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2005年05月02日

コミックランキング更新。

 久々です。
 えぇえぇ、アレにかまけていたせいですとも。すみません。

 デスノの首位は揺るぎませんな。本誌、ミサの寿命は計算するとあと10年か20年くらいか。どうやって終わるのだろうかこの漫画。
 美貌のディテイルは正直このコミックス単体がどーとかこーとかいうわけではないんですが、とにかくタクミくんシリーズのことです。王道万歳!
 ピストルズ。コミックスも連載も次が早く読みたい~。
 シルバーダイヤモンド。応援キャンペーン中です。
 ジョジョ。自家発電中です。
 やじきた。最新刊は今ひとつだけれど、シリーズ全体では好感度復活中。
 PLUTO。最近そういえば見てないぞ?
 ハンタ。なんだかだ文句を言いつつやはり楽しく読んでいるわたしの負け。
 ガンツ。タエちゃんが…!!!!!
 SBR。期待上げ。

2005年05月06日

杉浦志保『SILVER DIAMOND』5

 シルバーダイヤモンドと鳥人ヒロミと草間さかえをセレクトし、おぉ今日は大人っぽい買い物だ!と思ったけれど、外から見ればフツーにただBL三冊購入してるだけなんだな。

 杉浦志保『SILVER DIAMOND』5(冬水社)

「…この世界をどうにかしたいのならといてごらん
 それは『力』になる
 『化物』と呼ばれるかもしれないが
 羅漢は絶対捨てないから」

 なんだか今回はまったりな展開だった。異世界の解説が主というか。「金隷=ヘンタイ」話のくだりとか、「身内に変態がいると大変だな」とか、まったりと面白かったけど(笑。ヘンタイがキイワードか(笑。

 しかし、いまだにカズヒがどうにもあやしく見えて仕方なくて、いつ手のひらを返すのかとむやみにハラハラしてしまった(笑。結構ふつうの人だったらしい。しかし、チグサとおんなじタイプってほのめかされて、さらにはトウジの兄弟らしいし、意外と重要人物…というかこのひとの設定どうなってるんだ。まだよくわからない。

2005年05月07日

鳥人ヒロミ『饒舌な試着室』

2005年05月09日

嶋田尚未『3ピース』

 もう、ちょっと、どーしても恥ずかしいので、画像小さめで(そこまでして書く必要があるのかどうかはよくわからないけど。つーかタイトルもどうかと思うんだが。
 なんというか、内容ははっきりいってフツウにポルノだった。これはただの悪口ってだけでもなくって。物語としての展開やキャラ造詣は無茶苦茶だけど、きっちりダメマンガなわけでもないということ。以上。

小田切ほたる『透明少年』1

 誰が誰だか全然判らない…。書き分けがあまい上にキャラ説明もきちんとはされてなくて。展開もどこに主軸を置きたいのか不明瞭。そんなこんなで、なんだか本当に頭がくらくらしてきた…。
 こういう群像ものってきっちり一人一人を描いていくのはタイヘンなんだろうけど、その手間を惜しんでしまうと、読者には共感できない世界になっちゃって、並みの漫画以上につまらなくなってしまうと思う。なんだか世界と読者の間に一枚壁があるみたい。

2005年05月12日

三島一彦『オヤジ拾いました。』

 全然オヤジじゃないじゃんか(あ、語尾がギイだ、笑。

 この人は絵は正直あまり上手くないし、あまり好きなタイプの絵でもないんだが、今回は更に動きが感じられないなぁと気づいてしまって、読むのがつらかった。なんというか、コマからコマへのつながりがぎこちないというか。余韻がないというか。だから感情の動きも自然に見えないし、マネキンかぺらぺらの人形がおままごとしてるみたいだった。

 内容については、前述したように自称三十台子持ちのオヤジがどーみてもせいぜいリーマン一、二年目くらいにしか見えなくて、説得力が皆無だった。だってオヤジって設定ネタでまる一冊ひっぱってるんだから、そこが崩れるとあとはもう見所がなくなってしまうから。絵が内田かおるだったらもう少しはモエモエしたかもしれないが。ただ、お坊ちゃまだけはなんとか見れるキャラだった。感情や動作が不自然な絵が、不器用なお坊ちゃまに関しては馴染んでいたからかな…(笑。

2005年05月14日

本仁戻『DOG STYLE』1

 ひじょうに今更ですが、犬スタイル。いや発売してすぐに、課長と一緒に購入していたんですがね。放置していた理由は昨日のエントリーのとおりではあるのですが、…つまり本仁戻は他の作品にドはまりした状態では読みたくなかったのですよ。

「俺の名前覚えてるか…? 言えたらキスしてやる」

「ミキティ!」
「当たりだが外れだ…」

 すごく気に入った。うーん、やっぱ本仁戻はイイですな。
 ご本人があとがきで書いているように、蝶青春でキャーという感じは確かにあるんだけど、大まかな個人的印象としてはBL版エンジェルエンジンという感じだった。とにかく柏兄弟がサイテーでよろしい。だからテルとミキティは落窪ものというか判官びいきというか…なので若干鼻につくけど、割り切って楽しめる。
 折り返しにあった、「友人以上・恋愛未満ならぬ、恋愛以上・友人以下みたいなものが描けたら」という語句を読んで、あぁそうかと色々納得。ひとつには思っていたより柏兄弟が重要なファクターなんだなってのと、ひとつにはあぁまた『恋が僕等をゆるす範囲』みたいなことを言っているにゃあ、って…(笑。

 絵がやはり昔の絵ではないのでちょっとまだ違和感があるんだけど、はじめっからこういう絵だと思えば然程気にならない。あと、笑顔の描き方はドッグスタイルに独特なようで、いいアクセントになっているとも思える。ただ、ちょっとデッサンがあいまいになってきているような気がしなくもない…遠近法とか身長差とかちょっとヘンなところがいくつか。あとミキティがかわいすぎる箇所もいくつか。線ももっと楽にひいちゃっていいんではという気がする。…あれ、結局文句ばかりか(笑。

2005年05月18日

さちみりほ『青春の賭け』

 まだヴァルキュリアスの新刊も買ってないのだけれど…。


「普通あんなのは主人公いじめる意地悪な美人の金持ちタイプじゃないか!」

 …いやBLでは超ヒロイン(攻受どちらかということではない)タイプかと(笑。
 初出が古いし、ちょっといろいろ古くさいところはあるものの、むしろわたしはそういうのが好きだし、お話もちゃんとしているので面白かった。
 絵の雰囲気や見た目的に、主人公二人も、そして周りの雰囲気もなんとなく、ちょっとだけくっつくまでのセルジュとジルベールのようだ。ちょっとね。今の絵でも読んでみたいし、続きが読みたいなぁ。でもこういうほのぼの系というか、ラブシーンなしのBLは今は連載しづらいのかも。

2005年05月19日

フジミ/「守村悠季」

 絵日記をサボりすぎました…。
 最近思うところがあって、色塗りにかける時間をなるべく減らしてみてます。これは主線もタブレット描きです。やはり鉛筆書きのほうが気持ちいいけれど、これくらいの線だったらタブレットで簡単に描けてまぁいいかもしれない。
 ということで、富士見二丁目交響楽団シリーズより、守村悠季。


~ALWAYS, SPLASH COLA~ (笑



 …とうとう描いてしまいましたよ!(ギャフン

2005年05月20日

小田扉『団地ともお』4


 友達に借りた。しかもいきなり四巻を。
 ちびまる子ちゃんみたいな感じと聞いていたけれど、確かにビッグコミックっぽいちびまる子ちゃん、ってかんじかも。こういうビッグコミック系ののどか漫画はキライでないしほのぼのするけれど、自分で購入するまでには至らないんだよねなかなか。
 校長先生の話とかは単純にせつな面白かったし、幼馴染の女の子の話などはじーんときた。しかしなんといっても特筆すべきはたぶん、作品内作品みたいな連載漫画の話。秀逸で気に入った。

2005年05月23日

羽海野チカ『ハチミツとクローバー』1

 ちょっと変な経路で借りた。

 んー、なんというか、…はっきり言うと、いまひとつ…。もしかしてほんとーにわたしの感性はさびついているのかもしれない…。二巻以降でドカンとくるのだろうか…読もうかどうしようか。

2005年05月24日

羽海野チカ『ハチミツとクローバー』2

 ちょーっと面白くなってきた気がする。
 うーん、しかしこのマンガの売りというか世間的な萌えポイントってどこなんだろう?
 どうにもわたしはこの個個のキャラたちがいまいち萌えきれないというか、あんまり好きになれないというか、奥行きや深みを感じないので、それが没入できない大きな理由なんだけど。そこが萌えポイントなのだとしたら、ちょっとわたしには合わないかもしれない。

2005年05月31日

田村由美『7SEEDS』6

 やっと読んだ。やはりやはり、非常に燃えるのです…。

 やはりどうしてもナツに感情移入してしまうクセが抜けなくて、まず最初に感じたのは荒巻くんが夏Bと春の物語を繋いだことによるガッカリだった。嵐と花の目覚めた時代が違っていた!という救われん話をどこかで期待しちゃってたんだなあ…(我ながらやな読者だ。

 しかし花の病気話辺りからやっと真剣に花に感情移入できるようになって、ていうか病気話は真剣に恐怖で、ああいう思考や行動をする花にすごくリアリティを感じたんだよね。

 あと今回の白眉は荒巻くんとハルで、二人ともすごく魅力的にかかれていたと思う。荒巻くんは年をとっても格好いいし(この表紙!カッコイイ!)素直でとてもよろしい。ハルは相変わらず素直じゃなくって、でも犬に懐かれたりするのが面白い。

 それから夏Bの方もよかった。みんな髪が伸びてて(笑。ナツが嵐を元気付けようと頑張るのが微笑ましくって「ナツって呼んで下さい!」とやっと言えたナツが可愛いと思ったんだけど、そこですぐさま蝉丸が「アピールしてやな女ー」なんて突っ込み入れてるのではっと冷静になってみたり。それもそうか、正論だなぁって(笑。でもやっぱりナツの成長もいい感じだ。

 主に作者のレベルでなんだけど、こういう主人公の頑張りさえ突き放したかんじで描かれているのはよいなぁと思う。あとがきで作者が花と嵐の今後について、どうでもいいかもしれないけど~なんてちゃかしている辺りもライトでよい。過剰な意味づけをしないっていう態度に見えるからかな(『狂四郎 2030』のあとがきとなんとなく比較してしまうな。

 そういう意味もふくめて、蝉丸もすごくイイ。はっきりしろよって自分がさんざんいじめてきたナツが、言いたいことが言えるようになってきて、それでも「引っ込み思案なナツ」という彼女のパーソナリティを評価の土台にはしないで、つまり甘やかさないで、一般人と同じレベルでナツを評価して「やな女!」とぶったぎってしまうってのは、すごく良い。実はいろんな場面で気を使っていたり優しかったりする蝉丸のそんなところがすごく魅力的だ。なっちゃん、嵐なんかやめて蝉丸にしときなさい(笑。蝉丸がどう思ってるか分からんけど。

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