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『昭和初期(風味)祠堂学院シリーズ』前書




 パラレルワールドというか、もはやハイパードリームワールドです。
 託生至上主義のもとに再構成した、超ご都合主義世界(さっちゃんがピヤニストになってたり、します…)です。
 わたしの知識の限界もありますが、時代考証も超ご都合主義です(だって祠堂で賄い征伐とか、ありえないもの…。

 あと、祠堂は音楽関係に力を入れているということで、託生の担任のヴィオロンの先生がいて、名を守村悠季…なんてね、ハハハ…(すみません…ッ!




設定:
 昭和初年頃の祠堂学院。
 この頃の祠堂学院は、主に華族の子弟を対象とした高等教育のための学校。
 外国語は英独語が必修、音楽科もあり、別に大学部も持つ。
 目付役などの随伴可。




登場人物設定:(設定だけの人もいます)
 葉山託生…没落華族(祖父が伯爵位。ヴィオロンの才能を見込まれて特待生として入学。勘違い貴族や成金の子息どもの嫌がらせにめげない頑張りやさん。
 崎義一…扶桑財閥の御曹司。仏蘭西系の混血で、宮家の血もひいているという噂。人気・実力ともに祠堂随一。祠堂で初対面の託生に一目惚れのメロメロ。
 井上佐智…井上財閥の御曹司。ピヤノの名手。義一の幼馴染。託生と一番仲がよく、かわいい顔してお兄さん気質。
 赤池章三…父は帝大教授。曲がったことが大嫌いで、いつも毅然としている託生を気に入ってるらしい。
 三洲新…父は陸軍大将。寮長。皮肉屋だが、託生にだけは妙に親切。
 高林泉…父は貿易商。託生をしばしばいじめてくるが、陰険なことはしないタチ。
 野沢政貴…父は雅楽家。託生と同じく音楽科で、セロを弾いている。
 葉山尚人…託生の兄。軽井沢のサナトリウムで療養中。
 島岡…崎家の執事の息子。義一の傍仕え。
 大木…佐智のピヤノ教師兼目付役。
 柴田…元赤池家の書生で帝大文科出身。章三の目付役。
 真行寺…三洲の下僕。
 吉沢…元高林家の書生。泉の目付役。
 駒沢…元野沢家の丁稚。野沢の傍仕え。
 守村悠季…音楽科の教諭。新潟の平民の出。
 桐ノ院圭…音楽科の客員教諭。実家は銀行家で、父は貴族院議員。

 (追加キャラ募集中、です。







春の雪
(崎義一×葉山託生)
三月に行われる音楽堂落成記念演奏会で、
音楽科のヴィオロン奏者葉山託生は、
同じくピヤノ奏者の井上との協奏を披露することになっている。
学院一の有名人で託生に好意をよせている崎義一、
副寮長の赤池章三らが見守る中、
嫉妬から繰返されるいやがらせにも負けずに
託生はヴィオロンの練習に打ち込んでいた。


幕間 一
(桐ノ院圭×守村悠季)
託生の指導教諭である守村はバイオリニストだ。
同僚である桐ノ院とは、あまり仲がよくないらしいのだが……


ソナチネ
(赤池章三+井上佐智)
佐智は「天使(エンゲル)のピヤニスト」と呼ばれており、
その名声は、国内では既に確固たるものとなってきている。
だが佐智は、ここのところの親友・託生の変化に
やや情緒不安定気味になっていた。
そんな折に赤池章三と親しくなった佐智だったが……


幕間 二
(井上佐智+葉山託生)
託生が転入して、初めての夏季休暇が近づいていた。











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