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2019年02月01日

田村由美『ミステリと言う勿れ』4

 広島の話は少々長かった気がした。
 犯人は毎回怖い感じ。サイコパスっぽいというか。

2019年02月03日

国枝彩香『熱浸透率』

 表題作は低体温美形×天然わんこ。少々ライト。

2019年02月04日

秋久テオ『ギャングの飼い方』

 タイムスリップしてきたギャングを拾う話。
 ギャングである意味が全くない。せめてヤクザとの対決とかあればまだ意味があるだろうけど、世間から必死に隠してどうするのだ…二人だけの世界なんだったらギャングじゃなくても未来人でも宇宙人でもなんでもいいじゃないか。

熊猫『愛は金なり』

 家出してきた悪魔の子がデリヘル店長に誤解され働かされそうになって云々。
 少々キャラが不安定だけど絵もお話もかわいくていい。

2019年02月06日

座裏屋蘭丸『コヨーテ』Ⅰ、Ⅱ

 

 ピアニスト✕人狼。
 とにかく面白くてかわゆくて萌える…!
 この作家さんらしい(気がする)へらへら優しいようでいて結構な自分勝手でぐいぐい押してくる攻めが萌えるし、受けもうぶかわいい。二人ともなぜか「リリィ」「マレーネ」と女性名で呼び合ってるのが斬新でかわいい。続きが早く読みたい。

2019年02月09日

砂糖須釜『ブルゴーニュの王子様』

 kindle Ultimated。
 カフェでのカップル二組。

寿たらこ『SEX PISTOLS』10

 久々の新刊!
 蛇✕狸の続きと鰐✕熊!
 蛇狸の話は少々分かりづらかったけど、マキヲの中身が…というのはなんとなく納得…テンション全然違うときあるものね…。今後の本筋の話にもつながっていきそうなのと、いきなり国政とのりりんが普通にしているから時系列がよくわからないのとで、先が気になる。でもとにかく素直になった蛇がいい!
 鰐熊はネットで読んでいたけどいいよね!王道なSEXPISTOLSという感じですごくいい。

沙野風結子『処女執事 ~The virgin-butler~』

 購入したマスターに仕えるためのアンドロイドみたいな執事が裏世界で販売されている世界の話なのだが、執事じゃなくてもいいのでは…たんなるアンドロイドみたいな存在(執事としても購入可)ってだけでいいのでは…という疑問が残る(笑。他の用途で購入されているし…。攻めと受けの関係は意外だった。

2019年02月16日

いおかいつき『飴と鞭も恋のうち』

 男らしい先輩警官を、クールっぽい後輩とちゃらい後輩が狙う三角関係の話。さほど萌えや広がりがなくいまひとつだった。

私屋カヲル『鳶に蝙蝠』

 大工さんと美人吸血鬼。受けを吸血鬼にした男は別として二人も周りの人も基本いい人ばかりなせいか、話がすんなり通り過ぎて少々盛り上がりにかけてしまった印象。

2019年02月17日

沙野風結子『帝は獣王に降嫁する』

 Kindle Ultimated。
 ファンタジー、わりとよくある(?)野蛮げな敵国に楚々とした王様が人質に出向く話…という設定がわりとよくあるというのも面白い(笑。なんだろう、人身御供ものというか…。
 よくある感じではあるけれど、面白かった。受けの国が和風。

J・L・ラングレー『狼を狩る法則』

 Kindle Ultimated。
 いわゆる海外BLとかM/Mというものを初めて読んだと思うのだけれど、面白すぎ、かわゆすぎで一気にハマってしまった。この文庫を書店で見た覚えがない(BL小説は漫画ほどはきちんとチェックしていなかったせいかもしれない)ので、今まで知らなかったのが残念。

 シリーズとしては人狼もので、この巻はネイティブアメリカン獣医(ノンケ)とブロンドブルーアイズのかわゆい系大学教授(ゲイ)が運命の「メイト」として出会ってしまって、というお話。
 少々エロ描写が多すぎるのと、リバがあるのが好き嫌いがわかれるところだと思うけれど、あと展開も少々安易なところもある(チェイのお母さんとか)けれどもそれを差し引いても面白いしおすすめ。
 チェイは出会いの場面はもうちょっとうまくやろうよーと思ったけど、その後は忍耐強くいい奴。キートンは名前がちょっとかわいくない(キートン山田のイメージのせいか、笑)し強情、頑固でかんしゃく玉(後に家族からも締め殺してやりたいとか言われるくらいに、笑)だけど、憎めないしかわいい。名前がかわいくないこともあり、チェイが「(リトル)ビット」と呼ぶのは非常にかわいい。
 挿絵も麻々原絵里依でうれしい。コミカライズが連載中だそうでそちらもすっごい楽しみ。

2019年02月18日

鯛野ニッケ『その世のどこか、地図にない国』

 Kindle Ultimated。
 ファンタジー。視点人物が第三者なので少々勝手が違うかも。萌えにくいし。

筋『君と恋に落ちてなければ』

 Kindle Ultimated。
 社内監査✕社食料理人。ちょっと異色な舞台設定かも。面白かった。

筋『あまえるケダモノ』

 Kindle Ultimated。
 裏の顔ありな天才高校生✕講師のふりして調査に来た官僚…って、正直あんまり面白そうでも萌えそうでもないあらすじながら、意外なほど面白かった(笑。

筋『スタンバイ・キス 俺の専属シークレット××』1、2

 

 Kindle Ultimated。
 かつていじめてた相手に護衛してもらって…という痛めな設定だけれど、そこはあまり気にならずに読める流れだしおもしろかった。

2019年02月19日

筋『花に埋もれて』

 Kindle Ultimated。
 短編集。高校生がバーで働いているのが気になってしまった以外は大体面白かった。

2019年02月20日

若林稔弥『幸せカナコの殺し屋生活』

 Kindle Ultimated。
 ブラック企業から殺し屋に転職する話。殺し屋の話なのに気軽に読めて面白い。

2019年02月22日

TØP。

 なんかここしばらくtwenty one pilotsがすごく好きになってしまってずっと聴いてます。
 最初は"blurry face"を半永久的に掛けっぱなしにしていて、他のアルバムはあんまり合わないかな…とか思っていたのに今は"vessel"ばかり聴いています。

 "blurry face"は素晴らしすぎて、やっぱりふつうにこれから入ったのでstressed outは勿論好きなんですけど、heavy durty soulがPVも素晴らしくて曲もすごい好き。for meeeee, for meeeee, uh!みたいなところとか、車燃やすところとか、カッコよくって且つちょっと古くも思える演出をきちんとやってくれるところが好きです。
 なぜかハングルで始まりpvはチャイナタウンという理不尽なtear in my heartも好き。the judgeも好き。

 "vessel"はode to sleepでオルタナだね!と入り、holding on to youとかguns for handsはやっぱりいいし、fake you outのキャッチーなメロディに超孤独で自分しかいない感じの歌詞とかも好きです。

 全部が全部ではないけれど、メロディアスで恋愛の歌が少なく歌詞が暗い・オルタナロックで、人数が揃っていない(スリーピースバンドという言葉はいちおうあるが、二人って!)というところはピロウズと少し似ているかもしれない。ドラムとボーカルだけってなんかすごいなあと最初は思ったけど、あのようなタイラー・ジョセフと二人だけという条件なら、ドラムス以外ありえないような気もしてくる。B'zみたいにギタリストと二人、とかはタイラーの場合ないのではないかと。ジョシュはいい人っぽいし(笑。変な意味ではなく、末永く二人で続けてほしい。
 そんなわけでまだしばらく聴きまくりそうです。

天城れの『ラブ・セッター』

 Kindle Ultimated。
 少々薄めかも。

天城れの『青春男子手芸クラブ』

 Kindle Ultimated。
 これは以前読んだような気もするけれど判然としない。一曲というか一芸のある手芸部の面々が大好きな部長さん、な話。軽めだが面白い。

天城れの『懸想の病』

 Kindle Ultimated。
 同性に恋するのが病気認定されてしまった世界。
 これはいまいち面白くなかった。

2019年02月23日

宮城とおこ『G線上の猫』

 Kindle Ultimated。
 続きものだったのか…。
 バイオリニストの高校生と、先輩と大学生と。どちらとくっつくのか気になる。大学生がいいなあ。

2019年02月25日

鈴木あみ『Heimat Rose』1~4

 核心は避けてますがネタバレ気味です。

   

 もうとにかく面白く、はらはらさせられ、楽しめた。
 なんでこれ今まで読んでなかったんだろうというのと、今更でも読んで良かったというのとだけど、それもこれも2巻までKindle Ultimatedに入れてくれたアマゾンのおかげですよ。読み始める前は3巻以降は購入か~とか思ってたけど、2巻読んでる途中にそれはもうどうでもよくなりとにかく読みたい!読めればいい!状態になった(笑。

 この作家さん遊郭のイメージしかなくて今まで読んだことなかった(遊郭が苦手なわけではなく、遊郭物って数が多くてどれから読んだらいいのか…という感じであんまり読んでないだけです)のだけれど、はいまーとろーぜのタイトルだけは何度か見掛けて気になっていて、でもなんでみんな平仮名で書くんだろうと思ってたら最初のタイトルがそのまま『はいまーとろーぜ』だったのね。なんで平仮名だったんだろう。

 ふつーに面白いんだけど、それだけでは終わらない感じでもある。
 この作品が作者がおいくつの時に書かれたのかはわからないけれど、時々ある、作者の若さとかの理由で相当無茶な展開をしていて&それがものすごい魅力ともなっている&かつ、なんとかまとまっているお話、である気がした。高河ゆんのアーシアンとかこのタイプだと思っている(源氏は終わっていないのでこれにあたらない)。

 なにしろ、受けは拷問にかけられ半死半生で容貌も回復不可能なんじゃと思うほどにめちゃくちゃになるわ、攻めを手ひどく裏切るわだし、攻めも負けていなくて受けをギロチンにかけるわ、腐乱死体を抱きしめて号泣するわ、ロベスピエール並の独裁者になるわ、もう無茶苦茶(笑。木原音瀬だってここまでしないだろうというくらいだ。
 チュールがレイを裏切るのも、レイがチュールをギロチンにかけるのも、BLとしてというか恋愛物語として相当なので、レイがチュールを、チュールがレイを許せるのか、許すとしたらどういう流れで、というのがすごく興味深かった。その意味で、裏切りの理由と許せなさの理由がちょっとブレぎみなのは少々残念、レイに後悔させたくないからと、ギロチンのことよりも会いに来なかったからというのでまとめてしまってよかった気がする。

 あと、伏線がすごい。チュールがピアノを習うことがフェル関連や教会へつながったり、死の連鎖(オーエンの死→俺が死んだほうがよかったのかよ→その怒りはギロチンへの伏線へ、ギロチンでのチュールの死→死の取り返しのつかなさ→フェルについてのチュールの言葉をレイが納得)とか、すごくまっとうかつ緻密に構成されてる感じがした。
 とはいえ、一番すごかったのはソーセージが伏線になる、しかもすっごいいい場面でってことだけど(笑。

 レイがチュールを失っての砦の場面がものすごいツボ(絶望的で幸せな状況)で大好き。静謐でせつなく美しい。
 最後のあたりはチュールが逃げすぎでちょっとイライラした(笑、もういいじゃん!って。あの逃げまくりは、レイの身分を変えるためには必要かなという気もするし、レイがああならないと話の座りが悪いので仕方ない気はするけど。

2019年02月28日

日ノ原巡『セラピーゲーム』上・下

 

 ノンケをおとすゲイの話。
 弟が主人公の前作があるらしい。
 絵がとてもきれいだけど、お話はいまいちだったのでもったいない感じがした。

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