「眼鏡人伝」その4
マヨイガプレゼンツ、
おお振り×フジミ×医龍、そして中島敦。
「眼鏡人伝」その4
情熱的に抱擁しあいながらも、花井君が攻めか受けかは知らないけれど、メガネ同士っていうのはやっぱりマズイだろう、と思った守村は、花井に新たなターゲットをあたえてその気を転ずるのがいいと考えた。彼はこのメガネの弟子に向って言った。
「もう、僕が伝えられることはみんな伝えたよ。君がもしこれ以上この道を極めたいと望むなら、神奈川の方にある明真大学付属病院を訪ねなさい。
そこには小池徹平伊集院登先生と言って、二次元から三次元を股に掛けた斯道(しどう)の大家がおられるはずだよ。先生のメガネに比べれば、僕たちのメガネなんてほとんどただの視力矯正器具みたいなものなんだ。君が師と頼むべきは、今は伊集院先生の外にいらっしゃるまい」と。
花井はすぐに明真に向って旅立つ。その人の前に出ては我々のメガネなどただの視力矯正器具だと言った師の言葉が、彼の自尊心にこたえた。もしそれが本当だとすれば、天下第一のステキメガネを目指す彼の望みも、まだまだ前途程遠い訳である。己がメガネがただの視力矯正器具どうか、とにもかくにも早くその人に会ってメガネを比べたいとあせりつつ、彼はひたすらに道を急ぐ。脇目もふらずに歩きぶつかった人をトリコにし、JRに乗って川を渡って、一月の後に彼はようやく目指す明真大学病院に辿りつく。
気負い立つ花井を迎えたのは、すべすべの白い肌をもった、しかし酷く背の小さい研修医である。年齢は二十台半ばだろう。体格が華奢なせいもあって、白衣はぶかぶかで袖は手首よりも長い。
コメント
~待ってましたッ!!(客席)
……たびたびすみません。。。
背、小さいんでしたね…。そういう意味でも、わたしの萌認識地図に地盤変動をもたらしたキャラです。
でも守村さんが大きいのもイイと思うけど!(笑
投稿者: マリィ | 2007年01月16日 21:05
>マリィさん
待っていてくださって感謝です!
ほんといつもお付き合いくださってありがとうございます!マリィさんだけが頼り(?)です!(笑
>背、小さいんでしたね…。そういう意味でも、わたしの萌認識地図に地盤変動をもたらしたキャラです。
>でも守村さんが大きいのもイイと思うけど!(笑
一言一句、まるっと同意です…!(笑
投稿者: クロエ | 2007年01月16日 21:33