山本小鉄子、神奈木智『つくものはなし』1~3
おじさんののこした喫茶店に行ったら、付喪神だらけでして。
ルチルだからBLでいいのかな。まだそういう感じは全然ない。
おだやかのんびりで雰囲気はいいので好きなんだけど、全然BLっぽさはないのと、いつもみんなで同じ方向にわーわー言ってしまってる雰囲気で、漫画よりも小説のほうがよかったかもという気はする。
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おじさんののこした喫茶店に行ったら、付喪神だらけでして。
ルチルだからBLでいいのかな。まだそういう感じは全然ない。
おだやかのんびりで雰囲気はいいので好きなんだけど、全然BLっぽさはないのと、いつもみんなで同じ方向にわーわー言ってしまってる雰囲気で、漫画よりも小説のほうがよかったかもという気はする。
Kindle Ultimated。
仕事がうまくいかずに実家に戻ってきたシナリオライターが、昔なつかれていた隣家の子供がイケメン高校生になっていてまだ自分を慕ってくれるので調子にのってしまいます。
受けがかわいくないしマダオ…(笑。前半はまじダメ太郎がイケメン高校生に憧れと恋情でぐいぐい来られて調子に乗ってる感じで、大丈夫か…?と思っていたら、後半で更生してよかった。
Kindle Ultimated。
バイト先の無表情後輩に告白されて、なんだか気になり始めてしまって。
普通に面白かった。
Kindle Ultimated。
無愛想な後輩×その後輩の家にほぼ押しかけ同居の先輩。
先輩が押しかけすぎ(笑、という感じだった。
Kindle Ultimated。
優秀な同期に押し倒される話。
普通に面白かった。
表紙絵のデッサンが微妙なんだけど、本文は大丈夫です、というアマゾンレビューが頼もしい(笑。
攻めの兄弟が出てきたりな二巻。
攻めが受けに執着はしているっぽいんだけど、何考えてるのかよくわからないので、もう少し描写がほしい気はした。
薔薇の紋章が現れたせいで剣の紋章を持つ王子に嫁がなければならなくなった騎士の話。
王子が騎士を信じきれなかったあたりは少々淋しいけど妥当でもあるのでいいんだけど、その後急に溺愛設定になってしまうので、もう少しその辺りの気持ちの変化を丁寧に書いてほしかったという気がした。
受けがバカすぎて快楽を求めてアナル開発をしたり攻めに抱いてもらったりするのに、ホモとかないでしょとか言ってる話。
とはいえ後半流石にどぎまぎしてしまうので、バカを貫いてほしかったけど、それではお話にならないかな…。
社畜リーマンが駅で飛び込みそうになったら、謎の大学生に口説かれまして。
普通に面白かった。
ゲイ向けの出会い系で会ったイケメンと大学の学園祭イベント?で再会して、セフレっぽい関係に。
面白かったけど、やや設定がぶれてる感じがして、攻めは惚れられたくないからグラサンしてたのに受けに素顔でわざわざからんでくるのとか、受けの露出好き設定があまり後半活きないのとかは気になった。
天使がかわいい悪魔を拾って天界に持ち帰り。
悪魔の父親のこととかいろいろ設定があるけど、どれも浅くて薄い印象だった。天使が悪魔に惚れたのもかわいがっているのも印象が薄い。
超お金持ちのボンボンが庶民に惚れて、手製の豪華弁当とか忘れ物対策の備品一式とか秋の海辺デートとかで押しまくられる話。
最初はコメディと思って読んでたらギャグだった。受けも読者も、攻めについていくのが大変。
高校生カップル、攻めには忘れられない人がいるのはわかってはいたけど…。
えー。つらい。攻めの忘れられない恋愛の話が半分以上を占めているのと、受けが菩薩過ぎて簡単に受け入れちゃうのがつらい。
攻めにとって受けが一番になったこととかその経緯をもうちょっとしっかり描いてほしかった…。受けの苦しみも描いてほしかったけど、それもかわいそうだしなあ…。
裏ではえっちな配信もしてるネットのオメガアイドルに会えることになってワクワクなオメガの話。
後半わりと壮絶。攻めの容貌が謎で、なぜ受けが気づかないのかとか不思議。結構展開がややこしくて少々わかりにくいこともあり、もう一度読みたい。
父親が経営しているボクシングジムのトレーナーをしているゲイの受けが、道端でロシア系のチンピラの喧嘩に巻き込まれ、その才能に一目惚れ。
とにかく絵もお話も素晴らしい。この作家さんはほんとストーリーテラーで絵もうまいしいいですね。
お話はすごく特色があるとかではないけれど、設定や描き方がしっかりしていていて骨太。攻めが巻き込まれた団体が少々わかりにくかったのと、兄の感情とかもわかりづらくてメンバーの描写がもうちょっと欲しかったけど、でもあまり書き込まれると辛かったかも。攻めが地下闘技場に行ったときはもうカタギに戻れないのかなと思ってたけど、最終的にはトップの判断だけで動いている感じの団体だったってことなのかな。
キャラもみんないい。受けは凛々しく可愛く、けれど弱い部分もあって普通の人なんだけどいい。攻めは数奇な運命をたどっているのに地に足がついている感じがするし、攻めの内心を描くための、テレビゲームをプレイしているちび天使とちび悪魔という発想がすばらしい。そしてかわいい。どうやら理性=機械的判断=天使、感情=無駄なもの=悪魔という分担をしてきているようで、だから悪魔のほうが人間味があってかわいいというのもいい。いや天使もかわいいけど。
Kindle Ultimated。
製薬会社で仕事バリバリの受け、社長一族のイケメン御曹司が仕事そこそこで辺りよくモテモテで、厳しくしたらくらいついてきて。
面白かった。仕事出来てする人、出来なくてしない人の差異化がかなり描写されていて、その辺りはもう少し薄くてもよい気がした。
Kindle Ultimated。
校正者と歴史作家が居酒屋で出会ってしまい、校正者がやたら書き込むのにイライラしていた作家と、作家が素敵なキャラを殺したことに激怒する校正者が、ケンカからしだいにそんな関係に。
面白いし不思議な作品。こんなの出せるのはベテラン作家さんだからだろうなあという気はする。
うんちくや他作品の語りの部分は少々長すぎて、作者が前面に出すぎている気もした。
売れない若手俳優が売れっ子俳優の付き人になってマイフェアレディされていく話。
面白かったんだけど、受けがあまり可愛くないというか花がないような…。
SNSで童貞ゲイの日常を面白おかしく書いていた受け。ちょっとトラブったこともありぎくしゃくした関係だった営業のリア充への憧れとか書いてだけど、その彼と仲良くなり始めて。
ややネタバレになるが、攻めにアカばれするあたりがアチャー感が強くて共感性羞恥の強い人にはしんどい。そのあたりは流し読みでもいいかも。あとバレた直後の粘着とかくどき方とか、攻めの感覚もおかしいので、これから大変そう(笑。
Kindle Ultimated。
ある事情からやさぐれているフリーのボディーガードが、知り合いの刺青師からどこかのヤクザの愛人だという少年を託されて。
面白かったけど、タイトルでネタばらししてしまっているので、最初の辺りで受けの素性が秘密っぽく書かれている部分が冗長になってしまった感があった。その謎めいた導入と、無知で無垢な少年を教育していくパートが長く、攻めが受けを愛するのがやや唐突で、クライマックスの展開も短めで少々消化不良というか、物足りないというか。
古中華風。毒を餌として美しい羽になる鳥を育てていて、ある理由から引退して武人になった男が、兄の残した鳥とかかわることに。
絵がきれいなんだけれど鳥の構造がよくわからなかった。
月の王のうさぎを使役する男が主人公の、御伽噺のオムニバス。
雰囲気がよい。BLっけは薄め。
喫茶店の三歳児に懐かれた小劇団の美人エースの十七年愛。
おじさんと若手俳優CPのスピンオフらしい。
ひつじくんのキャワエピソードが半分以上で、BLとしては特になにもなく…(笑。いや、ちゃんとくっつくけど、特に起伏もなくふつーにくっつくのみ。年齢差はものすごい。受けは最終的に何歳なんだろう。あまりアクマっぽくはない。
つとめているクラブに毎晩いて女の子とっかえひっかえしてるチャラ男に、ひょんなことから手作り朝食を食べさせてもらって親しくなって。
面白かった。展開がややぎくしゃくしているというか、朝食を振る舞うのとか少々唐突な気はした。受けは遊び方がへたな印象になってしまっている気がして、中身が不器用なのでわからなくはないんだけど、ギャップ萌え的には表面上もう少しうまく振る舞えるキャラでもよかった気がする。
なんか全般にすごい汗だくな印象で、夏のお話だっけ?浴衣イベントとかあったから夏か。
途中で飽きてしまって、読みきれなかった。キャラ設定だけ盛り込んでとっちらかった感じ。台詞での説明が多い。原作小説が先にあるのかな。
顕がデレるというので楽しみにしてたけど、思っていたほどではなかったというか、顕は顕だった(笑。ツンデレというか、ムッツリデレという感じだった。
父の借金などで幼い弟妹をかかえる受けが、弁護士の攻めの家に住ませてもらうことになって。
作中でも攻めが対等な恋人よりリードしたいというようなことを言っていたけど、受けが受け身すぎで聖母すぎな気がした。頑張って弁護士になってほしい。父をここまで嫌な人にしなくてもよかったのではないかという気がする。弟もわがままばかりな感じで印象がよくなかった。
最近こういう弟とかを育てる受けが多い。
転校を繰り返して愛想笑いがうまくなった受けが、みんなに恐れられている不良に愛想笑いを指摘されて。
普通に面白かった。攻めの顔の傷がかなり大きいのでポメラニアンのせいというのが少々不思議。お医者さんももう少し痕が残らないように処置するはずでは。
陶芸家にやとわれたコンサルタントが、依頼主の弟にやたらつっかかられて困る。
受けが自分勝手すぎ。居場所がなくなったような気がして傷つくのはわかるし、好きな兄や兄の妻に憤りをぶつけられずに他人の攻めに逆恨みするのもわからなくはないけど、やることが陰湿だし、赤の他人、しかも仕事だから強く出られない相手にこういう態度は失礼すぎ。なぜ攻めが受けを好きになったのか謎。
Kindle Ultimated。
暴対法関係で狙われている政治家の家に、妹をヤクザの人質にとられた医師がスパイとして潜入して。
設定とかは好きなのだけど、受けが黙って仕置を受けるのとそれで攻めが誤解を強めるのは少々ご都合主義的な印象。あと、なんかお互い好きになるのが唐突でついていけない感じであった。
銀行の融資課の仕事は出来るけど対人関係に難ありな美人が、人気も実力もあるイケメンメガネに好き好き言われて、のめり込ませてから振ってやろうとか思って付き合い出す話。
わりとありきたりなツンケン受けがイケメンで全力で押してくる攻めに絆され結果メロメロ、というお話で、キャラもテンプレっぽいし融資先の町工場とか出てくるけれどあまり特色というほどにはならず、普通のお話だった。後日談で結婚話になってたけど、そこまで関係が成熟したようには思えなくて、ちょっとついていけない感じだった。
病院開院の事務手伝いに行った先で焼き鳥屋に入ったら、なんか妙な男に懐かれて、親しくなっていく話。
受けは身体が弱くて、我慢しなければならないことも多くて、心も弱くなって甘えたり逃げたりして、よろしくないこともしてしまうんだけど、丁寧に描かれているせいか好感を持って読めた。
攻めは勉強のできるアスペルガー的な人で、特に場場面はかなり変わった人で、でも周りの人に愛されてて、読んでいるうちにこちらも萌えというよりは好感を持つ感じ。
男のおもらしに萌えるナンバーワンホストが、元ホストのむかつくオーナーにいやがらせをしようとして、おもらしさせたらすごく好みだった。
おもらしものって具体的に想像するとえぐいよね。においとか…。
なかなかデビューできない漫画家志望の青年がポルノ誌に持ち込みをすることになり、担当がいい人だと思ったら手を出されて。
絵がうまい。受けが未遂も含めて他の人ともあるのは少々微妙。攻めが精神的に幼げ。ちょっとイケメンすぎる(漫画家志望にしては、ではなくて、性格がいけてないから)ので、もう少しもさくてもよかったかも。
モテる双子の弟に劣等感を感じつつ、実家の美容院で働く美容師さんと距離が近づいていって。
少々描写が薄く、もう少し長いお話で読みたかった。双子の弟は兄が好きなのか?とか、美容師のタトゥーは傷跡隠し?とか、なんとなくほのめかされただけなので物足りない印象。
上京した時からお世話になってる先輩がしくじってヤクザに売られた受け。地下オークションにかけられて、書道家の親子に一週間買われていく。無表情な息子の方が春画の制作をしているということで、そのモデルとして縛られたり、ごはん作ってあげたりしてるうちに次第に打ち解けて。
面白かった。
受けはヤクザにたいして何の借りもないので、導入がちょっとついていきにくい。あとオークションは一生モノだという先入観があり、一週間で開放されるという設定が入ってきにくかった。冷静に考えれば日本が舞台なのだし、一生モノというのは考えにくいよね。
攻めがよくわからない人で、父に抑圧され、力があって、生活能力はあるんだかないんだかで、不思議ちゃんだった。受けはイケメンで普通の人。ヤクザがえげつなくはあるけどそれほど悪い人でもなさそう…と思っていたら、いろいろ事情があった。
小山田あみさんの絵は本当に素晴らしい。受けがしっかりした体つきなのもいい。しかし、攻めが柿右衛門の壺を持って父とヤクザを見ている場面とか、なぜここにイラストを入れたのか…(笑。挿絵がエッチシーンばかりだと飽きてしまうので、いいんだけど、セレクトが不思議。
イケメン(の顔だけが)好き男子、イケメンの写真を盗撮してたら本人にバレて、いじめられ弄ばれるのだけれど、なんか彼のこと好きだと勘違いされてるっぽい。
イケメン好きの受けがキャラが立ってないというか、イケメンの鑑賞が好きということ以外わからず、攻めをいつ好きになったのかもよくわからず、なんか消化不良。絵は巧い。
しかし内容よりも、150ページで700円という暴利っぷりにむっとした…きちんと確認すればよかったのだが、この値段で200ページないとは思わなかったもの…。
なんか電子書籍って異様に高いものが結構あって、こういううっかり買いはなくならないと思うので、案外に淘汰されなさそう。
男性BA同士、一生懸命な受けはイケメンで売れっ子なのにやる気のない攻めにいらいら。
なんというのか、お話の展開がスムーズでない感じというか、展開がゆっくりすぎるのか、なんだか読みにくかった。
モデルのバイトをしている大学生受けが、兄の同僚とひょんなことから知り合って仲良くしてもらって。
うーん、なんだかちょっと単調だった。攻めが最後のあたりまで大人の対応で、感情移入しにくいし心情もわからない。受けは、子供で攻めに甘えてるなあと反省しつつ、家族への対応や生活も直しつつなところはいいけれど、普通の人だなあという感じ。
借金のかたにAVに出演させられ、うまくいかないのでゲイビに出ろとヤクザ?に脅されていたら、高校の同級生だったイケメン俳優が登場し、借金の肩代わりをするかわりに自分に奉仕しろよとおっしゃる。
面白かった。受けが浮世離れしてて攻めに興味がなかったり心にささるようなこと言ったりするのが面白い。攻めに尽くし始めるきっかけがもう少しはっきり描かれてるとよりよかったかも。
ひょんなことからイケメン俳優がゲイだと知ってしまったゲイの大道具さんが、俳優のマネージャーに秘密を守るためにと無理やりパートナーに指名されてしまう。傍若無人な俳優にいらついていたけど、実はED気味で悩み深き俳優に次第にほだされて。
面白かったけど、俳優にいろいろ内心や過去があって、結構印象がころころかわっていっちゃうのでつかみづらかった。
Kindle Ultimatedで単話版1~4話、5話は購入。
死者を導く天使が仕事に疲れ、徳を減らして左遷されたいと、遊んで暮らしているボンボンの元に悪いことを教わりにくる。
面白かった。ただ、天使が和服風の衣装なこととか、天使がボンボンを選んだ理由がいろいろ言われてわかりにくくなってしまったこととか、少々残念。天使とボンボンの名前が同じというのも、意味はちゃんとあるけどもわかりにくい。でもみんないいところのあるキャラでよかった。
Kindle Ultimated、単話版1~10話。
大学の学生寮、向かいの部屋のがさつな男=自分のルームメイトの友人が好きな、社交の苦手なまじめちゃんの話。
内容としては普通だけれど、面白かった。
Kindle Ultimated、単話版1~15話まで。
幼馴染のいつきとはる、元気な性格だけど実は身体の弱いいつきがはるの部屋に一週間だけ泊めてと転がり込んできて。
いつきが部屋が汚い設定がなんだか似合わなかったのと、はるの最初の塩対応が設定にあわない感じがした。
Kindle Ultimated、単話版1~10話。
さわがしくて彼女が出来ない大学生が、酔って隣の部屋の社会人と寝てしまったぽくて。
普通のお話だけどそこそこ面白かった。
Kindle Ultimated、単話版1~10話。
その人の精神を具現化したような鳥が見えるリーマン、その能力で営業で大活躍だけど疲れるし罪悪感もある。その様子をみた仲の良い同僚に長髪オネエのイケメン縄師を紹介されて、縛られて開放されることを知り、また大人になっても鳥が雛のままの自分と同じように縄師の鳥も雛であることに興味をもつ。
すごく面白かった!設定もいいし、展開もいい。絵がレトロなので好みは分かれるだろうけれど個人的にはすごく好き。縄師の元カレの話はもうちょっと救いがあるとよかったとは思う。あと、縄師の髪は残念…!
緊縛が続く。
イケメンを縛って犯されるのが好きな縄師のところに、付き合いのある組長さんから訳ありのヤクザを預かって欲しいと言われ、めちゃくちゃ好みで困る。
面白かった!安定の筋先生。ヤクザの過去とかかわいそう。でも縄師が幸せにしてくれるはず。縄があんまし活きてないかなあというのは少々あった。
フランス帰りのパティシエ?が、近所の和菓子屋人気に嫉妬して偵察に行き同年代の二代目?職人に惚れてしまう。
キャラがたっていない感じで、特にパティシエは和菓子職人への嫉妬やうじうじが子供っぽく、せっかくフランス帰りでフランス語使ったりするのに情熱的とかいう感じでもなく、表面的だった。和菓子職人も落ち着いていて率直、というくらいで、印象が薄くなってしまっていた。
短編集、表題作は心霊の嫌いな攻めと霊感体質で複数の霊に憑かれてなかよくなってしまっている受け。
世話焼きの霊がいたり面白くなりそうなんだけど、面白くなる前に終わってしまっている感じ。他の短編もおおむねそういう印象で、もう少し長めのお話の方が作家さんの持ち味がでるのかなという気がした。
単話版1~6話、3話まではKindle Ultimated。
不幸体質の高校生が、近所のお兄さんにえっちなおまじないしてもらうとちょっとの間運がよくなるんだけど、幸運体質の転校生が友達になってから不運が相殺されてる?
面白かった。途中まで、作品のほんわかムードのわりに近所のお兄さんが受けを騙しているのがエグすぎるな…という感じだったんだけど、読み終わってみると何というか、コメディではないけれど軽い感じのお話として読んでよかったのかな、というか。お兄さんとは結局どこまで…というのも謎。あと名前がまんますぎて、少々残念。
エロゲが趣味のリーマンが褐色ねこみみっ娘ヒロインを攻略しようとしていたら、褐色角ありの異世界の皇子が現れて、異世界の平穏のために身体を捧げに来たらしく。
設定とか面白いし、皇子が健気でいいキャラで、エロゲとかで勉強しようとするのとか面白かったんだけれど、何かひと味足りない…。主人公がもう少し何か魅力があるとよかったかも。
幼い頃は天使のようだったのに、今はイケメンになってしまって、かわいくないので傷ついている高校生が、昔のかわいい頃を知っている同級生と再会して。
なんかよくわからんかった…。かわいくなくてショックなイケメンという設定はすごくいいと思うし、つまらなかったわけではないんだけど、なんか異様にキャラが多かった。
受けを取り巻く上級生?を含めた仲良しグループがあって、学年も超えてるのでなんの集まりなのかよくわからないし、なんか皆受けを心配したり(心配はトラウマのせいだろうけど)かわいがったりしてるのが、背景がわからないので異様。攻めは同じ学校で、兄が受けの仲良しグループにいるのに、いくら特進クラスだかなんだかだとはいえなぜ今まで受けと再会せずに済んでたのか。
受けのトラウマの元になった男はただの最低野郎っぽいけど、描写が少なすぎてもう少し掘り下げてほしかった。受けにつきまとうカワイコちゃんも、ただのカンフル剤なのだったらもう少し描写薄くていいし、逆に重要キャラにするのならライバル攻めくらいにはなってほしかった。
というわけで、とにかく人が多すぎる。
高校の時の同級生で駆け出しの舞台俳優に貢ぐため、同居してAV出てお金作ってる受け。AVで共演した写真家志望の子が好きになってくれたけど…。
以下ネタバレぎみです。
…すっきりしない!
写真家志望の子はなんでAV出たんだっけ…。
俳優は受けには感謝してて好きでもあるっぽい?でも恋人にはなれない?ということなのか。あの金遣いのあらさ(受けのお金)とか女の子連れ込んで受けを裸で放り出したことの説明や弁明にはならないよね?あと、高校の頃はもう少し普通っぽい人だったのに、なんでこんな非道になってんの。受けに見限らせるためとか、なんかもう少し説明や理由が欲しかった。
受けは結局俳優の顔が一番好きということは最後まで変わらず、かといって顔だけが好みなだけで、攻めのことを本当に好きになった、という感じもしない。
作者の伝えたい内容とはかけ離れて理解してしまっている可能性もあるけど、その場合もやっぱり説明不足ということだと思う。ということですっきりしなかった。
家人がハンターに興味を持ったので、貸しがてら自分も最初から読み返してました。改めて読んでも本当に面白いのと、自分が26巻をとばして27巻を購入し、ヤッベ全然わからん…とか書いてたことに今更気づきました。
ということで、ちょっと流石に間が空きすぎて脱落していたのですが、この機にまとめ読みできてそれはそれで楽しいです。
キメラアント編をやっと読んだ。
改めてこうしてまとめて読むと、キャラや展開はわりと王道だなあという気がした。いいかえれば、やっぱり少年漫画だなあという印象かも。いい意味で。メルエムとコムギの顛末や、ユピー、ピトー、プフの三者三様の生き様とか、ゴンのブチギレ、キルアの葛藤、などなど。でも王道だからありがちとか誰でも書けるとかそういうことではなく、王道の展開、キャラがこれだけ重なっている状態に、それぞれの個性もいかんなく発揮されていて、唯一無二だなあと思う。たとえば、ゴンに振り回されるキルアはなんかエレンを追いかけているミカサみたいだなあとか感じたけれど、それってエキセントリックな相手を一途に慕うという王道でもあり、けどこれまでのキルアの生き様やキルアとゴンのやりとりの積み重ねがあるからこそ、ハンターでしか読めないお話としてきちんと成り立っている。
あと休止しまくったわりにはきちんと伏線が回収されて、一貫性のあるお話になっているのもすごい。王の双子とか、忘れかけてたよ(笑。
会長選挙編も面白かった。レオリオが活躍してうれしい。いきなりジンが普通に出てきたのもよかった。アルカ編は結構ネタバレみちゃってたけどやっぱりよかった。針の抜けたキルアはすごく普通の子なんだなあと改めて思った。だから針さされてたんだね。
暗黒大陸編は既にキャラが多すぎてよくわからない。次の巻が出るのはおそらく連載再開と同時ぐらいだろうなあ…。
近代イギリス、継母に嫌われて家族から浮いているので、なんとか家業だけは頑張ろうと輸入商をしている受け。子供の頃誘拐した盗賊がライバル商人になっていて、昔はいい感じだったのに、なんかすごい嫌われてる。そんな受けに、父の知り合いの怪しい科学者が近づいてきて。
なんか要素詰め込みすぎて、継母が来たせいで阻害される貴族の坊っちゃんがワイルド盗賊に好かれて再会し幸せになる話と、一人で生きるために冷酷っぽい商人になった受けがワイルド攻めに癒やされる話と、攻めが受けを誤解して嫌っている話と、マッド博士のフランケンシュタインばりの人間改造話と、冷たかった父との和解話と、それぞれ別でもいいくらいなのに一つのお話になっている。そのせいで、攻めと受けの話が物足りない。特に人間改造話のせいで攻めが受けを蔑んでいる感じなので、かわいそうな坊っちゃんもしくは冷淡な大人になってしまった坊っちゃんがワイルド攻めの包容力で癒やされる…というカタルシスがほとんどないのがBLとしてなんだかなという感じ。
小山田あみさんの絵はいつもどおり美しいのだけれど、なぜかこのお話には合わない気がした。
四作目。豪華客船でのショーに出演しているフィギュアスケーターの警護のお話。
うーん。なんだか微妙だった。最初に依頼を受けたのがスケーターの彼氏で、そこから警護をいやがっていたスケーターの警護にうつるのが曖昧。俺様で嫌われ者らしいスケーターがわりとすぐジュンになついて気遣いできるいい子なので、嫌われててかわいそう。彼氏のあれこれはそんな気がしてたけど、逆恨みだし、感情面の決着が書かれてないしでスケーターがかわいそうなまま。ということで、全般的にスケーターがかわいそうだし展開がすっきりしなかった。
顔が怖い猛虎くんがかわいい男子と知り合って。
あらすじのままという感じで、あまり印象に残らなかった。
Kindle Ultimated。
自分の能力に自信がない華道の時期家元が、部屋の鏡から花の咲き乱れる異世界に行って王子様に出会う。
二人の名前が同じ由来なのと、そのせいもあってか家元が妙な名前で呼ばれているのが気になった。
Kindle Ultimated。
大学の映研の後輩に好意を寄せられつつ、幼い頃のトラウマで前向きになれない受けが、後輩と一緒にその元となった洋館を訪ねてみる。
受けが長年気に病んでいたことがあっさりひっくり返されて、あーよかった、ってなっているのがなんだか納得できない。辛かっただろうに、考え違いで良かったね、でいいのかな。
番長代理の美人が、北から各地の番長を倒しながらやってきた転校生にキスされまして。
絵が綺麗でお話も面白く、シュールギャグっぽさもあり素晴らしい。二人プラス美人の憧れの番長など、皆魅力的だし三角関係的な恋愛もしっかり書かれている。
素敵な攻め様を育成する管理局の落ちこぼれが、自身が素敵な攻め様な同僚に張り合いつついろんなCPを作ろうとしてうまくいかない話。
アホ設定は面白いけどいまいち活かしきれてないしはじけていない感じで少々残念。ポケモンバトルみたいな手持ちの攻めバトルとかちょっと面白かったけど、どうせなら手持ちの攻め同士で口説きあえばいいのにと思った。そしてこういうきわもの設定だと恋愛面はどうしても手薄になりがちだし、今作もやはりいまひとつだった。
攻め様っていい方が今風に感じるので自分も年をとったと思う…。
顔の怖い新入生がさわやか天然かわいい弓道部の先輩に恋。
もう少し表題作を読みたかった。先輩サイドの心情をもう少し書いてほしかった。
糸目のAVスカウトマンと警察官の続き。
2が出たーと思ったらまだ続くようで、すごく気になるところで切れている…!
攻めが某破天荒落語家さんのイメージである。
仕事も人間関係もうまくいかずSNSで愚痴りまくりのフツメン…陰キャ?が、親切なコメントくれるフォロワーと会ったらイケメン俳優で。
…なんか、すごく痛い…見てられない感じ。陰キャは愚痴っぷりとかマイナス思考とか、かなり友だちになりたくない感じ。俳優は俳優でイケメン俳優の一挙一動に動揺する陰キャに笑いをこらえたり、まあ気持ちはわかるけどでもなあ、という感じ。二人ともそこから成長した、んだろうけど、その過程でのお互いの試し行為みたいな、こうしたら反応くれるかな?みたいな行動とかもいたたまれない。悪い意味で現実にありそう、居そうな展開と二人で、面白い面白くないの前に、見ていてしんどい。