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2005年09月01日

今市子『楽園まであともうちょっと』3

「きっちり天国へつれてってやるぜベイビー」

 最近イマイチだなぁと思っていたけど、この完結巻を読んで更に???だったので、何度か読んでみた。うーん…一巻の頃とかすんごい面白かったんだけどなぁ。どうも絵も展開も荒っぽい。キャラも多いし、展開が速いというかかなりつめこんでるし、ごたごたしてる印象。二巻の屋台の話とか三巻の猿並さんの山小屋の話のあたりでは、そのごたごた感もたのしかったんだけど、やっぱり浅田と川江の描写がものたりないのはイタい。特に浅田は視点人物になることが多かったのに、最後まで何を考えているのかよくわからなかった。いや、見方によってはわかりやすいんだけど。
 楽園のカラー絵はいつも凝ってて好きだったなぁ。とりあえずお疲れ様だ。

2005年09月03日

志水ゆき『是 -ZE-』2

 うーん。
 志水ゆきってこの作品しか読んだ事がないのでよくわかんないんだけど、超ベテラン作家だよね?なんか物語設定もストーリー展開も絵もコマづかいもキャラ設定も名づけも、正直イマイチ…というか正直クオリティ低い…。一巻の時点では初読作家だし!と思って期待を捨てずにいたんだけど、なんかなぁ。主人公カップルにも萌えないし。ちょっと残念。

佐倉ハイジ『お世話やきます』

 初回限定CDつきバージョンも売ってたけどドラマCDってあんまり興味ないので通常版にした。
 ふつーの短編集だった。なんかなぁ。最近佐倉ハイジは角川ではやりたい放題なんだな、というのが反照されるような一冊だった。すごくふつーだったから。特に面白かったものもないけどつまらなくもなし。

 関係ないけどドラのチラシが入っていて、龍川和トの絵がすごいことになってんなぁと思った。

2005年09月04日

小畑健・大場つぐみ『DEATH NOTE』8

 ごめんなさい面白かったです。
 とはいえ二部はやっぱり読んでて(一部に比べると)つらいというのが正直なところで、それは主に、ライトが大人になって舞台もアメリカまで広がったことで、読者が共感/共有できるような描写が随分減ってしまったことと、あとメロニアと敵が分散したことでライト視点の描写が減ったことに由来するように思う。これらの瑕疵って少年誌の作品としてはやっぱ読んでて致命的な欠陥であるようにも思うんだけど、とりあえず打ち切りラインは超えていないようなので(単純に二部開始後の経過日数だけで考えると)いいのかな。デスノがジャンプ的にどうなんだろうか、ってのは結構メディア論的にも面白いんだけど。主人公が殺人を犯すピカレスクだからってだけでなくって、上記したような漫画としての質の問題も含めて、ジャンプの中で位置づけるには面白い素材だと思う。

オナニーマシーン・サンボマスター『放課後の性春』

 遅遅としてすすまないリッピング。これもすべて、わたしの耳を満足させてしまうピロウズのせいだ!(笑

 サンボ!サンボマスターは流行ってどうでもよくなっちゃったバンド、ではなくて意外に、あんまりピンとこないしいいや、とこのミニアルバム一枚で思っちゃったのでいいんだ。それに「ふたり」とかさ、あまりにアレだったし。だってベタだよ。「レミレミ」(レミレミとはlet me×2のことです)に惚れて神森徹也のデビューアルバム買って、「これで最後の言葉」聴いて涙するようなベタさだよ(だから神森も以降聴かなくなったし、逆に中村一義は「永遠なるもの」とか「ここにいる」とかに泣かずに鳥肌してたからよかったんだな。
 けれどもだ、「そのぬくもりに用がある」はタイトルもスゴイけれど、歌詞の中の「ぬくもりという名のけもの道」という言葉づかいはやっぱスゴイな、となんだか思った。思い出した。ということでやっとリッピングした。やっぱこの曲、このミニアルバムの中でもダントツだ(オナマシ曲もふくめて。
 あぁしかし、他のアルバムも聴いてみようかなぁと思いつつ、やっぱいいや、と諦めてしまうんだな。まぁいいか。
 銀杏BOYZの中の人が書いてるオビの「クラスで一番キモいあいつが歌う、世界で一番美しい歌」というキャッチはなかなかいい。けど美しいという言葉は違和感あるな。なんか他の言葉ないかな。

2005年09月07日

『MAGAZINE BE×BOY』10月号

 ユギたんの「誰にも愛されない」は、なんだかイマイチだった。すごく大好きなシリーズだけに怖いなぁ。

 セックスピストルズが…面白くなりそうだった。手を抜かずに書ききってくれるといいなぁ(泣笑。いいんちょ編とかパパ編とかすごくよいのに、ラストがいまひとつに思うんだ。
 灰頭がセスのことを祖母の話にあった「天狗」だと言い出したとき、一瞬セスの外国人の容貌のことを指してるのかと思ってびっくりした。ていうか、フランスとアラブのハーフで魂現が天狗って一体…祖先に日本人でもいたのだろうか…(笑。しかし、最初斑類だと思ってなかった時は鷹だと思ってたようなサイズの外見なのになんで天狗まで飛躍するかな~って思ったんだけど、よく考えたら斑類に鳥はいないんだった。あと、「灰頭」のほうは「そのまんま」って、どういうこと?こうもり?吸血鬼の隠語?こっちもよくわからん。そして蝙蝠もどの種族に入るんだろう。
 更にわからんのが灰頭は軽種犬神人、セスは蛇の目の替え魂をしてるらしいってこと。これは長持がそう認識してるから多分そうなんだろう。狼であるいいんちょが犬の替え魂をしてたのはわかるけど、吸血鬼から犬神人、天狗から蛇の目ってかなり不思議。まぁやはり二人ともどの系統にも属してないということか。
 とりあえず、ラストまで力を抜かないでほしいなぁってのと、灰頭のヒゲはやめてほしいってとこで。

 鳥人ヒロミの「花道楽」は微妙に面白かった。というか短編だということを考えれば十分すぎるクオリティかと(こんな評価、最近もしかしてBL界不信かも。
 伊達さんがツボかどうか微妙なところ。グリーン大好きのオネエ言葉キャラってのはまぁ普通にいいんだけど、もうね、髪をなでつけてスーツにメガネの伊達ってすごいいいよ!いままでの鳥人ヒロミになかったタイプの外見なんではないかなぁ。超よかった。あの外見で敬語攻めというのもオーソドックスでまぁよいけれど、あの外見でむしろオネエ喋りだったら…!超サイコーではないですか!?この短編がシリーズ化されるのかはわかんないけど、でもどっちにしても伊達とは別キャラのがいいと思うので、エリートリーマンのオネエキャラをどっかでやってくれないかな~。相手のノンケはどーでもいいというか、あのダメっぷりノンケっぷり普通っぷりは成層圏の佐伯よりも更にタチが悪そう(笑。

2005年09月08日

東里桐子『LOVE RECIPE』1

 パガニーニが聴きたくなってカプリースをリッピング。勿論ベタに24番。もう変態的で大好き。

 …。
 この作者は王様の飼い方しか読んだ事がなくって、これどこの町よ!とか思いながら読んでたというか、なんというか。ちょっと絵とかセンスとか古い気がする。でもそういうのキライじゃないですけど。

 今回もそんな感じの部分が多々あるのと、展開が強引で漫画家の気持ちの変化とかよくわからんところが多いのとで、漫画としてはちょっとしんどい。けれど、漫画家ものって好きなんですよ。ジャンルにかかわらず。なのでまぁ楽しく読めたかと。というか、燃えよペンならぬ、萌えよペンって感じ(笑。もうちょっと上記の難点部分とか丁寧に描いてくれたらかなり面白くなるだろうなと思う。

 あと男性BL漫画家の華鏡院先生、苗字だけで笑ってしまったのはわたしがジョジョラーだからか。修羅場を終えてヒゲを剃るとよい男、という設定はベタだが致し方ないというか、そうでなければ物語が進まんわな。
 続くそうなので今後に期待。

2005年09月10日

森永あい『僕と彼女の×××』3

「花の銃を、撃て!撃て!
 撃って咲かせてやんだっっ!」

 例の男女入れ替わりマンガ。
 相変わらず面白いんだけど、中々話が進まないのでイライラする~
 あきらがこの期に及んでまだ桃井さんが好きだというのがよくわからないので(なんか思い浮かべるのが自分の顔になっちゃってるし)もう千本木とうまくいってしまってほしい。しかしこう考えてしまうのは心の奥底に千本木×あきらというふらちな読解があるせいなのだろうか悩む…。

2005年09月11日

越智千文『Breath』5

 なんだか探しても画像が見付からないしいいや。
 最初はこのベタさが気に入って読み始めたシリーズだったんだけれど、そのベタ展開をきちんと活かせてないことに正直嫌気がさしてきて、そうするとこの上手いとは言いがたい絵も難点ばかりが目に付いて、なんだかなぁと思った。

 前々から書いているようにわたしはベタな漫画はキライではない。で、breathがなんでダメなのかというと、すっごい単純にベタなだけというか、ベタの基準にまで達してないというか、きちんと書ききれていない印象があるのだ。天があやまって新を刺しちゃう、とか、そういうベタさは別にいいんだけど、だったらたとえばその後で新が天を赦して、でも受け入れられないと告げる場面とかはもっとドラマチックに書く必要があるし、天の事件を契機に新と柳がラブラブになるってのもしっかり書ききる必要があると思うのだ。もっと端的に具体的に言えば、ラストにラブシーンなしってどういうことよ?別にわたしはラブシーンが好きなわけではないけれど、この漫画の場合この展開のベタさを活かすにはどうしてもそれが必要だと思うのだ。
 だからこそ、柳と新のラブラブ描けなかったなぁ、描くとしたら同人誌で、なんて、思っていても別にいいけどコミックスのあとがきには書かないで欲しい。番外編のワクもらってんだから、天メインにしないで、もしくは少なくとも天オンリーにしないで、新たちの話を描けばよかったじゃないか。天の話自体も薄かったし。

 まぁそんなわけで、とりあえず終わったし次の松居はもう買わないぞ、と心に決めた。しかし、天使か…とかも読んだので、この作家にはかなり投資してしまったなぁ…正直悔しい。というか、天使か…などの他作品がイマイチだった時点で割り切れなかった自分のミスだな。

フジミ/「じらしまくり守村悠季」

 「電柱殿下の奇妙な冒険 第二部 守村悠季小悪魔(ラプソディー)篇」


 お下品ばかりですみません。

強気!

「ゆ、悠季ィ~……(本気泣」


2005年09月14日

「夜はいつだって残酷なフレンド」

 …って、なんて陳腐な歌詞なんだ!!!!!(笑。しかしそれでもカッコイイのがさわお!(またわたしのキモいファイターガール面が出てしまった。いやしかし、やっぱりこのサビのメロディは好きだなぁ。それにつけても「ノンフィクション」、イントロが何かを思い出すな~と思ってたら、なんかドリフのBGMに似てるよ!!可笑しい!しかし「何にも怖くないぜ」でブレイクはどーなんだ~(笑。と思うんだけど、でもこの全体の雰囲気から考えると、このダサさは狙ってやってるのかもしれないなぁ。
 あと、「ここだよって手をのばしてくれ、嘘みたいだ。キミが見えた」ってラストの歌詞はなんかいいなぁ。全体にヒッキー肯定ソングっぽいことを考え合わせるとちょっと教育上よろしくないけど。もしくは、『神様のボート』のラストみたいな怖さ?(笑。ほんとに「キミ」が見えてるの?という。でもすごいさわおっぽい気がするなぁ。んー。さわおのこだわりは「知る」「分かる」ことが一番デカいと思うんだけど、この「見る」も気になるね。「オレンジフィルムガーデン」とかも似たモチーフかも。
 「Please Please, me」って部分はやっぱビートルズなんかなぁ。「ride on shooting star」のbeep beep...みたいに。

 「HEART IS THERE」はほんとフツーに恰好イイ。ちょっと落ち着きすぎな気もするけど。

 「My Girl」はイントロがなんかジブリっぽくてなぁ。「ninny」っぽいかなぁ。ちょっとよくわかんないや。

『ノンフィクション』

 まったくの初聴きなので、あんまり期待はしてません。いつもピロウズの新曲ってしっくりこないから。

#1 ノンフィクション
 ( ゚д゚)…
 なにこの地味なイントロ!(笑
 もうその時点で大好き!!
 超ライト!ノンフィクション紹介ページの「類稀な彼らのポップセンス全開」とゆー言葉に抱いていた不安感は払拭され、この言葉に良い意味で納得できた。超ダラダラでとてもシングル曲と思えない。しかしサビなどはハマりそうな音。いろいろとアンバランスなかんじ。

#2 HEART IS THERE
 #1に似た雰囲気かも。ちょっと大人しいけどよいかんじ。

#3 My girl(Fiction Version)
 うう、イマイチよくわからない。これって古い曲かなにかなのか?

 また後で追記します。

2005年09月16日

西村しゅうこ『騎士堂倶楽部』

 先日来「千本木×あきら」で検索していらっしゃる方が多く、やっぱりみんなそう思ってるんだ!となんだかうれしいです(コンテンツがなくてすみません。しかしみんなってだれだ?

 手にとってみてその分厚さにまず仰天した。いつも薄めの花音コミックス三冊分くらいあるんでは?と思ったけど流石にそこまではなかった。しかしなんで分冊にしなかったんだろー。買う方は分けないほうが安いしうれしいけど。

 内容は期待通りのベタベタさでよかった。優輝がペンダントを隠された後の解決策が超期待通りでつい声を出して笑ってしまった。そうか、表紙のアレはこういう経緯で…と思って。達哉との確執の原因とかもかなりのベタベタだし期待通りで、その一方並木のじいさんとかはこれやりすぎでしょ!ってかんじでよかった。
 あと面白かったのが、ボーイズラブとしての物語といっしょに、武道ものとしての物語もやや軽めながら手抜きはなく語られていたことで、しかもその武道系のお話がかなり熱血展開だったので、なんだか不思議な感じだった。それに、ボーイズとしてもスポーツものとしても、優輝がある意味では勝利しきれないことと、ライバルを妙に認めていくところとかがこのベタな物語の中は破格っぽくてしかもうまく機能してて、そんなこともあって全体になかなか面白い漫画だと思った。

2005年09月17日

『花音』10月号とか『ウルトラジャンプ』10月号とか

 なんだか本仁戻も西田東もいないのよ。
 いや本仁のうぐいすはどうせいつもちゃんと読んでないんだけど(だってモッタイナイ、コミックスまで待つ。
 今市子の新連載がなにやらゲイ人口が普段より多めなような印象があり、ちょっと今までとは違う傾向が期待できるかも…えー何ですかこのペ・ヨンジュンは!と思ったら冒頭の人ですか!不思議すぎる。今市子はもともと書き分けがしっかりしている人ではないし、こんな違いすぎる外見のキャラを同一人物と言われてもちょっとしんどいなぁ。しかし主人公とヨンジュン(仮)が異父兄弟という設定がまたベタで意外で楽しみ。いやこのふたりがカップルになると想定した場合に。あとおじいちゃんとかカッコイイ。葬式にアルマーニのフォーマルで出るひいじいちゃんがカッコイイ。

 ウルジャンは忍空がはじまってなんだか無性にうれしい。しかしそれでもやはりあとは皇国の守護者くらいしか読めてないけど。もっと読めるものが増えるといいなぁ。えんどコイチとか連載すればいいのにと思う。

『花音』10月号とか『ウルトラジャンプ』10月号とか

 なんだか本仁戻も西田東もいないのよ。
 いや本仁のうぐいすはどうせいつもちゃんと読んでないんだけど(だってモッタイナイ、コミックスまで待つ。
 今市子の新連載がなにやらゲイ人口が普段より多めなような印象があり、ちょっと今までとは違う傾向が期待できるかも…えー何ですかこのペ・ヨンジュンは!と思ったら冒頭の人ですか!不思議すぎる。今市子はもともと書き分けがしっかりしている人ではないし、こんな違いすぎる外見のキャラを同一人物と言われてもちょっとしんどいなぁ。しかし主人公とヨンジュン(仮)が異父兄弟という設定がまたベタで意外で楽しみ。いやこのふたりがカップルになると想定した場合に。あとおじいちゃんとかカッコイイ。葬式にアルマーニのフォーマルで出るひいじいちゃんがカッコイイ。

 ウルジャンは忍空がはじまってなんだか無性にうれしい。しかしそれでもやはりあとは皇国の守護者くらいしか読めてないけど。もっと読めるものが増えるといいなぁ。えんどコイチとか連載すればいいのにと思う。

2005年09月18日

青池保子『エロイカより愛をこめて』32

 いつもどおり面白かった、んだけど。
 流石にそろそろネタがかぶりだしてきたかなという印象。テロ、放射性物質の流出、他国エージェントとのいざこざなど、もう何度も出てきているネタなので、やや食傷気味。しかし、そうか、だから前巻の心理テストとかがすごく面白く思えたのか。現代設定でスパイ漫画を描くのはやっぱり大変だろうなとは思うんだけど…しかし正直やはり冷戦時代設定の頃のほうが格段に面白かったよなぁ。あの頃は絵もすごくよかったし…これも正直なところ、少佐たちの頭身が低くなって面長すぎになってしまったのは、やっぱりかなしいのだ。

好き好き大好き。

 「プリーズプリーズミー、アゥイエー、イエー、イエー!」
 …って何だよ!かわいいなぁもう!
 「HEART IS THERE」もすごいカッコいいな。「Cause I don't want my body rocking」のあたりが好きだな。冒頭の「ウー―……、ワントゥ!」も超カワイイな(笑。

 なんでわたしはこんなにピロウズが好きかな。
 なんて言語化は、やっぱり自己愛っぽくてキモい。
 しかし、人でも物でもなんでもそうだけど、あぁ好きになってよかった!と思えるのは、やっぱりしあわせなのだと思う。それもやっぱり自己愛っぽいけれど。
 でもしたらば結局、好きという感情それ自体、結局は自己愛に似ているとも思うのだ。
 いいんだ、もう。
 キモくても言語化すんだ。

 あと、この好き衝動がなぜかさわお大好き、には至らないのも不思議。いやさわおは勿論好きだけど、さわお大好き!というよりピロウズ大好き!!としたほうが、今の気分には適切な気がするんだ。

 ということで、ノンフィクションばっかり聴いてます。
 再来月のサードアイも楽しみだにゃあ。

2005年09月22日

『DELICIOUS BUMP TOUR IN USA』

 あんまりライブビデオって好きじゃないんだけど、ノンフィクションにノリノリになり全プレに応募したくなったがためについつい買ってしまった…。アマゾンで安くなってたし。
 しかし、メイキングみたいのとか移動風景とかはやっぱつまんないし、申し訳ないけどヌードルズにも興味はないので、前半はかなりあちゃーやっぱ買わなきゃよかったかなーと正直思ったんだけど、歌ってる部分を見て、ライブ映像って結構燃えるなー!と感動した。現地ファンたちもいろいろすごいなと思った。サビとかいっしょに歌っちゃえるんだ!とか、かなりほんとにファンなんだなーってびっくりした。あの雰囲気からみるに、フリクリファンのライトなピロウズリスナーたちってことではないと思うもの。
 あと、やっぱさわおのライブパフォーマンスはモエモエ(燃えでも萌えでも。ウデをまわしながらピッキングするのとか(呼び方がわかんない、キムディールのサビの前とかでやるやつ)超カワイイ!でも前から思ってたんだけど、さわおって結構ナルシストっぽいよね、正直これもあちゃーと思う(笑。そしてあの英語はどうなんだ(笑。どんどん調子に乗っていってたような感じだし(笑。
 しかしそんなわけで結構面白かった。余裕が出来たら916のDVDも買おうかな。

 ところで、Jロックバンドのこの規模でのアメリカツアーであの盛り上がりっぷりって、世間的にどういう評価なんだろか。雑誌とかも全然見ないしよくわからんのだけど、気になるな。

2005年09月23日

市東亮子『やじきた学園道中記』27

 感想はほぼ前巻といっしょ。なんでこんなに展開がすすまないんだろう。そろそろ終わっていいのでは?
 キタさんの男装が一瞬で終わってしまったのは悲しかった(笑。

みさと美夕稀『判事殿の愛の御作法』

 あるところでお堅い職業モノってことで薦められていたので前作『判事殿の恋愛事情』を読んだら、絵はダメだしお話もイマイチだしでがっかりしたんだけど、また別のところでこの作家の絵が進歩したという記述を見たのでこの二作目を買ってみた。
 とりあえず竹緒さんがこの童顔で裁判長とか呼ばれてて受けというのがありえないなぁとか思いつつ(いや受けは関係ないだろう)、でも30代くらいの超エリートさんで(その年代で裁判長になれるのかは知らないがまぁその辺は漫画なので)超童顔、というキャラもまぁありかな、とか思って読み進めていたら、竹緒は四十路という記述があり、もうありえないとかいう話でなくって。何ですか。半端にリアリティ追究してどうすんですか。
 ちなみに竹緒さんとは表紙画像の左側の人物だそうです。

 結局ですね。多少は変わったかもだけどやっぱり絵はアレだったし、そして何より判事という設定がぜんぜん物語展開に活きてないし、ラブシーンもまったく前後とのつながりがない印象(人はそれをやおいというのよ)で、前作の内容は全く忘れてしまったのだが多分あまり進歩してないんでないの?と思った。あと、全体的にキャラづけがしっかりしてなくって、竹緒も綾小路もどんな性格でどんな社会的位置づけの人間として描きたいんだかよくわかんなかった。併録の短編も古い作品であるということを割り引いても読む価値はないものだったし。そんなこんなで全体に漫画としても物語としてもちょっと評価できるところがない感じ。

2005年09月26日

前田紅葉『誘惑の羊』

 このひとししゃも歳三だったのかー。
 貴族×神父様とゆうベタさにひかれて購入したものの、イマイチ突き抜けない。表題作以外も、ドイツ軍人×留学中の日本軍人とか、元幼馴染の海賊×海軍とか、設定はオイシイもののストーリーに面白みがなくキャラ描写にも突出したところが見られない。絵もイマイチ。受けがかわいすぎるし。
 なんだろう。ベタ展開は予期してたというかむしろ期待してたんだけど、ベタながらびみょうにしっくりこないというか、ツボを外している&ベタにしても必要なオリジナリティがないのだろうか、いまいち面白くない。ううむしかし、王道展開とありきたりな展開ってどう違うんだろ。

 それにしてもなんだかなぁ。ギルティというかショコラコミックスはハイソなイメージをめざしてるというだけあって、いつも神父とか弁護士とか軍服とかSPとか王子様とか音楽家とか医者とか内閣総理大臣とかいった設定漫画が多くて、いつもついつい買ってしまうのだけど、そして時々おぉっと思う漫画もあるけれど、失敗だったのも多いなぁ。作家の力不足な場合も多々ある気がする。

 やはり雑誌コンセプトは好きなので頑張って欲しいのだけど。

2005年09月29日

すずはら篠『dead light』


 首里と優一郎シリーズその2。
 あんまり話が進んでなかったし、まだこれで終わらないというのは想定できたことだったのだけど、雑誌が廃刊になったので続きは同人誌、というのはびっくりした。

 優一郎の中学生バージョンを見て気づいたのは、どうやら自分は大人の優一郎の髪型が気に食わないらしいということだった。なんかダサイんだ。中学生バージョンのほうがかわいくてよろしい。敵対勢力のボスになった虎の人(なんかこの辺は人も組織も名前全然覚えてないな…)はわかりやすいヘタレキャラだなと思った。あと、だんだん首里のバーテンという設定がどーでもよくなってきてる気がした。
 併録の短編はふたつともいまいちだった。わかりづらい上にあまり面白くない。
 あと、正直ちょっと絵が崩れ気味かなぁと思った…心配だ…。

 どうでもいいけど、しゅりとタイプして修理は出るのに首里は出ないのか。

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