三島一彦『キミとは誤解からはじまりましたが』
通学電車で会う女の子に手紙を渡したら、名前を勘違いしていてお兄さんあてだと思われて。
名前間違いネタは結構無理があるものが多く少々苦手である。この作家さん絵が随分変わった気がする。今風の絵にアップデートできててすごいなと思うのと同時に、なんか個性がなくなって寂しい感じもある。
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通学電車で会う女の子に手紙を渡したら、名前を勘違いしていてお兄さんあてだと思われて。
名前間違いネタは結構無理があるものが多く少々苦手である。この作家さん絵が随分変わった気がする。今風の絵にアップデートできててすごいなと思うのと同時に、なんか個性がなくなって寂しい感じもある。
単話版1~6話。これで一段落かな?
半グレがよく来る医者のおじさんのところに、ちょっと常識をはずれた子が来て、なんか懐かれたあげくタイトルのようになる。
攻めが素直でかわいいけど顔が怖かった。
手違いでかわいい淫魔を呼び出してしまった高校教師。
淫魔が小さい方がかわいい。
優秀な同期にイラついていたらある日キスされたリーマン。
いいですね。ノンケ受けの人間が小さく、攻めに勝とうとあれこれ裏工作したり、攻めが自分を好きだと知っていい気になってやれやれしたり、そんなのを攻めに全部見透かされていて、でも攻めは受けが好きってのがいいですね。続きももう少し読んでみたいけど、古い作品なので難しいかな。
あ、オメガバースではありません。
イケメンエリートをつかまえたくて合コンにいそしむゲイリーマンが、同僚に開かせた合コンで理想的な気の弱そうな金持ちを見つけてワンナイト、と思ったら、実態は同僚の後輩のさえない男で。
面白かった。騙されたら怒るよね(笑。受けの元カレへの屈折を、元カレザマァ展開とかでは解消しないのが、いいところでもあり、物足りないところでもある。受けの女子同僚との女子トークが面白かった。
結局同級生になっちゃった高校生二人と、兄CP。
引き続き面白かった。
有望なサッカー選手の高校生が、暗いハーフの同級生と仲良くなり、留学から戻ったら…という約束をしたけど、その後音信不通にして八年後、エリート攻めとなった友人と再会。
オーソドックスだけど面白かった。
ヒール系アイドルグループのこが、幼い頃聖歌隊?で一緒だった、今は王子様系アイドルのこが好きなんだけど、バレるとまずいとリーダーに怒られて。
前半は受けがうじうじ悩んで、王子の関係者に逆恨みっぽいこと言ったりして、攻めもやれやれしてるだけなのであまり印象良くないのだが、後半は受けが天然無知でかわいいのでよかった。攻めはもっと受けにめろめろになってほしいかったのと、王子はなんか無神経なままであった…。続編あるのかな?
振られて泣いていたゲイの受けが、ふと知り合ったイケメンノンケに慰められ、後日勤務先の歯科医院で再会して。
攻めがなぜいつ頃受けを好きになったのかもう少しはっきり書いてほしかった。
ヤクザに因縁つけられて、怪しい金貸しの噂を聞いて借りに行ったら、いじめて不登校にさせちゃった相手で。
攻めも受けもダメダメで、受けは意外と順応してたり、反省したり、攻めもわだかまりがありつつ攻めに複雑な気持ちがあったり、いろいろ面白かった。
この作者さん結構好きなんだけど、検索で見つけにくいのが難点。
海辺で出会った二人の若者、片方は声で相手を操れる力をもっていて。
ミステリアスさを売りにして、二度読みたくなるという惹句があったわりには、二話目くらいで展開がほぼ読めてしまう(受けの意図も攻めの意図もわかる感じ)こともあり、正直いまひとつな感じだった。タイトルは本当にある曲ではないのかな?
父の食堂を立ち退かせた社長のゲイ疑惑を週刊誌で読んで、罠にはめてやろうと出向く高校生。
こういうのでいいんだよ!(このネットミームは便利。ありがちな話でもあり、設定や展開がご都合なところもあり、でもそれでいい感じ。絵は西田ヒガシと木下けい子を足して割ってあっさりしたような感じだけど、二人で笑い合っている表情とかかわいい。社長の受け好きぶりとか理由はもっともっと語ってほしかった。社長秘書も幸せになってほしい。
やたら避けられるので嫌われているんだろうと思っていた先輩と出張で同宿したリーマン、先輩は実は自分のことが好きらしくしかも淫魔らしい。
先輩の情報量が多い(笑。あとがきにもあったように、受けが無口で攻めは無表情なので、なんだか淡々としていた。
ツンツンな後輩が飲みに来たのでうれしくてハメを外して後輩に送らせて一人プレイを見られたリーマン。
オヤジ受けって、読むんだけれど、あまり得意な方ではないかもと最近思い始めた。このお話はオヤジ受けとわからず読み始めたというか、オヤジ受け設定なのかどうかも微妙だけど、個人的にはオヤジっぽかったので少々残念。飄々としたキャラはよかった。
『黄昏アウトフォーカス』の、二年生監督と先輩部長とのお話。偉そうな後輩が、一時的に寮に入ってきて同室になっちゃった。
すごくよかった!ずけずけ映画を批判する後輩が寮の部屋では居心地のいい相手だったり、後輩は部長の映画のどういうところが不満なのかとか、では部長はどうしてそういう映画をつくっていたのかとか、完璧部長の過去やコンプレックス、なにもかもが素敵。ただ、この人達将来はどうなるんだろう…部長は跡取りなのでは?とか気になる。前作CPというか前作の攻めが全然出てこないのは、寂しいけど潔い感じもした。
Kindle Ultimated。
地方(宮城)の高校生同士が大人になるまで。
地元で魚屋を継ぐ子と、東京に行って戻ってくる子の話なので、気が長いというか、ほんとに将来大丈夫…?と勝手に不安になってしまう。
外見が派手なトリマー攻めが、アパートの隣人になった受けがかつて感動させてくれたバンドのボーカルだと知って。
夢見がちではある(攻めの飼っている犬がファンタジックとか、ラストのあたりはうまく行き過ぎな気もするとか)が設定が丁寧で面白かった。
不良学校に入ってしまったひ弱男子が、思い浮かべた人の尻とつながる魔法のアレを手に入れて、すったもんだで不良を従えていく。
トンデモ設定だけど、きちんと成長もラブもあって面白かった。
旅行代理店のさえない店長が週末だけ女装バーでバイトしているのを、イケメン部下に見つかって。
申し訳ないのだが個人的に、メイクしたりの努力をしないただ服を着ただけの女装さんはあまり好きではなく、家の中だけでやってくれるならいいけど…などと現実では思ってしまうのだけれど、漫画なので服を着ただけのさえないおじさんもなんとか受け入れられた。お話は面白かった。
Kindle Ultimated。
イギリスの大学に進んでふらふらしてたら父である組長の危篤で呼び戻されて、嫌々組長の後継者となるかわりに、かつて自分を拒絶した若頭に自分を抱かせるものの。
概ね面白かったけど、受けはよその組織の組長に会いに行った時は胆力ある感じだったのに、同じ組織の組長達にからかわれたときは動揺していいとこなしなのがなんだか違和感あった。後者では攻めの件でぐだぐだになったのかな、とは思うので、最初は頑張って、攻めの話出されたら動揺するコントラストがあったらよかった。攻めは、心情吐露と受け溺愛が唐突すぎてお手軽すぎて、そこのところをもっとじっくり読みたかった。
両想いのその後だが進展はすごくゆっくり。
面白かった。この作者さんの名前を夕暮さんだとずっと勘違いしていたことに気づいた。手書きの文字がすごくきれい。
一時流行ったアイドルグループにいた今はさえないリーマンが、グループで一緒で今はAV男優をやっている後輩に押しかけ居候されてる。
攻め男優がぐうたらすぎていらいらした。受けリーマンがグループでも世話役やらされてたり、会社でも損な役回りなのもいらいらした。なんかスカッとする展開がほしかった。タイトルは掛詞かな(笑。
攻めの友人が研究員として受けの研究室にやってきて、攻めが結婚したことは内緒にしておこうと言い出して。
当て馬というか引っ掻き回し役のキャラがいまいち立っていないというか、役回りが中途半端な気がした。結婚を内緒にする理由とか、受けがそれを勘違いするのもわりと読める展開だった。
kindle unlimited。
なんでもこなすイケメン大学生が、癒し系の友人が無垢だからと唐突に天使にされて、一週間後には完全に天使になる=死ぬ、とかいうので穢して助けようと奮闘する。
無茶苦茶な設定、無茶苦茶な展開だが面白い。五感を失っていくのが怖い。最後のけりのつけ方もよかった。
単話版1~4話。
依頼されてケンカする殴り屋は、ケンカの後には興奮を鎮めてもらうのが条件で、ある時ヤクザに鉄砲玉させられたらそのヤクザにつかまって。
すごく面白いのに、短いし中途半端だしこれで終わりなんて信じられない。コミックスも出てなくて残念。この作家さんの他の作品でもあったけど、魔性的な総受けと、最初は受けを嫌っていた攻めが…な展開がすごくツボ。
単話版1~6話。
鍵屋で鍵フェチの受けが、どうしても開けてみたい鍵をこっそり開けたら、家主にばれて関係を強要される。
面白かったけれど、漫画だからいいんだけど、犯罪ですな。くっつくあたりは少々駆け足ではあった。
Kindle Ultimated。
人気小説家の姉の家に転がり込んだ、だめんずウォーカーな美容師が、姉の担当になったそつのないイケメンが私生活は結構くだけてたりで惹かれてしまう。
面白かった。姉も担当のことが好きなのに、という辺りは、結果は分かりやすいんだけど経緯はなんかけむにまかれたような感はあった。担当はちょっとキャラ立ちが弱いかも。もっとダメでもよかった。姉が受けをモデルに書いてる小説のこととか、面白い要素が多いので、個々の要素の描写が物足りないというかもっと読みたい感じはした。
Kindle Ultimated。
かわいい男子達とチャラついてる先輩になぜかまとわりつかれる朴訥風後輩。
後輩が先輩に興味がなく、いてもいなくてもいいふうな始まりで、でも気持ちに気づいたら意外と甘いこと言うのも平気だったり、でも容赦ないこと言ったり、魅力的なキャラだった。先輩は一見ゆるチャラだし」過去はアレだけどかわいいところもあってよかった。
ヒモのくせに何もしないどころかお小遣いもらってこっそり風俗行ってるクズ太郎が、女の子としちゃってるのが経営者にバレてカチこまれ、恋人にも捨てられて、極道っぽい経営者に責任とって自分を飼えとか文句つける。
面白かったけど以下続刊だった…そういえばamazonのレビューでその情報を見て買い控えていたのを忘れていた…。でもまあ予想以上に面白かったし後悔はないです。ヒモ太郎がすがすがしいほどにクズで、攻めに媚びたり騙そうとしたりいろいろ奮闘する様子が面白い。むごい目にあってへこんだりもするけど、自業自得だし、めげずに立ち上がれるしぶとさもいい。
Kindle Ultimated。
だめっこなチンピラが、亡くなったとされる孫を探しているという大富豪の噂を聞きつけ、条件にあう貧乏大学生をスカウト。
前半というか、表題作はとってもよかった。飄々とした大学生が多分あれだなっていうのはわかったんだけど、その種明かしや過去設定が結構強烈でよかった。チンピラは、この境遇でどうやって大学生に作法を教えるの?と思いきや、ホスト時代にお金持ちの後家さんに気に入られていろいろ教えてもらったというのが、お人好しなチンピラのキャラ付けとしてもいいし展開にも活かされててよかった。残念なのは後半というか後日談で、ちょっと攻めが理屈っぽくなりすぎてて微妙だった。お話自体はよかった。あと、イラストも正直残念…攻めはいいけど、受けがチンピラにも童顔の大人にも見えない…。
Kindle Ultimated。
母がつとめているお屋敷の坊っちゃんに口説かれまくるので独り立ちしたらアパートの隣の部屋に坊っちゃんが越してきた。
なんか物足りないと言うか、多幸感に欠けるというか…。受けが坊っちゃんを拒絶しまくった期間が残念に思えたり、受けの世話焼き体質が損に見えたり、受けが新卒で入った会社に随分迷惑かけたなあとか、攻めの家族もみんな少しずつ不幸だし、いまひとつ手放しでハッピーでない。かといって、それが現実味になっているわけでもなく、むしろ白馬に乗った王子様という典型的なファンタジック攻めなわけだし。
Kindle Ultimated。
コインランドリーで、下着姿で洗濯機を回している変な人はよくお世話になる配達員さんで、仲良くなった。
絵がかわいいし、お話にあまり起伏はないけど面白かった。
Kindle Ultimated。
受験塾をやめてゆるい塾に移ったら、難関校に受かった孤高の先輩に興味が出て。
塾という舞台が珍しい気がするし、面白かった。
色盲のジャズミュージシャンの若者が、あるポスターだけ色が見えて、その作者に会いに行きアルバム用に絵を書いてもらいたいと言ったら断られてしまい。
お話はよかったんだけど、後半の展開が辛すぎる…。受けのつけた色だけは見える、というファンタジーが、このシビアな設定の希望であることはわかるのだけれど、辛い…。後日談が2本あるようなのだけれど、かなり入手しにくそうなのも違う意味で辛い。幸せな後日談を読みたいよう…。
奈良千春さんの絵がやはり素晴らしい。
同じ部署のイケメン優秀でタッチの激しい先輩が好きなリーマン。
悪くはないけれど、特にこれというところはなかったかも。
ちゃらんぽらんリーマンと仲の悪いきっちり潔癖症リーマンが、ほんとはチャラ男が好きで。
前半は面白かった。後半はすれ違い、言葉足らずの話で少々しんどい。この作家さんはツーブロが好きらしい。
バイトに明け暮れる劇団員が、バイト先のハンバーガー店に来たスパダリ社長に一目惚れされる。
攻めがアラブかつ芸能プロ社長と盛り込みすぎなのにキャラが弱い。受けが演劇青年というのもあまり活かせてなかった感じなので余計そう思ってしまうのかも。受けの元カレ?が惜しい感じだった。
駆け出しの売れない漫才コンビの片割れが、相方に見切りをつけられてしまったところ、中堅なのに相方をとっかえひっかえしてる憧れの先輩がフリーになったので、頼み込んでコンビ組んでもらおうとしたら絶倫かつダメ人間で、生活と夜の面倒を見ることに。
素晴らしい。絵も上手、お話もしっかりしていて、安定感がありつつちょっとひねりもある。キャラが多くてもわちゃわちゃしない。漫才の場面が多すぎず少なすぎず、ネタも超面白くはないけどつまらないというほどでもないBLとして適切な面白さ。
攻めが超ダメ人間で、でも寂しい過去があったりと、悪くないんだけれどもう少し掘り下げてほしかった感じはある。もっと漫才観を語って欲しい気もした。
受けは、漫才大好きというけれど残念ながら本人はつまらなそうなお兄ちゃんで、しょっぱい(笑。飲み会でダダ滑りするところとか、共感性羞恥をくすぐる。そんな芸人としてはダメそうな受けをなぜ攻めが気に入ったのか、実は面倒見みてくれるからってだけではなくて…というのが、出会いの日の場面からこっそりしっかり描写されていたのがあとからわかる構成がすごくいい。攻めの元相方にピンクちゃんと呼ばれるのがかわいいのだけれど、攻めは他人にそう呼ばせるのが嫌だそうなので残念(笑。
先輩の漫才コンビとか、攻めの元相方タレントとかもいい味出しているし、すごく続編ありそうだし、期待。
表題作は、不良高校生が諦めずに注意してくる先生にタイトル通り。
面白かった。その後の進学とかも読みたかった。
生活能力皆無リーマンが、大学の時の友人の家で面倒を見てもらっているけど、実はものすごい束縛されてますよ。
リーマンが天然であまり束縛に気づいていないのが面白かった。
駆け出しホストのところに、婚約者に振られた男が指輪を預かっていないかと訪ねてきて。
なんか話と設定ががわかりにくかった。最終的にしっかりCPになっていない気もするのも寂しい。
ケンカで警察につかまって、保護司をつけられた高校生。
面白かったけど、ツンツンしていた受けが、わりとすぐに保護司に懐柔されちゃうのが残念な感じはあった。寂しさとか痛くされたいとかほのめかされてはいたけど、もう少し説明がほしかったし、もう少し踏ん張ってほしかった。
現場監督の頼りないリーマンが、イケメン設計士に気に入られて。
攻めがあまりスパダリ感がない。そこそこかっこいいそこそこ有能な仕事相手という感じ。受けはおぼこくていい。しかしなんだか全体的にデッサンやパースがおかしくて、絵のうまい作家さんという印象だったのだけれどなんだろう、古い作品だから?
アイドルがストーカー対策にお願いしたガードマンのことが好きで。
この作家さんにしてはなんだか物足りなかった。受けガードマンがゴリラゴリラ言われているけどそれほどゴリラっぽくない気がしたのと、受けの過去のトラウマがはっきりとは書かれず受けの性格がぼやけてしまった気がした。
父がなんだか好意を寄せているっぽい会社の後輩を連れてきたら美人で息子高校生も気になってしまう。
最初のあたり受けがどういう人なのかよくわからなかった。雰囲気は淡々としてレトロな絵もかわいくてよかった。
アパートの隣人にうるさいと怒られているゲイカップルが、ヒモはちゃんと自分のこと好きなのかしらとか悩んだりなんだり。
ライトに楽しめる。アパートのお隣さんが面白かった(笑。
未経験のゲイ大学生が、不感症かもとか悩んでたら、同居してるヤリチンのイケメンが開発してあげるとか言ってきて。
ライトでおバカな二人という感じで終始明るい雰囲気でよかった。