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2005年04月01日

ふさ十次『辣腕社長の昼と夜』

 ふさ十次二冊目。いまいちだったなぁ。短編集で物足りないのと、なにか根本的にちょっと性格の悪い人とかぶっ飛んでる人とかがちょっと怖かった。というか、そういう怖い部分が看過されてるというか、相方が見逃しちゃってたり赦しちゃってたりするのが、おいおいいいんかよ、と思ってしまった。

2005年04月03日

ねこ田米蔵『神様の腕の中』2

 半分くらい読んだことがあるお話だった。もっと時間がたってから買えばよかった。
 未読だったランスロット(この名前は流石にどうよ、と思ったが、まぁ名前の話は今更か…)の話がびみょーにツボだがしかしびみょーにハズしている気がして仕方がない。ご主人様とダメっこ召使、蝶直球ながら、なぜに舞台は学校内ですか。そりゃいじめも発生するよ。展開もなにか一味たりない。ランスロットの気持ちの揺れ動きなんかは結構面白く読んだんだけれど。でもなにか物足りないんだよね。なんだろう。
 そしてどうやら、マリウスは二度と出てこなさそうだし、エミリオはやはり神父不在の間に浮気しているようなので、今後はこのシリーズは一歩引いて読むことにしようと思った…(涙。

2005年04月04日

DefTech「my way」、「歌」

 ところで、昨日遂に(遂に?)中国人と間違えられました。しかも中国人(推定)に。素で。

 ラジオを聴いていてこれは?と思った歌を歌詞でぐぐったら、これがうわさのDefTechだった。成る程成る程。「地に足付け 頭雲抜け 進む前に前に前に 手をつなげば怖くないから そこまでお前は弱くないから でもいつまでも そばにいないから」、my way my love、じゃなかった、「my way」、CMでも使用されているらしいですね。こういうなんだか応援ソングな歌詞を持った歌って、どうもやはり耳につくような気がするし、強いよなぁと思う。流行るのも納得(なんだかあんまり褒めてないですね、すみません、わたしが子どもなだけです。
 しかしこういう「あ」と思った歌をとりあえず入手、はしないようになったのはぼくが大人になったからなのか、情報はネットがあれば半永久的に手に入ると思える気安さのせいなのか。以前だったら、こういう出会いをした歌は、忘れてしまったり手に入らなくなったりすることが怖いので、大抵速攻で購入していたものだった。ヒートウェイヴのオリオンへの道とか、神森徹也のレミレミとか、スピッツのスパイダーとか、ミスチルのリプレイとか、みんなそう(ミスチルとかスピッツも当時は今よりは有名ではなかったから。なんだか最近世界が狭くなったような気がする。

 中村一義はついつい金字塔やERAばかりが目だってしまうけれど、太陽は時々聴くと頭をぶん殴られたかのよーな衝撃を受けるなと思った(あ、また100sを素通りしてしまった。というのも、iTUNEで偶然にもなぜか太陽を逆順で聞いていて、「いつも二人で」から「歌」までをその逆順で通して聞いたらかなり衝撃的だった。その後「歌」から「いつも二人で」という順序で聞いてみたら、やはりいつものようにベタだな、という印象だった。なんでだろか。太陽をお持ちの方はぜひ『裏返して』聞いてみて欲しい。
 太陽は金字塔と比較して歌詞のツメの甘さが、ERAと比較してメロディの完成度の甘さがひっかかるんだけれど、むしろそれが持ち味でもある。「歌」の「優雅なんて、性じゃない? 必死こいて、死んでたいの? もう、誰がどう出るか知らないなぁ。 まぁ、今日は晴れたんであって。 さぁ、行こう、見ようよ。ラララ~♪」なんてライトさとシリアスな曲調とのギャップが太陽ぽいのかもしれない。

2005年04月05日

ふさ十次『お前しかいらない』

 刑事のキャラがよくわからん。カメラマンの反応や思考回路は乙女でいじっぱりでもやもやする。しかしなんというか、まぁオーソドックスなBLかも。正直あまり印象に残らなかった。

2005年04月06日

不破慎理『パーフェクトワールド』1~3

 一巻は以前読んでいたのだけれど、続刊をやっと入手。
 …一巻が一番面白かった(笑。何がよいって堺のアンバランスさが面白かったので、田村とくっついてしまったその後は余談ぽくなってしまたように感じたし、それが二巻分もつづくのでちょっとだれぎみ。娘の話や重藤とかの話もあるし、工夫されてはいるのだけれど、面白いと思って読んでいた部分が減少したことでやはりややがっかりめだった。でも全体としては悪くなかった。
 それにしても、不破慎理は正直あまり絵がうまいほうではないと思うのだけれど、時々仰天する程色っぽいコマがあるよなぁと思う。特に堺(眼鏡に長めの髪が、ちょっと飼育係リカに似ているせいもあるかも。

2005年04月07日

小畑健・大場つぐみ『DEATH NOTE』6

 もう、新しい回や新刊を読むたびに、本当にそのたびに、この漫画こんなに面白かったっけ!と本気で自問してますよ。お安い幸せな人間だなぁわたしは(笑。まぁとにかく、メロメロなのです。
 それはさておき、とりあえず読み終わるのに通常のコミックスの五倍の時間がかかったことにまず仰天した。ネームが多いせいもあるんだけど、あぁ線が走ってても、こんな雑に線引いても美しいんだなぁ、とかかなり楽しんだなぁ…(笑。
 展開に関しては、今回はかなりアラの多い巻だったんだけど(過去最高かもしれない)まぁいいや!(笑。すみませんね、批評以前どころか感想以前の段階ですね、以前、それもかなり前。

2005年04月08日

越智千文『Breath』4

 今日は久々に本と漫画を二ケタ冊買って蝶至福。その質量だけでもう、うれしくなってしまう。

 なんだ当初のか勢いは薄れてしまったもののお約束感は残っているというちょっと微妙な印象。というかわたしが飽きてきたのかもしれない…。うーん、長々続いているわりにはあまり目当たらしい展開とかがなかったこと、とくに二人が和解しはじめてからがありきたりだったことが残念な部分かな。あと1冊で終わりだそうだ。
 ところで、越智さんの次の連載は松井なのか…あのシリーズあんまり好きじゃないんだよな。

2005年04月10日

浅田弘幸「蓮華」

 高校生の時に惚れ込んでいた浅田弘幸の『蓮華』の読みきりが月ジャンに掲載されていて、雑誌表紙の蓮華を見た瞬間鳥肌しました。
 内容的にはわたしが年をくったせいもあり、あのときほどの衝撃は受けなかったけれど、もう続編はないだろなと思っていたので、「蓮華」の短編のためだけに『Crazy Kouzu BC』まで購入していたわたしとしては新作が読めただけでとてもうれしい。やはり絵も構図もダンチガイに上手くなってるし。蓮華の右手の書き込みなど非常によくなってる。
 以下、参考リンク。



2005年04月11日

九州男児『課長の恋』2

 課長、ついに二冊目かぁ…。一巻の表紙には、コレ普通の漫画の平積みと並べていいんかよ、とかなりギョッとしたものだけれど、今回は同じ形式で描かれていたのでさほど意識せずとりあえず買うてみた。…帰宅してからじっくりまじまじと表紙を見直して仰天した。こ、これでいいのかほんとに。なんかもう↑のサムネイルの段階からヤバげだ。いいのか九州男児。いいのかビブロス。つーか誰かどこかの段階で止めろよ(笑。

 まぁそれはいいとして、予想をはるかに上回る勢いでママ×要先生が出張っていたのでうれしい誤算だったというか、とにかくその点はよかった(笑。ただ、分量が多かったのはいいんだけどなにか物足りないなぁという感じがあった。例えばママが要先生に話しかけるときは、女言葉なのか丁寧語なのかは統一したほうがよかったんではと。そういうちょっと半端だなぁという印象はママ達以外についてもあって、全体的にどんどん増殖するこの世界があんまり計算されずに広がっていってしまった感じがして、ちょっと不安定だったり過不足があったりするような印象が残った。

2005年04月19日

ふさ十次『みつめるまなざし』

 全冊書き下ろしってやっぱ大変そうだと思った。というか、ちょっと荒くないか…絵も内容も…。なんだかなあなあで終わってしまった印象。しかもちょっと暗いというか救いがないような終わり方。人死にが出て女性の血縁者がからんだ時点で救いがないんだが。んなハードな設定にする以上、なんとかしてほしかったところ。

2005年04月24日

コミックランキング更新。

 デスノはコミックスのほうでの評価。第二部は…、あの、メ、メロニアは…。…。や、まだ始まったはかりだからね…。
 で、フジミですよ!原作もよかったけど、後藤星の漫画もよかった。テンポの良さがすばらしいし、愛も感じる。
 テレプシ、どんどん面白くなってきているので続きが気になって仕方がない。
 SBR、とりあえず再開がうれしい。しかし、あのアリマタヤのヨセフ云々という展開は当初からきまっていたのかどうか…もしかして路線変更だったのかなぁとも思う。
 ラブレス、ついてきてよかったとはまだ言わないでおく。今後の展開に蝶期待。
 タクミくんもまだまだ引力をゆるめてはくれないのだ。
 八雲百夜も絶賛期待中。
 蓮華はあまりの懐かしさに。
 お金、ねこ田さんはやはりなんだかだ言ってもあの平均値を持続しているのはステキなことだと思う。

2005年04月28日

CJMichalski『ホントの関係―Secret Connection』

 秘密の関係、ナイショの関係と続いたラーメン屋と組長ラブ完結編。
 いやはや、もう、やりすぎですよ(笑。突如組長の隠れ家がわけのわからん郊外にあってみたり、息子の男の恋人とはいえカタギさんにドスをぶち込む先代だの、それを身を挺してとめる組長だの、竜と龍の組同士のやり取りもありえんイージーさで、脱力しつつ楽しんだ。まぁCJさんだし。このシリーズ自体、CJさんの中でもベタ度がかなり高かったし。
 あと前から思っていたのだが、カケルちゃんのつくっているラーメンがどうもおいしそうに見えなくて(笑、そりゃ借金も背負うわなぁと思っていたら、とってつけたよーに「ここのラーメンおいしーのよねー」なんて女性客の描写があり笑った。

2005年04月30日

中村春菊『純情ロマンチカ』5

「だってオフロにライオンがいない!!」

 久々に(失礼)本編ロマンチカが面白かったのでよかった。いまだになぜ美咲がウサギさんを好きなのかが納得できないけれど。好意までは理解できるけど美咲のそれは恋愛なのか…といつも思う。あと、ウサギさんの兄が出てきてわかりやすい展開になりそうだけど、むしろ王道でお願い。ワクワク。
 テロリストはなんというか痛いなぁ…つまらなくはないけど特に面白くもない。こっちでは上條が面白いのが面白いけど。
 エゴイストの短編は掲載がこないだ出したばかりの付録なんだから、収録早すぎると思うんだが…。なんというか、シエル編集部は純情シリーズのコンテンツパワーを過信しているような気がするんだが、でも実際売れているらしいし仕方がないんだろうか。

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