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2018年03月10日

阿部あかね『月と太陽』1

ゴツいオカマさん攻めとヤクザの家のアホな子。
受けがアホすぎて前半は入り込みづらかった…。うーん、後半はそこそこだったけど…という感じ。

2018年03月11日

森山絵凪『この愛は、異端。』1

以前から絵がきれいで気になっていた作者さん。
悪魔に狙われる美しい魂の女の子と、彼女と契約したベリアルの話。

正直、想像以上にエロティックだったので、少々びっくりしたのです。掲載誌がヤングアニマルだったのね。でも面白い!ベタ展開ながらそれがいい。ベリアルの元の姿設定とか、ベタだしわりと少女漫画っぽい気がする。でもエロティックさは男性向け、というアンバランスさがかえって斬新なのかも。続きが気になる。
なぜベリアルの呼び名がバアルなのか、作中でも別の悪魔の名前だと言われているのに、なんでなのか、なにか理由があるのかな。
絵はカラーの感じとはちょっと違うような印象があるのは、内容が結構コミカルな部分もあるせいかも。主人公が第一話から恐怖で失禁、嘔吐するし、そういう意味で(エロティックだという以外で)も意外と描写は大胆かも。綺麗で、カラーの印象よりも少々クラシカルな感じもする気がする。

吉富昭仁『バランスポリシー』1、2

女の子が生まれなくなって男子を女子に改造することになった世界の話。
女の子になってとまどう男の子…という段階で話があまり進まず、田舎の風景やセーラー服やスク水のイラストのほうがメインな感じ。ロングヘアの子の話ももう少し読みたかった。

2018年03月12日

白浜鴎『とんがり帽子のアトリエ』1~3

魔法ではちゃめちゃになってしまい魔法が規制?されることになった後の世界の話。話はオーソドックスながら面白い。「魔材」という単語につい笑ってしまうが…。
少々キャラが弱い。魔法使いに憧れる素直でいい子なココちゃん、ちょっととぼけたところもある先生、一族の重荷でつんけんなルームメイト、など、あるある…という枠を出てくれない。ふわふわ髪ちゃんはかわいい。
しかし絵はきれいで、家や風景の描写も丁寧で見ていて楽しいので、よいと思います。

Imagine Dragons,OneRepublic,John Newman.

 Imagine Dragonsの'Thunder'にはまってここのところは洋楽をいろいろ聴いていました。Imagine Dragonsの'Radioactive'のPVがすごくいい。

 OneRepublicは''Counting Stars'もすごく好きですが、PVは'Love Runs Out'がすごくいい。

 どちらのバンドも、リズムのとりかたが表というのか、裏拍ではない、そういう直球勝負的な部分と、ちょっと懐かしい感じもするところが好きなのかも知れません。

 あと、John Newmanの2014年の曲'Love Me Again'が、コメント欄に2014??などと大量に書き込まれているのがおかしい。

 このPVでは彼のルックスが、なんといったらいいのか、マルフォイっぽいというか…ガキ大将というか悪役顔で、声もだみ声で、なんかジャイアン。ものすごい20世紀的な映像で、体験したことがない人にすら(たぶん)懐かしい。PVの終わり方も無茶苦茶で、大好きです。

吉富昭仁『バランスポリシー』1、2

2018年03月15日

藤峰式『曰く、恋の相手は闇属性』

タイトルでもう出落ちである気もするが…(笑
喧嘩ばかりの生活をしていた攻めが以前住んでいた地域に帰ってきて隣の席の子に一目惚れしたら中二病だったという話。
受けの中二病が突き抜けているのと、喧嘩は強いけど天然アホな攻めがそれに必死で付き合おうとするのが面白い。攻めの友人もいい。

おおやかずみ『ビタースウィート・ハニー』

わんこ→俳優。
受けの攻め好きっぷりが物足りない。受けが恋愛だと自覚するところももう少し丁寧に読みたかった。

おおやかずみ『恋の時間』

同級生→先生←幼馴染←受け。
幼馴染が受けに振り向くところがなかなか難しい話だと思うのだが、そこがあっさりしていて少々消化不良ぎみ。

2018年03月18日

高尾理一『意地悪なカウボーイ』

未読だったので。
やはりアメリカ人攻めが巧い。ただ、お話の展開とかカタルシスのために、攻めがことさら頑なだったり人種差別主義者にされていたりするのもかわいそうかも、という気もしてきた。でも面白いんですけどね。

2018年03月20日

高尾理一『鬼の王と契れ』『鬼の王を呼べ』『鬼の王に誓え』

鬼×鬼使い。受けが鬼怖い、戦い嫌、と、逃げてばかりで、性格的にもふつうで能力のほかは取り柄がないように読める。攻めも、受けがかわいいかわいいばかりで性格面の話がないし、性欲だけなのでは…と感じてしまう。なんかどちらにも感情移入しづらい。受け本家の総帥が殆ど出てこないけど一番魅力的なような…。
あと受け、攻めともに考えや性格がかわるのが唐突な感じがして、もう少し感情面を丁寧に読みたかった。
鬼関連の話もなんか深まりが感じられない。

文句をいいつつ2巻を読む。
1巻に伏線があったり、タイトルの鬼の王についての説明がやっと出てきたり、もともと続編ありの予定だったのかなあ。
受けは少し成長に前向きになってきたけど、依然としてあまり感情移入できない。受けの指導役みたいのが最初は受けの才能の無さをいびるばかりだったのが、最後の方で超おいしい感じになってきて(同作者の『下僕の恋』っぽい)、この人が攻めのほうがいいんでは…と思ってしまう。攻めも相変わらずで、受けの性格や意思は尊重しているような描写は増えたけど、ラストで勝手なことしてるのがわかったり、なんかやはり愛というより性欲な気がする。鬼だからそれでもいいのかなあ。

やはり3冊でひとまとまりな感じ。かなりシリアス展開で重い。祖先の話などに面白みはあるけれど、伝奇としてそう新鮮味があるわけでもない。
しかしキャラのほうが問題で、キャラの気持ちや考えの変化がみな状況から生まれたものという感じで、あまり感情移入できないというか、キャラがたたないというか。攻めは前半、人外思考丸出しで、かわいそうな感じと、しかし感情移入はできない感じで読んでてしんどいというか、伝奇の主人公としてはいいけど、恋愛物語の相手役としては正直きつい。後半の気持ちの変化はいいけど、最後のあたりはもう少し葛藤が読みたかった。受けの決断が、他に手段ないしーみたいな軽さがあって、いままでの固辞はなんだったのか…という感じで、このカップルはなんか感情移入しにくいし、あまりBLとして魅力がない。
それになにより受けの補佐役が気の毒すぎる。最後にむくわれたふうになっているがそういうのじゃない…という感じ。やっぱりこの人が攻めのほうがよかった…。

板垣巴留『BEASTARS』1~4

話題の漫画。
動物形態の設定があいまいで、かなりリアルな動物なのに、種族を超えて人間みたいな生活できているのが不思議。性的な話も理解がしづらい。たとえば、うさぎの毛の生えた胸を見て肉食獣が性的に興奮を覚えるというのはおかしい。種族の違いもそうだけど、動物の胸にはなにもないのでは…と冷めてしまう。
そういう適当設定でも勢いで読ませる、というタイプではないので、もうちょっと獣度を下げた描写にするか、なにかSF設定があると納得しやすかったかも。
そしてキャラ達がなんというか、ドヤ感がある気がしてそれぞれあまり好きになれない。前述のような納得しにくい設定を背負いつつ、自分はこうなの、という主張がはげしいからかなあ。自己主張されても、もともとよくわからん中で読んでいるので素直に受け入れにくい感じがする。
それでも主人公の狼はそこそこよいと思ったけど、相手役のうさぎはまったく好きになれずしんどい。わりきってさばさば奔放気取ったでもほんとは繊細なの子ちゃんで、かわいくて男子に人気…性格はただの自分勝手に感じるし、顔もあまりかわいくないのにかわいい表現されていて、魅力を感じない。狼も、うさぎ好き描写がはげしくなりはじめてから感情移入しづらくなってしんどい…。
ということで、既刊をまとめ買いしたのだけれど、まだ4巻。

2018年03月29日

森山絵凪『この愛は、異端』2

相変わらず、どころかますます萌えるーベリアルの真の姿設定とかめちゃ中2&少女漫画!(褒め言葉。
なんか予想以上に展開が早くてびっくり。人気もありそうだし、引き伸ばすのかと思ってたし、ベリアルなんか嫌い&人間の男の子と恋したい、でもでも本音は…で、数巻どころか十巻以上ひっぱれそうなのに、かなりの超特急。でも展開が早いほうがありがたいけど(笑。
とはいえ、心情以外のところでのさまざまな条件や設定ではかなりベリアルが不利っぽいので、ラファエルがなにか展開に活きてくるんだろうなと想像。
しかし…購入特典が多すぎて、電子書籍のお店限定とかもあって無理ゲー。イラストは画集とかでまとめられる可能性もあるしともかくとして、おまけマンガは読みたい…。

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