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[ 音楽/ピロウズ ]

『GOOD DREAMS』

 どうにもしっくりこない。
 その原因のひとつには、多分これまでの曲とかぶる印象の曲が多いからで。「その未来は今」のイントロが「LAST DINOSAUR」だったり、「天使みたいにキミは立ってた」が「この世の果てまで」とリズムや雰囲気が似てたり、「オレンジフィルムガーデン」がなぜか「back seat dog」を思いだすとか(これはいいがかり?)、「RosyHead」のAメロ冒頭が「インスタントミュージック」の同じ箇所の音と似ていることとか、なぜかそういうふうに聞こえてしまう曲が多く感じる。
 それと、どうにもアルバム全体の雰囲気が見えてこない。悪い意味で「スピッツのような穏やかな」時間が流れていくかんじ(わたしはスピッツは好きです。
 あと、トモフスキーはあんまり好きではない。このアルバムには合ってる気もするけど(なんか『RUNNERS HIGH』のMAYA MAXXのときと全く同じ感想なんだけれど、笑。
 わたしは過渡期なのだとか通過点なのだとかいう言葉は、それ単体では絶対に肯定的な評価として用いたくないので、この印象のままであれば『GOOD DREAMS』はわたしにとってはイマイチなアルバムと言わざるを得ない。でもくどいようだけど、ピロウズの新譜が聞き始めはしっくりこないのはわりといつものことなので。既に数十回は聴いたので、もう少ししたらまた聴いてみようと思う。

 #1「Xavier」…タイトルの意味がわからない。ピロウズオフィサイトによると歌詞カードに間違いがあるそうで、「became」ではなく「because」って…、全然ちがうよ!まぁでも、いつもどおりのはじまりの一曲、英詞の曲なので問答無用に好きになっちゃう(笑。
 #2「Walkin' On The Spiral」…いいね。気持ちいいね。青空って感じだね。ライブでは背景は白ってイメージだったんだけど、青空もアリだなって思った。
 #3「その未来は今」…聞き飽きた(笑。って言ってしまうってことは、あんまり好きではないのかも。「待ってるだけじゃつまらなくて僕らは走ってる」のとことか割と好きだけど。音が。
 #4「天使みたいにキミは立ってた」…あんまり好きではないかな。なんだか『TURN BACK』を思いだす。だから好きでないというわけではないのだけれど。
 #5「オレンジフィルムガーデン」…タイトルの単語がまんまサビに出てきてしまうのって個人的にはあまり好きではないのだけれど、サビの「オレンジフィルムガーデン、キミと隠れたい」はなかなかいいフレーズだと思う。その前の「あせる僕をからかって上手く話せない」も、音がいいなと最初に思ったんだけど、音への言葉の乗り具合もいい。「ない」の部分で最高音がくるような。「パトリシア」の「躓いてもまた大笑い」の音と言葉との相性に似ている気がする(しかし非道い印象批評だなこれは)
 #6「フロンティアーズ」…そこそこ好き。
 #7「ローファイボーイ, ファイターガール」…聴いているとどうにも鬱々としてきてしまう。
 #8「New Year's Eve」…地味だ。
 #9「Bad Dreams」…正直タイトルだけ見て、「Smile」みたいな曲だったらどうしようと思ってた。なので、冒頭の「あお~ん…」というサウンドエフェクトを聴いて和んでしまった。結構好き。『ペナルティーライフ』っぽいね雰囲気的に。
#10「Good Dreams」…試聴でも思ったけど、サビが異様にメジャー街道。正直、ミスチルっぽいと思う。嫌いではないけど違和感がある。だって、その割にAメロが落ち着いた大人のポップス(笑。サビ以外はいろいろ新しい要素も多い気がするし、そのうち大好きになれそうな曲。
 #11「Rosy Head」…上記したAメロ冒頭をのぞけばかなり評価したい曲。つか、いつもどおりの締めの一曲なので問答無用に好きになっちゃうんだけど(ん?デシャヴ。

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コメント

ゆずさんが腐女子だったなんて・・・

ええと、どうしよう、…すみません(笑。
自分では節度をもった腐女子のつもりですので、どうかお気になさらないで頂けるとうれしいのですが…。

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