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2011年06月04日

ドロドロ。

 あんまし愚痴めいたことは書きたくないのだけれども、

 ちょっとここのところ、宴会の後遺症でカゼひいたのもあるけれど、もともと繁忙期なとこに当番仕事と尻ぬぐい仕事がつっこんできて、精神状況もよろしくなくて、ドロまみれの心と身体(比喩)を風呂につからせて六時間睡眠は確保してギリギリ働ける状態にもってって、って感じで、さすがに嫌気がさしてきた。QPコーワでドーピングしたりして、漫画読む気すら起きないし、胃弱ぎみでアルコールでまぎらすこともできなくて、何も出来ないから早く寝ようとしても疲れすぎて眠りにつけない、なんかもう最低な日々…。加えて、姫系男子のメガネ萌えテンションについていけない残念っぷりで、夏コミには落ちるし…踏んだり蹴ったりだ。

 まああと数日で仕事のほうはいちおうの区切りがつくので、ちょっとくらい浮上…したい。タイバニのDVDもまだ見てないし、今月はピロウズのコミックソニックが出るし、ブラックサンの2巻も出るのだ。
 あ、あと忙しさと多少のダイエットの効果なのか、少しだけ痩せた。ちょうど去年の旅行の写真見てたらおそろしくまんまるだったことを再確認したので、もうちょっと頑張る!夏までにあと1キロくらいは…。

2011年06月06日

平本アキラ『監獄学園』

 全寮制女子高が共学になったのですが、男子の入学者はたったの5名で肩身が狭すぎなのです。

 なんというか、期待したよりは面白くなく、心配していたほどにはつまらなくなかった。面白いかなーと期待しつつ、でも出オチ気味のすべり感があるかなー、と思ってたので、どっちでもないかなあと。
 タイトルは、女子に囲まれた監獄という意味なのかと思ってたら、のぞきをして見つかってほんとに監獄に入れられてしまったので、なんだかなあ、という感じ。
 男子のオールバックはキャラ弱い。メガネのオタくさいひとはキャラたってるてよい。顔が真ん中にあつまってる人はミサワすぎるけどキャラはいまいちわからん。咳き込んでる人もよくわからん。あと、視点人物がかわいい若干不思議ちゃんな女子となかよくなるのがベタでいまいちな気がした。『失楽園』みたいに、少なくとも最初は女子は完全に敵、のが面白かったんじゃなかろうか。
 そんなわけで、なんか全体的にもう一歩な感じ…。
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 ん?『失楽園』は次が最終巻なのか…。

2011年06月07日

リバティー。

 リバティーの話をしよう。

 あれは今から7年前…、いや16年前だったか、まぁ、いい。ピロウズにとっては過去の曲だが、バスターズにとっては多分、『ターンバック』の一曲目だ。
 この曲には二期らしいリリックがあるから、なんて呼べばいいのか…。確か、最初に聴いたときは…ラズベリーキッス、もしくは甘い恋人。そう、あれはゴボウソングだった…ピロウズの方向転換前の曲だからな。まぁ、いい曲だよ。

 というわけで、リバティーは、たしかグッドドリームスの直後くらいに出た、ピロウズのミニアルバム『ターンバック』の一曲目なのです。

「キャンパスに広がる白い空、無限の四角い窓を開けたら。僕らはじっとしてられなくて、砂袋全部投げ捨てた気球に乗り込んだ~♪

 …と、根岸崇一というか愛咲ルイ(@岡田あーみん)みたいな歌詞に、グッドリ時代のバスターズはド肝を抜かれたりしたものなのですが、

「午後の空に隠れてる星のように。優しい暗闇を、待っている。

 なんてとこで、やっぱりさわおの歌詞はいいよなあ、と思わされるわけです。こういう言葉の重ね方がいいなあと思うのですよ。ありきたりな言葉を、いかに異化するか、ということなのかもしれない。
 たとえばレディバードガールは「初めてキミと出会ったときを」じゃなくて「初めてキミと出会ったときの場面を」だから、「再放送中」とか不思議なことになれたのだと思う。あと、バビロン天使の詩では、「僕の姿ちゃんと見えるのはもうキミだけしかいなくて」って、こんなのなんどもさわおが歌詞にしてる内容のはずなのに、にもかかわらずこんなにステキな歌詞で更新できたこととか、なんかそんな感じ。たぶん。

「いつか唄った、永遠のラブソング。まだ憶えてるなら、リバティー。

 最後の一節で、この「永遠」のとこで最高音が来るのがいかにもさわおらしい音への乗せ方な気がするのです。
「雨上がりに、見た幻を」の部分をあそこに配置してあのメロディにのせてることとか、空中レジスター「神様が逃げた不完全な地球上で」 の「不完全」や「地球上」の音への乗せ方とかも、だいたいそんな感じ。

 何が言いたいのかというと、あたしにとってピロウズらしいかどうか、というのは必ずしも評価の基準ではなくって、だから新しいこととかかわったことにチャレンジしてる曲は大好きなんだけど、こういうとこ、なんというかさりげないこまやかな曲作りという部分がブレてしまうと、やっぱりイマイチだなあと思ってしまうことが多い気がする。なんで、今のところ、やはりホーンアゲインは言葉の使い方が普通すぎた(少なくともあたしにとっては)んではないか、と思ってるのです。もちろん、どこかでその印象は変わるのかもしれないし、そうだといいなとは思ってるけど。

 そして、だからリバティーは、明らかにゴボウだと思うけど大好きなのです。

2011年06月08日

『Comic Sonic』

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#1 comic sonic
 ダカダカダッ、ダカダカダッ、ダカダカダカダカダカダカダッ。
 さいしょ聴いたときは単純すぎるかなあと思ったけど、ピロウズらしくていいね。でもアニメタイアップ曲ではライドンを超えるものはもう出ないんじゃないかという気もする…や、あたしがライドン好きすぎるだけかもしれないけれど。

 Aメロさいしょの歌詞と最後のサビの歌詞がいっしょとか、簡単なようでいてこういうささやかなこまやかさが、さわおらしい、気がするのです。
 あと、「誰一人見ていなくても後戻りなんてごめんだ」なんていまだにゆってるのもさわおらしい気がする(笑、どんなにサンキューバスターズをくりかえしても、永久に無観客試合なんだろな。さわおやっぱワガママだよね(笑。ワガママで気位が高くてかつドMで、やさしく慎重にトゲトゲの言葉を使うロッカーって感じで、アバッキオとか三洲みたいな矛盾したイメージ(笑。

 タイトルもかわゆくて好き。PVもアイデアはあまりにそのまんま、という感じだけどいいと思う。バスターくんの画風がちがうのと、でかい頭の漫画絵から実写で本人が出てくるのはどうかなと思うのくらい。

#2 Good Bye Present
 これは…。
 昨日とちくるってヘンなこと書いちゃったあたしへの仕置きだろうか…。

2011年06月10日

阿部あかね『なりっぱなしの愛の鐘』

 おじいさんとさびれた中華屋をやってる目付きのわるい受けは、なぜかヤクザに目をつけられて借金させられいやがらせされる日々。ある日ヤクザ事務所に配達に呼ばれたら高校時代いつも助けてやってた後輩がいて云々。

 後輩攻めがアホのこなのだが、最近こういうゆるゆるアホキャラ流行ってる気がする。好きだからいいけど、わりと簡単に描写できるタイプのキャラで好感度も上げられる(たぶん)と思うので、ちょっと安直にも思える。
 受けはオレ様で男らしくてよかったが、なぜ受けなのかがよくわからん。あと、なんで高校時代に攻めを突き放したのかもよくわからん。たぶんあんまり好きになりすぎちゃうからとかなんだろうが…。
 攻めの友人のアホなヤクザの舎弟はよかったけど、このこが攻めで先輩オッサン受けの話はなんかいまいちだった。オッサンは攻めのこと好きなのか…?
 若は最初はたんなるイカレ野郎で好きになれなかったけど、中華屋への恨みの理由もよかったし、飼い犬に攻められててかわゆい。でももうちょっとそのかわゆさとか攻めが若を好きな理由とか濃ゆく書いて欲しかった。ちょっと物足りない。

 あと、タイトルが内容にあってないしちょっとこそばゆい感じ…。

2011年06月12日

映画『ブラック・スワン』

 きのうは蜂郎さんマリィさんといっしょに映画を観にいちきましたv例によって画像はサントラで代替。

ブラック・スワン オリジナル・サウンドトラック
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 バレエカンパニーのソリストのニナは、白鳥の繊細で丁寧な踊りは得意だけれど黒鳥の激しさは持てないタイプの、いい子ちゃんな踊り手。スワンレイクの主役をどうしてもとりたくて監督に直訴したところ、ニナの激しい一面を垣間見た監督は彼女を主役に抜擢するのだけれど、ニナは黒鳥がうまく踊れず、過保護な母や、自分の代役で奔放なバレリーナのリリーの存在もあって、次第に精神に異常をきたしていって、云々。

 いい子ちゃんプリマがオディールが踊れずに悩む、という設定は山岸凉子の『アラベスク』のアーシャのエピソードとか『黒鳥―ブラック・スワン』とかにもあるようにわりとオーソドックスなものだし、お話の筋自体もある意味ベタでひねりはない。その意味で、分かりやすくて面白かったし、良い意味で大衆的になっているのかなという気もする。
 現実と幻覚の混交もうまかった。幻覚の表現も、特に鳥肌とかキモかったし怖かったけどよかった(鏡は多用しすぎな気もしたけど。いくつかのわからなさもうまく機能していて心地いい。
 ナタリー・ポートマンはうまかった。踊りに関しては、ダブルはどこでつかってんのかわかんないくらいだったけど、しかし上半身だけ写す場面が多くて足元の画が異様に少なくかったなあ、とも思った。

 しかし、踊り手についてではなくって、バレエそのものにかんする表現に関しては不満はあった。
 作中のスワンレイクは古典の新解釈ということだったけど、踊りにも内容にもあまり斬新さはなかった気がした。まあ、劇中劇でそんなに斬新な解釈を期待するのはお門違いなのかもしれないけど。
 それはいいとして、監督がニナに性的な官能を体験して表現しろ、とかゆってるこの古臭さ、下品さは、一体何を考えているのか…これはあえての大衆化なのかどうか…。こういうアホな言説って、21世紀の今でもまかり通ってしまうんだろうか?ローザンヌのベッシー先生だったら「なんということでしょう、彼女には品性のかけらもありません。この振付師も一体何を考えているのでしょうか」とか酷評するんじゃなかろうか(笑

 まあそれはおいといて、ブラックスワンの話に戻ると、だからニナが監督の思惑を別の形(狂気)で乗り越えその先を見せる、という話なのだとしたら(つまり、この作品=テクストの志向が「官能的なブラックスワン」という価値を乗り越えようとするものなのだとしたら)それはとてもあたし好みな筋だなあと思うんだけれど、そうとも言えないような表現があった(自分を◯すというのも監督の言葉だったし、あとあのキスは不要だった気がする)ので、ちょっとそのあたりの評価はしづらいなあと思う。

 しかしともあれ、全体としては、単純に面白かった、という印象なのです。

2011年06月13日

ホームラン・拳『まじかる☆チェンジ』1

 いちおうBLではないのかもしれないけれど…。
 魔法少女になって戦う男子高校生もの。

 魔法少女になる男子の話はやってるね。しかしスゴク面白い!という作品はまだ出てない気がする。これもそこそこ面白いかなあ、という感じ。まあライトでコミカルで短いお話が多いせいもあるのかもしれないけど。

 しかし、表紙の三人ともが魔法少女になるのかと思ってたら、かわいい系の仲間はなんでもお菓子にしてしまう魔法で、チャラ男系の仲間は空をとぶ魔法って…なんだかバランス悪いなあ、という感じ。しかも主人公の魔法は女体化だけで、なんかの力が使えるわけでもなく、たんに誰でもメロメロにしちゃう美女になる、という魔法という…。

 その魔法でメロメロにされてしまった魔王と、男子バージョンだとなんかつれなくされるのが微妙になってきた主人公、しかも病気の弟を救うために魔法で魔物を退治してポイントをためるという健気っぷり…なあたりはベタだけど面白い。あとこの二人のせいでBLに目覚めた人も面白かった。しかしやっぱり、結局ガチなBLにはならないのかな?

2011年06月14日

永尾まる『猫絵十兵衛御伽草紙』

 鼠よけの猫の絵を描く画家と猫又の人情話オムニバスという感じ。
 お話は、人情話なので時折若干のあざとさもありつつ、そこそこ面白かった。けど絵がな~…、残念な感じ。あんましうまくないのと、安定してないというか表紙の絵みたいな実直ややサブカルめの雰囲気に、時折子どもの絵っぽい感じとかアニメ絵っぽい感じがまじって、落ち着かない…。

2011年06月16日

ありいめめこ『ひとりじめボーイフレンド』

 高校で再会した幼なじみが美形モテ男になってて、けど昔別れ際に離れ離れになるくやしまぎれにもう絶交とかゆっちゃったし、けどなんかまたな微妙な関係に。

 攻めは受けに執着して、また拒絶されたらやだし、気持ちをわかってくれないのはイライラだし、けど友達じゃやだし、という若干病んだ感じ。あんまし魅力は感じない。
 受けは元気っこでにぶくて、あまり好きなタイプのキャラではないのが残念だった…こういうキャラむずかしいよね。あと受け兄はなんだったんだろう…弟執着キャラなのかと思ったのに。

 お話はまあそこそこなのかなあ、さらっと読んでしまえる感じで後には残らないかも、って程度。やはりキャラがそう魅力的でなく個人的にもいまいちだったのがちょっとなあ、という感じだった。

2011年06月17日

はしだ由花里『ミケとポチ』

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海王社 (2011-06-10)

 タカハウヒさんの新作。『カブキ』『悪戯王子』も、たしか終わり方がいまいちだったので、ちょっと微妙だったのですが。でもまだ読む!

 道端で助けた男が実はイケメン俳優で、しかも小学校でいじめてた相手でした。その後改心して病気の妹のためにがんばってお金稼いでた元いじめっ子は、いじめられっ子に犬扱いされつつ、お金かせぐために頑張る…。

 受け(推定)の屈折した攻めへの心情が、ちょっと分かりづらいけどかわいい。攻めはふつうのキャラだけど、なんでいじめっこだったんだろーね。別に意味はないのかな。
 なんか続きがすごく気になるんだけど、これ…つづきあるのよね…??

2011年06月19日

在智はるふみ『王子様はいない』

 何か書きたいな、ネタがなくちゃすぐ書けないなら~何か考えなきゃ…(@レディバードガール

王子様はいない (カンナコミックス)
在智はるふみ
フランス書院

 表題作は、クマ専なお姫様思考受けと女王様受けが同時にフラれて、なぐさめあってるうちにお姫様受けが相手が気になりだして云々。

 …なんか百合CPってのは設定だけって感じ。
 姫受けはあんまし姫姫してないし、なんで女王さまに惚れるのかも彼の王子になりたいと思うのかもよくわからん。姫受けがわんこ攻めになってしまった感じで、その変化にちゃんと理由がないし、姫設定はただの設定でしかなかったですね、という感じ。女王受けも、なんで姫受けが好きになったのかわからんかった。これは百合CPではなくて、たんなるふつーのBLCPで、しかも好きになった経緯がよくわからん、という印象で…。

 マジシャンのもとに結婚式の余興のためにマジックを習いにいやいや通ってたら情が湧いて、というのも、マジシャンの性格がよくわからない。好みの男には態度悪くなるというツンデレらしいけど、なんか描写に説得力がない感じ。あとはティッシュ配りのバイト青年とイケメンの話、ゲイ青年とコンビニで知り合ったリーマンさんの話とか。ボーリング場のバイトの話はまだ読んでない。

 なんか全般にキャラ設定とかだけつくったという感じで、その設定の描写がいまいち説得力にかけてたり、お話の筋もあんまし面白くなかったりで、ちょっといまいちかなあ。

2011年06月21日

#002 Who am I?

 ネタバレなのよ。

 …ちょっとおオオオォォォ!!!
 彼が吉良吉影ってどういうことよおおオオオォォォォォ!!!
 正直、思っていた以上のショックだったわ。吉良は好きなキャラなのだけれど…ジョースター、あるいは彼が「ジョジョ」と言われると…なんだか胸が痛いわ。
 まあとりあえず、フランス人の線は消えたかしらね。ピエールはジョースケのイメージっていうのも気になるわ。「吉良」は本当の名ではないのかも…というかすかな希望(笑。
 まあ、まだまだ彼の正体はわからないみたいだから、それはさておいておくとして。

 康穂カワイイィわね。ウブなのもいいわ。頭もいいみたいね。コスしたいけど、身長が全然足らないわね…。
 ピエールのごま団子の食べ方がイカスわ…とっても飛呂彦らしいわ。二個めをすすめて笑ってる康穂もイイわね。けどピエールのスタンド能力だけは…どうにもダメだわ!!あたし蓮みたいに小さい穴がボツボツあいてんのって本当にダメなのよ!!
 一方、東方常秀はほんとにカッコワルイわね…けどあの噛み跡は?もしかして、これがスタンド発現の要因になるのかしら?だとすると、これからカッコよくなる…かも?でも、彼は「ジョジョ」にはならないわよね?ジョーシュー…ちょっとくるしいわ。
 あと、ピエールはなんで康穂に抱きついてんのかしらね。八部はラブコメ色入れるのかしら。多分誰もしらないと思うけど、あたしジョジョのラブコメ部があったら…とかほざいてたことが随分前にあったのよ、そういえば。
 ところどころ紗を掛けたようなトーン処理も、一体どういうことなのかしら…謎が深まるばかりだわ…。

 以下はついったに書いておいた、あたしの予想と人から聞いた予想よ。ピエールがフランス人でジョルジュとかそういう名前、という予想は既にはずれたと思うのではぶいておくわ。

 ・「ジョジョリオン」=「ジョジョ喰い」
 ・ジョジョは複数登場
 ・一巡後の世界かも
 ・仗助の恩人、静ジョースターあたりが伏線になるかも
 ・露伴は外見が変わらなさそう
 ・ピエールはミキタカの関係者なのではないか

2011年06月22日

何が咲くのか、誰も知らないんだ。

 私がピロウズに出会った初めてのアルバム、それはプリーズミスターロストマンで、私は1×歳でした。その音はポップでオルタナで、こんな素晴らしいアルバムをつくったピロウズははきっと特別なバンドなのだと感じました。
 今ではアルバムはオリコン常連、私のBGMはもちろんノーバディノウズ。なぜならホーンアゲインもまた特別なアルバムだからです(@ヴェルタースオリジナル。

 なんかあたしがジョニーストロボとかノーバディノウズに異様にこだわるのは、あたしのあれ気味な細部に拘る気質のせいもあるのかもしれないが、いまだにホーンアゲインやオーパーツがアルバム全体ではなんかしっくりきてないから、なのかもしれない。アルバムがしっくりこないからこそ、気に入った曲だけには、逆にことさらに執着してしまうというか。
 最近は気分がローなことが多いので、ピロウズ全曲の流しっぱなしをやめて、気に入ってる曲だけ20曲ちょっとをプレイリストにいれてシャッフルして流してるんだけど、だから流れるのはすきな曲ばっかりなんだけど、ノーバディノウズが始まると、ことさらにキラッキラしてきこえたので、なんというか、そういうことなんだろうなあと思う。あれはやっぱり一番新しい希望の歌、なんだろうなと。さわおの言ったこのフレーズは、ほんとに至言だと思う。

2011年06月24日

夜光花『ミステリー作家串田寥生の考察』

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 うーん。悪くはないけど、帯に短し襷に長しというか…。

 ワガママミステリ作家の串田寥生にふりまわされるゲイ(なのはナイショ)編集の神凪くん。次の作品のために、神凪くんの出身地である島に行きたいとか言い出して、云々。

 ミステリとしては、展開がゆっくりすぎた。端的に言えば殺人が末尾すぎたというか…。キャラ多い割に、BL=ラブストーリーでもあるせいか脇キャラ描写が少なく感じて、こんな多人数必要だったのかなあと思ってしまった。多めのミスリードさそうにしても、殺人が遅めなのでいまいちそういう機能ははたしてないし。

 ラブとしては、どうにも攻めに萌えられず…。夜光さんのこういうわがまま破天荒電波攻めって、あんまり好きになれないなあ。なんかわざとらしさもある気がするし、逆にキャラがたたないというか。わがままオレ様ですよ!天然電波ですよ!って指示が丸見えというか、自然に見えない、気がしてしまう。あと、こういうキャラであっても、受けを選ぶよ!という気概というかガッツというか、を、もうちょっとくらい見せて欲しかった…。
 受けも、真面目に見えて実は淫乱だったみたい、というくらいだし、なんでこの攻めが好きなのかいまいち納得できないんだよね…いや、それは自分がこの攻めがニガテだからかな。

 そんな感じで、なんだかとってももったいない感じの内容だったのです。
 あと、絵がこの絵師さんにしては随分雑に感じた…残念。

2011年06月26日

天城れの『息子がお世話になってます!』

 表題作は、男やもめのエリートリーマンで、妻にまかせておけぬと幼稚園児の長男の親権をとったもののなかなか打ち解けてもらえず、かつ幼稚園の担任がガングロ金髪チャラ男でキーってなってたら実は意外といい先生で、なんか息子もお世話になってしまいまして、云々。

 受けがエリート意識丸出しのモンスターペアレントっぷりで、アホでもあるのに、健気なとこもあるし、迷ったり悩んだりするのもかわいげがあるし、よい受けだった。
 攻めの描写が、基本園児とわいわいやってるだけなのに、いい先生っぷりだけではなくて、受けの寂しさとかがんばりとかをちゃんと見抜いて好きになってる様子がちいさい描写からちゃんとわかって、これまた魅力あるいいキャラだった。
 息子(本物の)はかわいいv素直でまっすぐそだってていいなあ。
 この表題作は、息子(本物の)編もふくめて、もう少し長く読みたかったなー。

 電波父と息子の担任の話は、攻めが電波すぎてついていけなかった。いいひとっぽいので、もう少し息子ちゃんとかまったりとか魅力書いてほしかったかも。
 かわいいクラスメイトの執事になりたくて、仲の悪い陰険メガネと競いあう話は、まあわりとふつう。

 正直なところこの作家さんは、いつもそこそこ面白いんだけど、絵も展開も書き癖で流して書きましたーというような印象があって、なんかお金損した気分になってしまうことが多いのだけれど、今回のはよかった。基本受けがガッチリしててメガネ率が高いので、絵も設定もすきなことが多いので、この表題作みたいに自分の好みにきっちりハマったりすると、すごくいい印象になる気がする。

2011年06月27日

池玲文『涕涙まくら』

涕涙まくら (オークラコミックス)
池 玲文
オークラ出版 (2011-05-12)

 短篇集。
 表題作は優しいだけがとりえのお兄ちゃんに惚れられて、美人弟がわがままさんざんきいてくれてるんだから抱かれるくらい別に…とかゆって身体をゆるしているつもりなんだけど、という。弟の屈折した感情の書き方がうまいなあと思う。しかし後日談はほしかった…。
 指を喰う妖怪の話は、なんかホラーとしてもBLとしてもイマイチだった。なんで互いに好きなのかよくわからないこともあるし。
 就活で失敗し続けて地獄に就職する話はよくわからんかった(笑。
 ルーガルーは短すぎる(笑。このシリーズもっとあるんなら読みたい。
 最後の漫画表現その他が規制されていく話は…ベタすぎるというか。カウンターカルチャーに主張を織り込むにしても、この作家なら、なんというかもっと…スタイリッシュに、というと語弊があるかもしれないけど、もっと作品としてテーマを昇華できそうな気がするんだけどなあ。なんかもう一味ほしかった。
 しかし全般に、なんだか絵が…古い話が多いせいもあるんだろうけど、ちょっとなあ、という印象だった。

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