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[ 二次/おお振り ]

『アフタヌーン』五月号

で、電話の着信音が…!(笑


 さて、久しぶりの感想です。
 西浦の敗戦が濃厚になってから、感想を書けなくなってしまったりしましたが、先月号でついに負けてしまいまして、予想してたこととはいえ悲しかったです。
 しかし先月号の段階では、その負けがどういう種類の負けなのか、どのように表象されていくのかがわからなかったので、まだどう受け止めたらいいのかがよくわからなかったのでした。

 田島花井が案外あっさりしてて、必死ではなかったとか言ってるので、ああそうだったんだ、と思いました。何というか、狭山戦は読者的には絶対勝ってほしい一戦だったというか、むしろどの試合も絶対勝って欲しいわけなんですが、彼らにとってはこれからまだまだつづく高校野球人生のまだほんのとっかかりなんだよなあ、と。読者は連載がどこまで続くのか、どういう濃度で書かれるのか、ぜんぜんわからないから、そういう意味では当事者であるにしうらーぜよりも、切実だったのだろうか。なんか違う気もするけど。
 しかし、必死ではなかったという言葉、すごく今のあたしの心にイタイ言葉です…!!!(だってそんなことないのに!
 あ、勿論、狭山というか、ロカがなんかキタナイので、そういう相手に負けるのはやだなあというのもありました。桐青みたいな王道校に接戦して負けるんだったら、納得したと思うんだけど。

 花井が詳しくしゃべっちゃうのを制止しようとする田島がいいです。やはり野球のことになると、すごく頭がまわるのだなあ、と(笑。野球してるときは強く賢く優しく、そうでないときはアホっこな田島さまが大好きです(笑
 武史が、ロカもしょせんたった二コ年上のコーチなのだ、と思えるとこがすごいよいです。高校生ってどんなこでも、ときどきこうして一歩上に抜け出せるときがある気がします。
 阿部が結構前向きなのでよかったです。狭山戦で、阿部の子どもっぽいとことかみてて、あと父とのやりとりとかもふくめて、久々に阿部に興味津々です。ってか、阿部かわいい(笑。ケガが妙に長引いたりしないといいなあ…。
 三橋は阿部のケガのことには注意をはらってるけど、またふたりで反省会(いや、ヤオイ的な意味では全然なく!ほんとうに!)とかして、その他のこともいろいろ考えて、ふたりともそれぞれに精神的に成長してほしいなあ。
 さいごのタジミハ、じゃなかった、田島が三橋に意味深なことをいってる場面にも興味津々です。あの言葉はまた田島さまの才気が炸裂してるような、三橋にとって意味のある含みがあるのかな。

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