪まで買って、まだこのシリーズ終わらないんですか…!いえ、むしろ喜ばしいことですが。

 なんかダラダラ続いて(しまって)いるシリーズな気がするんだけど、でも結構面白く読んでますよ。ふじいさんの漫画では一番というか唯一好きなシリーズかもしれない。どこが気に入ってるのか、自分でもいまだによく判らないが…。あれです、受けが子どもすぎないからいいのかも。サトシはちょっとアレだが…矢倉もベタというかあんまり見所ないし…なので今回半分以上矢倉サトシ話だったので、その点はイマイチだった。でも敦也と山崎オンリーでは流石にダレるだろうな。

 そんな思惑もありつつ、なので今回のハイライト(?)は医者と劉の1P書き下ろしでしょう(笑。この二人、ほんとに来るのか…次回はガチでお願いします!超期待してますよ!

2006年06月14日

志賀。

 ねえ、ちょっと。
 「出来事」の「あるダルな数分間が過ぎた」って何?何事?
 もしかして一義の「超ダルな時を撃った日」って、志賀インスパイアだったの?(ダルのこういう使い方他で見たことないけど、あるのかな?
 しかし、以前に読んだときにはどうして気づかなかったんだろう。
 志賀も時々やってくれるよなあと思う。小説の神様と言われるだけある…の、かなあ?

 シガポじゃないよ。
 志賀直哉ですよ。
 念のため。

 なんてことをバイト中に京大国語のテキスト読んで思っていた。
 そうそう、今年のセンターが結構とけたーなんて喜んでたけど、今年はやっぱり簡単めだったみたい。新課程への移行があったんだね。

 あと、さっきやっとダヴィンチ読んだ…もう言葉もないですよ山岸先生!

2006年06月15日

大体オッケー。

 職場はまあ多少はなんかありますが、なんかったって、今までの規準からすれば何ごともなしと等しいようなもんですかね。不満五分不安が五分、九割くらいはハピー。充分じゃあないか。とりあへず試験のめどがついたから次は発表の準備。

 発表原稿まだ全然やってないけど、書き始めてみたらば結構楽しく書いてます。論文より発表のが好きなんだな。たぶんわたし、論文は片言隻句まで正確でありたいと思ってて、文字にして言葉を固定してしまうのが恐いんだと思う。そんな文才もないくせに、守村伊集院のようにネクラで融通聴かないので(笑。で、それってあんまりいいことではないと思うんだよね。
 発表とかだと、人に見せる伝えるということが最優先になるせいか、たぶん論文ほどには正確を期さないんだよね自分の中で。だから自分では論文より評論の方が好きだし向いている気がする(や、あくまでもどちらかと言へば、のレベルなので、それで食ってくのはまったくもって無理でしょうが。
 片言隻句まで正確でありたいと言えば、ウィトゲンシュタイン(ところでどうもわたしの心ひかれる思想家ってゲイの人が多い気がするのだが…偶然かなあこれって)ですが、「語りえぬ事柄については沈黙すべきである」、しかし沈黙してはならないのが論文ってやつなんだろうねえと思うんだ。ああわたしには向いてないさ。

 まあそれはさ、どうでもよくない?
 わたし実は男性がカチューシャとかピンで前髪あげてんの結構好きなんです、ごめんなさい。
 まあ中でも特にごくせんの小池徹平。


こいけてっぺー


 ちょっと首太すぎですね。
 ともあれ、意味なんてねースカッとするからupしてるだけだ!
 あー早くサイトの更新したい。

2006年06月17日

最近の、

 びっくり…ウェンツって意外と小さい。
 再評価…黄金聖闘士っていいよねえ。
 興味…ローゼンメイデン。って何?
 失敗…なんかタグふれんずはいまいち使い方がわからなかった(マイタグという機能の使い方のページになぜかどうしてもたどり着けなかった)ので、やめた。
 描きたいもの…漫画はここんとこいっぱい描いてたからか、漫画描きたい欲は今あんましないや(というか正直しばらくお休みしたい…。
 書きたいもの…相変わらずタクミくん。すごーく書きたい。なんかちょこちょこアップしては消しているのに、まだ十一万字のストックがあるよ!(笑、もはやそれも可笑しい。
 書いてるもの…発表原稿。
 行きたい…旅行。
 待ち人…月末のにしうらーぜとテルミキ。そしたらあとちょっとで夏休み…!

2006年06月18日

柊平ハルモ『熱情のきずあと』

 だれかゆずりにボーイズラブ小説の指南をしてほしい…。作家さんをほとんど知らないので、何を読んだらいいのか全然わかんない。

 ということで、とりあえず分厚くて設定がわたし好みっぽかった(攻めのためを思って冷たくつきはなす受け)ので買ってみた。
 そこそこ楽しめたけど、文体がいまいち好みでなく、展開もツメが甘いように感じた。文体はなんか冗長で、この分厚さにみあうだけの内容ではないように感じた。展開についてはこれだけのベタ設定なんだから、どれだけベタ展開をテンポよくカタルシスを産むようにうまく配置できるかというのが腕の見せ所なのでは、と思うのだが、展開も冗長でテンポがいまいちよくない。
 あと仕方がないのだが、イラストが…。まあいろいろあるけれど、基本的にまず絵がこの話に合ってない気がした。

2006年06月19日

鈴木ツタ『hand which』


 あれ?これがファーストコミックですか。そうか。
 最初の二本の表題作とその続きであーダメかなーと思たら、読後感はわりと良かった。ってことは、ラストのが好みだったのかなあ。わー。
 あと絵が結構好きです。ツリ目で眉尻下がっている顔が好きだ。

 表題作はなんだか人数が無駄に多くてちょっと散漫。面白くなくはないけど。最初の攻めと次の受けがなんだか似ててややこしいし。

 総菜屋モノはちと物足りないが唐突なラストが面白くてよかった。続き読みたい。デートしてみてくれ。しかしこれに関しては後書きで「攻めは三高どころか五高あってもいい」とゆうノーヘタレ主義の方の言葉がのってて、ソレだ!!!と思った。崎義一だね!(笑、ギイが21世紀的ないい男、だったら最強なんだが、やはり80年代のモテ男はちょっと古くなってきてるよね。でもいっぱい高いよね、やっぱあの人は。あと桐ノ院は…ビミョウやね…笑)五高、いいね。大賛成です(や、ヘタレ攻めもヘタレ攻めで好きですけどね。

 絵本作家とお手伝いものも若干物足りない。唐突さだけがウリなかんじ。絵本作家の非道も突き抜けてないし芯がない感じ。

 さいごの半径10メートルと直線8メートルはよかった…。かわゆい…。お子様受けはキライですがガサツでなく性別受けでなくピュアならばいい、かも(しつこいようだが最近ピュアキャラに弱い。
 あれ?でも専門学校卒業って、いくつ…?お子様…???

2006年06月21日

守村伊集院と医龍アイコン。

 わりと元気です。
 しかし医龍はここ二週ほど見られてないのです。
 それでもフライング気味に描いてみた。

守村伊集院

 あ、小池徹平に守村さん補正がかかってる…ような…(笑。

 アイコンもつくってみた。同士はご利用下さい。

 だが正味伊集院総受

 まだ直すところがあるけどとりあえず。
 いきなり画像がかわったり消えたりしても構わない方は直リンでどうぞ(ALTもいっしょに!
<img src="http://www008.upp.so-net.ne.jp/marsiteia/img/dragon.gif" border="0" ALT="だが正味伊集院総受">

 で、わたしは何をやっているんですかね?

2006年06月22日

テディベアUSBメモリ

「鳩の足に付けられたメッセージからこうなってしまいました!」
 いやルーシーあなたちょっとゆってることおかしいっぽいから。落ち着け。
 (ここで一分くらい笑ってしまった。

 うわあ。テディベアUSBメモリ - Engadget Japanese。超キモイ。でもちょっと欲しい。いやかなり欲しい。

 (でも今の職場じゃつかえないんだよ。OSがwin98なんだよ信じられる!?

2006年06月24日

こなみ詔子『青天ゴールドフィッシュ』1

 なんか妙に疲れています。
 ほうぼうの方、不義理をしておりすみません。

 なんだか以前と絵が違う気がする…が、横顔が特徴的でちょっとヘン。
 うーん、表題作はロンゲ×メガネ、先輩×イルカになったら支持します。このままぬるーく続いていったら面白くなさそうだなあ…寮で展開されるびみょうな関係、ってのはあんまりうまく書けていない気がするので、ぱぱっと恋愛話をすすめてみてほしい気が(あ、上記カプでくっつくまでに紆余曲折はあってもいいと思う。
 同時収録はもうトゲトゲしてイタイし(物理的に)内容もイマイチ。

2006年06月25日

『アフタヌーン』八月号

そうそう!

みーはしー!

これ、うちのエース!

天才たち。
(天災、とも言う)

 大地と田島の天才同士の邂逅がまさかこんなところでなされるとは(笑。
 田島があんなタイミングで話しかけたのは、天然だからなのか、それとも情報収集のつもりなのか、大地の集中をジャマするためなのか、…いや!田島はそんな黒いことはしないだろう!
 大地のキャラもいまいちまだよくわかんない。結構同年配にはガハハハオラオラキャラなのか?(どんなんだ。あと、あの牽制とかって、単にアホなだけなのかな…(笑。
 いずれにしても、大地は田島のライバル、ってことなのかな?天才同士。

グランド整備…してほしいんですが…

凡人代表。

 にしても、あんまり花井メインの試合でもなかったですね!(笑、予想はずれまくりです。しかし、
「満足してんなよ」
 って、田島様恐いんですが…(笑。
 どういう意味なんだろう?花井が思ったとおりなの?
 なんか、大振りはキャラ萌えというかキャラに魅力がある漫画だけど、「こういうキャラ」って把握した枠から、ずんずんはずれていくのが面白い気がする。特に田島は、お子様天然キャラ(ヤベー●●●●してくんの忘れた!)→超性格いい子(なおったか?オレがうつからさ、ゲンミツに!)→野球に関してはただものではない(えー対戦相手だからだよ、これくらいフツーだろ?)→でもガキ大将(三橋に顔面トス)→もしかして、結構いいにくいこともズバリと言う?(今回)と、どんどん新しい側面が出てきて、しかもそれが違和感がなくしっくりきてて、キャラがしっかりたってるなあって思う。三橋なんかも結構そういう意外性でついてくる感じ。
 あんまりキャラ萌えしたことないから、こういうのって普通のことなのかどうかよくわからないけど、そういう意外性でキャラ萌えさせるのって、スゴイ。

 一方花井とか阿部は結構枠内でおさまってるかなという気もする。
 阿部のニヤリ…はもうお家芸という感じですが、どんどん黒くなっていくなあ(笑。メインキャラの笑顔がこんなに黒くていいのかなあ(笑。三橋は微妙な反応返してるけど、何を思っているのか。なんかまた勘違いして自己卑下してるのか。それとも阿部の笑顔が恐かっただけなのか(笑。


2006年06月26日

若杉公徳『デトロイト・メタル・シティ』1

 やくもさんに薦められて読んだ。
 面白かった!バカバカしくて。「公然猥褻カット」とか「一秒間に十回レイプ発言」とかいちいちダサくてよかった(褒めてるんです。

 デスメタル表象はどこまでギャグなのかビミョウにわからないけどとりあえず全部ギャグだと思っておこうと思った。いちいちダサくて可笑しい(褒めてるんですよ。ただ、例えばDMCファン層なんかは、第一話では女の子ばっかりであれはお化粧バンドのファン層だったからちと違うんでは、と思ってたらだんだん男子がメインになってきたのでこれは軌道修正したんだろうなと思った。クラウザー様でなくてクラウザーさんと呼ばれているのはなんだか妙にリアリティがある気がした(笑。いちいちライブ中につっこみを入れるのもおかしい。
 しかし、タイトルからすると、いちおうメインパロ元はKISSなのかな?

 あとスウェディッシュポップを標榜しつつ、ぜんぜんスウェディッシュポップ聴いてないのもワロス。たぶんわざとなんだろうけど、つまりよくわかってないくせにオサレ系な若者って表象なんだろうけど。わたしは年代的にスウェディッシュポップというと何はさておきエイスオブベイスな世代です。ええ勿論好きですよ(笑。しかしそれはいいとして、オザケンとかビミョウに古いような…今だったらくるりとかバンプとかでもいんでないの?とも。ちょっとロックに入っちゃうか。

2006年06月27日

六月に読んだものから。

 うーん。小説も個別エントリーにしようかなあ。と思っています。

 最近粗製濫造なプラムシリーズだけど、今回はまあまあ面白かった。
 唐突にコニーとラスベガスに行く辺りとか、ルーラの肉だけ食べるダイエットとか、相変わらず無茶苦茶で面白い。レンジャーの仲間が次々とステフのせいでリタイアしていくのはかわいそうだったけど、ヴァレリーの出産で非道い目にあってた人はおかしかった。
 三角関係の発展はなし。いつも、絶対レンジャーのほうがいいのに、と思うんだけど、…モレリもいいよね(笑。ステフの一人称で、モレリと呼んだりジョーと呼んだりするのがいわくありげで気になった。まああんまり意味はないんだろう(笑。
 あと前から思ってたんだけど、マフィアの家系で超美女のテリー・ギルマンって、もう名前だけで参りました、って感じだよね。ほとんど名前しか出てこないことが多いけど、やっぱ出てきたらギャグになっちゃうからかな。

 関係ないけど、クリスマスって最後どうなったんだっけ?と思って『お騒がせなクリスマス』を確認したら、モレリがステフに指輪をあげて友情のしるしだ、と言ってるとこがなんだかよかった。

 最初のあたり、特に冗長だった。あとホラーもので事件にまきこまれた男女が恋愛関係に陥ってしまうのはなんだか興ざめなものである。最後がいまいちよくわからなかった…結局この人が原因だった、ってことなんだろうけど、隣人との接点とかよくわからない…ような。
 しかし各章ごとにオチがついて、それなのに全体の物語は終わらないというスタイルが物語のテーマとも通底していていいなと思った。

2006年06月28日

南国ばなな『もっそれ』

 やっと大きな予定がいっこ終わったよ…。
 独文のせんせいに爪が印象に残ったと言われてしまった。
 ここんとこ塗ってる率高かったから、プロジェクタつかうってのに今日もそのまんま行ってしまったのですよ。
 嗚呼なんだか恥ずかしい。
 また、またしても不義理をしてしまった関係各方面の方々、申訳ありません!メール等々…ごめんなさい、明日に…。

 しかし、まだまだ忙しさは続きます。
 今週末は試験が終わってビーボーイゴールドが復刊されてフジミが出ます!
 もう大変!

 あほもが終わってしまって淋しい…(しかし最近よく思うんだが、この終わってしまって淋しいというのは身勝手な感想で、たぶん連載が引き延ばされて劣化したりしたら、すごーくわたしはけなしてしまうと思う。
 しかし、この終わり方は少しシリアスででもベタで、しかしあほもらしくてよかったと思う。

 羽田が急に真人間になってしまったのは納得がいかないというか、これまでのキテレツっぷりを思い返すともはや人格破綻してるんではないかと思うが、まあいいや。羽田だし。
 屋久島の本名が結局判らなかったのは残念。千歳とどうにかなってみてほしかったかも。第二ボタンて…。
 千歳が医者ってスゲー恐い。
 しかし最終回、カバー下を見ていて、雑誌掲載時にはカオル(仮)が短髪になっていたと書かれてて、アレーそうだっけ、と悩んだ。最終回は本誌で見たハズなんだけど、全然覚えてないや。残念。でも長髪のカオルのが好きですけど。

 南国ばななの絵はいいよなあ。漫画絵というか、オタク漫画絵として非常に巧い(褒めてるんですよ。デッサンあやういようでいて、結構何でも描けてしまうし。
 あと、こないだの麗人のチェンバロ奏者のホモ漫画なんかはすごくよかった(受け攻めそっちですか、と驚いたけど。しかし、いつギャグガ入るんだろうと思いながら最後まで読んでしまった…読み終わってから、シリアスもいいじゃないか、と思ったけど。

2006年06月29日

崎谷はるひ『目を閉じればいつかの海』

 これは、どこかのオススメで見たタイトルだなあと思って購入。
 これまた攻めのために身をひく受け設定。思ったんだけど、この設定は攻めが完璧エリートってのも同時開催なわけだね。んで、そんな攻めの素晴らしい人生の汚点になりたくないわ、ということで受けが身を引くというのが黄金パターンか。あと、受けに振られた攻めが結婚している設定も同時開催されること多いね。なんかそのあたりをどうヘタレ展開にしないでクリアするかってのは、この超ベタ設定においては作家の腕の見せ所の一つだね。この設定ではたぶん何をどう書いてもミエミエなので、どうカタルシスを産んで、かつスマートに、多少の意外性をもたせつつ語るか、というのがポインツかと。

 その辺りはたぶん及第点以上なんではと思いつつ、ただ、、ええと、あんまりまだBL小説読んだことないのでわかんないんだけど、そんなわけで全体的によかったと思う。
 勿論いくつか難点もありつつ。特に受け、な、なんか、ページが進むごとに頭のいたい子ちゃんになってきたような…?最初の辺りは落着いた受けだなーと思ってたのなあ(笑。たぶん●●シーンとか攻めの前では子どもっぽくなってしまう言葉遣いが遺憾のだろうと思うが…最初の●●シーンはまじでどうしようかと思った…何が起こってしまうのだろうかとハラハラしたよ…。●●はビミョウなのが多かった気もするなあ…うーん、しかしもう少しサンプル数あつめないと、なんとも言えない。今のところこの作家の●●はあんまり好きではない。

 あと、登場人物が多くて、ほんとにこれだけの人数が必要なのかとか、妙にお店の話しが多いけど何だったのか、とか、別にいいけど気になった。と思ったら、シリーズ化しているのか。
 高校時代の朴念仁攻めには非常に萌えた。電車の場面とかよい。

 そうそう、攻めのために身を引く受け設定は、数年単位でのブランクも抱き合わせっぽいから、そのあたりの微妙なさじ加減も必要ですな。

2006年06月30日

秋月こお『人騒がせなロメオ』

 ちょっと文章が暴れん坊気味ですすみません。
 人騒がせなロメオにモエモエした方は出来れば読まないでくださいね。
 ゴールドのことは明日にでも。

 なんか階段から落ちてた。

 なんかなあ。ポルタメント序曲はどうなの。なんかいろいろダメだった。
 うまく言えないんだけど、とりあえずあの文体は絶対フジミじゃない。
 あまりに前置とか解説が長く、きっと作者はめちゃめちゃ久しぶりに書いてる気分なんだろうなという気もした(タクミくんにくらべたら全然久しぶりじゃないのにね。とにかく、そういう夾雑物が多すぎな感があった。トイレに行ったとかそういうこともいちいち書かなくていい気がしますよ!あと練習場、あれって、練習場っていいな、出来たらいいな、と言ってるうちがやはり花だった気がしてしまった。

 あとねえ、どうでもいんだけど、あのアレはどうなの?アレですよ。アレだってば。いわゆるベッドシーンですよ。
 どうでもいいっていうのは、こんなんなら書き込まないほうがよっぽどいいんではって意味なんだけど、とにかくあまりにおざなりでびっくりした。いくらつきあいの長いあの二人でも、いやあの二人だからこそつきあいが長かろうと、もうちょっとテンションあげてくべきでない?仮にもBL小説なんですよ?
 それにフジミって、良きに付け悪きに付け、ベッドシーンにおける妙なテンションの高さがイコール情愛の細やかさになるようなエクリチュールなんだとわたしは思ってたんだけど。テンションひくいエロなんてフジミの価値を落とすだけではない?
 いや、くれぐれもゆずりはテンション高いエロが好き、とかそういうことではないですよ(むしろなくて結構です、一般論としては。でもフジミのエクリチュールにおいてはそれって必要だと思うし、おざなりになるんならむしろ排除の方向で、と思うのですよ。

 人騒がせなロメオの方はまだ読めた。
 飯田さん話は不満。悠季の鈍感さはそろそろなんとかしてほしい。もういい大人なんですから。鈍感な上に、それを上から目線で見られる視点がテクスト内にあるのはちょっと読んでてしんどい。しかしああいう鈍感さって、視点人物であるがゆえの十字架というかそんな気もして、悠季がかわいそうな気もする。
 悠季の弟子話は毎回少しずつ進む感じで、途中経過ばかりで結果が全然でないので、カタルシスがない。そういう展開になってしまうのが仕方がないのは判っているけれど、今回の勘解由小路?のように、毎回誰かをピックアップする感じで一段落ずつ付けてくれた方がカタルシスがあるだろうな。
 あと、あーちゃん…福山先生のあからさまな贔屓は萎えるなあ。悠季もさんざんお世話になっているのはわかってはいても。悠季の小太郎呼びも気にくわないわけですが。

 なんだか愚痴ばかりですみません。
 書いてて淋しくなってきた。

with Ajax Amazon