貴志祐介『狐火の家』
防犯探偵シリーズ。
探偵も弁護士もギャグっぽさが強くなってきたような(笑。
« 2017年10月 | メイン | 2017年12月 »
防犯探偵シリーズ。
探偵も弁護士もギャグっぽさが強くなってきたような(笑。
防犯探偵シリーズ。
これで既刊は読了してしまった…また続きが出るといいなあ。
まさか私屋カヲルを再び読むことになるなんて、しかも自分で購入してまでなんて、そして何よりこんなところ(=BL)で再会するなんて、とさまざまな意味で驚いた。
もうすこし詳しく書くと、デビュー作の頃、友人が購入してたので借りて読んでいた…という程度の認識だった作家さんが、もうキャリアもかなり長くてらっしゃるのに、まさか今更BLを描かれるなんて、という、喜びもあるけど衝撃が大きすぎた(笑。
そして、その衝撃も吹き飛ばすくらい、内容がまたよかった。
わんこ系(?)インキュバス×生真面目奥手警官。…あれ、最近わんこ総攻めばかりのような?
絵もきれいだし、お話もベタでありつつ人外BL誌掲載や、作者の来歴などからくるのであろう部分がよいスパイスになっている感じ。
続編も楽しみ。
読む順番を間違えてしまった…あと、十角館を再読してからにしたほうがよかったなあ。でもまあしょうがない。ミスリードがうまい。
ミスリード等はよかったのだが、読後感が好みではない…。「そのキャラ」は意外に(あまり好感がもてそうなキャラではないのに)好感がもてるキャラだったので、残念。
いよいよ月。
設定がわかってくると少々興が冷める部分もなくはないのだが(やはり何もわからない中で月人があの姿でやってくる、というのは衝撃的だった)、でもいろいろわかってくるのもまた面白い。
フォスの性格がまるでかわってしまって、ますます感情移入できなくなってきた(笑。